【質問箱】一緒に起業するならどんな人?

質問箱企画第一弾です!
早速、こんな質問をいただきました。

「もしも、起業するとなったらどういった仲間と仕事したいですか?」

個人的に嬉しい質問です。
その人の価値観や思想は、その人が何かを選ぶ際により色濃く滲み出てくるものだと思っています。

このnoteで相談/質問を企画してみようと考えた理由のひとつに、自分を見つめ直したい、そういう思いがあります。(過程は色々あるのですが)
なので、個人的にはこういう質問嬉しいし、好物ですね。

とりあえず手短に回答だけ!
詳しいことはその下に!

【一緒にやりたい人3選】
①自分と真逆の武器を持つ人
②自分の右腕となる人
③組織の要となる人

さあいってみましょ〜

条件を設定してみました

とはいえ、起業家支援の企業でインターンを1年半していたものとして、起業についてはざっくりは知っています。
早い話、その事業形態やビジネスモデル、資本から参入市場によって人選は変わりますから、今回はより一般化して、「新しい何かを起こす上でどんな人とやりたいか」という質問に置き換えてみます。
その上で、考えやすい様にいくつかの条件を独断と偏見で設定してみました。

①上限は3人まで
何か新しいものを立ち上げる時、コアとなるメンバーは自分含め4人程度が理想、どれだけ多くても5人だと思っています。

立ち上げ初期は、意思決定に携わる人は間違いなく少ない方が良いです。間違いなく。
立ち上げ初期はベストな選択肢を考え抜いて選ぶ、というよりはトライアンドエラーを高速で繰り返した方が結果につながると思いますので。
(ひとつに、手持ちの武器や競合、市場の情報に疎かったりしますから。もうひとつに、長い目で見た時に失敗の経験という手触り感が自信と根拠に繋がりますから)

②僕のリーダーシップ像
自分のキャラが設定できていないと他も定まらないので、理想とすべきリーダー像をある程度定めます。
組織には色んなタイプのリーダー像があります。
やって背中で見せるタイプ、命令を手早く下していくトップダウンタイプ、皆を巻き込み引っ張るタイプ、皆で支えたくなる事で団結を生むタイプ等。

僕は多分今までの経験上から、「”背中で見せる”と”巻き込み引っ張る”の中間」ぐらいかなぁと思っています。
簡単に言うと、「前線に立って現場に立ちながら、大きい画を描いて皆を巻き込んでいき、最終の意思決定だけしていく」みたいなのが理想です。

なので基本的に細かいルール設定や運営、とかリサーチ、スケジューリングとかは確認とかちょっとの修正くらいで終えるのが理想です。

全員に共通する事柄として

最後にひとつだけなんですけど、「夢や理念、想いに一定共感してくれていること」です。
全員の根底に「この目標・夢を叶えよう」という想いがあるのはめちゃくちゃ大事です。人は共通敵の様なものによって結託し、チームとして力を発揮しますし、これがないとやっぱり永く上手くやっていけない。
特にコアメンバーは。

まぁ、というより「ノリが合う」「条件が合う」みたいなので人選ぶと事業やプロジェクトがコケる事が多いんですよね、離脱率も高いし、何かを起こすという時には失敗は付き物ですが、そういう時に「なにくそ」と思えるかはそういうところだったりします。

ってか、ぶっちゃけ、能力だけで人を選んでも面白くないと思うんですよね、僕は何かを立ち上げる時の最初のわちゃわちゃ感めちゃくちゃ好きで、あの青春っぽさを結構出したがってしまうので笑

という訳で前置きが長くなりましたが、「新しい何かを起こす上でどんな人とやりたいか」という質問、いってみましょう!

1人目:自分と真逆の武器を持つ人

これは、絶対に1人目です。
要は、緻密な思考、作業が得意で、泥臭い事が得意な人です。

僕の武器は大きい絵を描いて人を巻き込んだり、話をつけたり味方を作ったりとかです。
後、平均的に大体のことができる、とか。

逆に不得意なことは、緻密に戦略を練ったり泥臭くひとつずつやっていく、とかはめちゃ苦手です。(誰かと一緒なら結構頑張れる)
やることに意味とか意義を見出そうとしてしまうので、とりあえずやれ!でめちゃやれる人、それを継続できる人にはマジで勝てん。ほんまに凄いし羨ましい。

なので、そういう自分の足りないところ、苦手なところを補ってくれる人ですね〜。
てかまぁ、似たり寄ったりが集まって、発揮できる能力が大体似通ってるので仕事がバッティングしたり、足りていないところを放置しちゃってたりするのを避けたいから、というのもあります。

(補足に続く。文末。)

2人目:自分の右腕となる人

これはある程度自分と似通っている、そしてストッパーになってくれる人ですね。
自分より冷静で、ひとつ上の階層から見下ろしてくれる僕、言えばメタ的な自分って感じなので、自分より間違いなく賢くて優秀な人になるのかな、と思います。

似通っているというのは、得意領域がある程度似通っている、ある程度共通の行動をとる、話がめちゃくちゃ通じやすい、同じ世界観や価値観を共有している、とかになります。
これは、自分のキャパ超えそうかも、とか、「あそこしなきゃ、忘れてた」みたいな時に先回りして手を打ってくれそうとも言い換えれます。

そして、これもそれかそれ以上に大事なのが、「ちょっと焦りすぎ〜」「らしくないよ〜」みたいな事を言ってくれるのもそうですね。得てして人は時折視野や思考が狭まるものなので。(僕は特に)

組織を繁栄させよう、大きくしようという際には間違いなくこの人が必要だと思います。長い目で見た時には、3人の中で唯一代替不可な掛け替えのない存在かも。
漫画家とアシスタント兼編集者的な関係になるんですかね。
1人目の話で「僕は大きい画を描くのが得意」と言っていましたが、同じ世界観を持ちながらある程度の画の枠組みを作ってくれたり、一緒に進めながら調整をしてくれる人になりますね。

3人目:組織の要となる人

リスクヘッジが得意な人ですね。組織を絶対に死なせない、そして上手い感じの調整ができる人。

具体的に言うと、潜在的な問題を浮き彫りにさせて対応してくれたり、関係者との調整をやってくれたりです。
こういう人は多分どこいってもめちゃくちゃ重宝されます。
何人か思い浮かぶ人がいるんですけど、とってもリスクに敏感で、細かい調整までやってくれる人がいると、組織全体の完成度やアウトプットの質が底上げされるんですよ。めちゃくちゃ。
それがめちゃくちゃ助かる。
その存在のおかげで前線は安心してやってけたりもするんです。

また、こういうタイプの人は組織全体を歯車に見立てた時、潤滑油的な存在になってくれたりもします。
皆さん周りにいませんか?際立って優秀には見えないけど、あの人がいないとまじで困る、知らず知らずのうちにあの人には本当に助けられている、的な人!

取り組むテーマが決まってないので言葉にするのは難しいですが、イメージとしては”組織の陰の殿(しんがり)”的な感じになるんですかね...??
結果その組織が「色々やってみよう、挑戦してみよう、失敗しても最悪のケースにはならない大丈夫」の様な雰囲気になり、それは組織にとって追い風になり、良いものを運んできてくれます。

まとめ

【新しい何かを起こすなら、一緒にやりたい人3選】
①自分と真逆の武器を持つ人
→相互補完、相互作用で目標にごりごり近づけるから

②自分の右腕となる人
→展開をスムーズにしながら、脱線や迷走を防げるから

③組織の要となる人
→敗走を防ぎ、組織に自信と追い風を生んでくれるから

です。
皆さんはどうですか?何かを始める時、どんな人に声をかけますか?
どんな人がいれば成功のイメージが描けますか?
もしくは、あなたの勝ち筋にはどんなピースが必要ですか?

それが明確に思い浮かべるということは自分のことをよく知っているということ、そしてチームアップの経験が豊富だということです。

是非是非、皆さんも考えてみてください〜!!

おわり

<新しい質問はこちらへ!>
peing.net/ja/fujioshinya


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<補足>
基本的に、何かに取り組む時は強みで闘った方がいいと思います。
ちょい深掘ります。

夢中に努力は勝てない様に、自分の不得意、平均値辺のスキルを頑張っても、息を吐く様にそれができちゃう人には敵わない事の方が多いし、そういう人は組織に大体1人いれば良かったりします。

例えば、文化祭って絵が上手い人が重宝されるじゃないですか。
アレと同じで、仮に絵が下手な人が努力を積み重ねてある程度のものを仕上げてきても、上手い人からしたらものの30分で終わったりするんですよ。

スポーツやゲームをやってる人には伝わりやすいんと思うんですけど、やはりいかに勝ち筋に持っていくか、自分の展開に持ち込むか、みたいなのが勝負の分かれ目です。そして相手の弱点を突くことも同じく。

ここで、明確にしておきますが、努力をすること自体は僕は全肯定です。

何かをやり遂げた経験というのは得意不得意に関わらずそれは武器に、財産になるし、そもそもそういう目的達成とはかけ離れたところで好きはやっぱり最強だと思うし、最低限のレベルまでは求められることもあるし。
ただ、それは武器の話。これは闘い方の話

苦手を克服して身につけた武器をメインに闘いを組み立てるのは費用対効果が低いし、そもそももっと素晴らしい武器を持ってるんですよ。(当人が無自覚でも)

ドラクエで言うと、一応魔法使いも体技を覚えたり、戦士も魔法を使いますが、回復は僧侶に任せた方が、体技は武闘家に任せた方が良いじゃないですか。
魔法使いは魔法をぶっ放して、武闘家は体技でゴリ押しで削る、みたいな方がチームでやる上ではコスパ良いじゃないですか。そっちの方が当人もやる気でるし楽しいし!みたいな話!

そしてもう一つ、得意で戦えという話をしましたが、不得意が得意の足を引っ張って凡にする、というのは出来れば避けたいので、そこの噛み合わせがよくなる様に不得意を一定レベルまで引き上げる事も時折必要になるかもしれません。

皆さんも何かに困った時は、とりあえず自分の強みで闘ってください。
無理なら抱え込まず人に頼れば良い。そしてその人が困った時に助け合ってください。
あなたの職業は何ですか?あなたは何が得意ですか?
パッと思いつかないなら、無自覚で呼吸レベルで出来ちゃってるから自分で気づかないだけでは?その領域のトップと比べていませんか?
自分の強みは育ててあげるものです。
とりあえず、何が強みかを知ること。何が苦手かを知ること。
それが自分を知るということで、それは戦い方を知ると言うこと。

もし分かんないとか、なんかあったら相談のります!
テメェなんかに訊くかよ、みたいな人はストレングスファインダーというテストを受けてみてください。個人的に人生変わるレベルのテストです。

https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/253634/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0.aspx

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