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【質問箱】マウントと対人関係のモットー

お便りありがとうございます〜!
こんな質問をいただきました。

マウントを取ってくる友達を相手にしちゃいけないとわかりながらも気にしてしまって「負けた...」と気分が悪くなるサイクルから抜け出せません。
対人関係において自分のモットーとかありますか

質問者さんは、学生でしょうかね。それとも、社会人でしょうか。
いずれにせよ、生きていくと自然とマウントを取ってくる人と出会います。

この質問の話の大事なところは、多分この2つです。
「相手にしちゃいけないとわかりながらも気にしてしまって」
「負けた...と気分が悪くなる」

ひとつずつ一緒に考えていきましょう。

分かっているのに、気にしちゃう

これについてですが、結論、これは仕方ないです。
ある種、これはもう”反射”なのです。

例えば、熱いものに触れると手を避けてしまう。
臭いものに近づくと顔をしかめてしまう。

それと同じで、やはり攻撃的な態度(マウンティング)を取られると、自然と気にしてしまいます。
反射ですから。

これは、仕方ないものとして一旦置いておきましょう。

...と若干突き放した感じになるのは申し訳ないので、ちょっとだけ僕の話もします。
正直、僕もマウントされると嫌な気にはなります。
ただ、その後気にはならないです。

これは、「反射的に気が悪くなる」のと「その後気にする」というのを無意識に別の問題だと切り分けて考えているからだと思います。

前者、「反射的に気が悪くなる」は仕方ないです。
でも、僕が「その後気にならない」のは、マウントを取られた状態はその瞬間で終わっているからなんですね。

例えるなら、アレです。
文字通り、GPAや就職先や年収、恋人の有無や生活の充実度等、ステータス的なサムシングでマウントを取ってきたとしましょう。

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(画像でかすぎワロタ)

まあ、こんな感じですね。嫌な気分になります。
そこで、こうです。

画像2

そういうことです。(どういうこと?)
まあ要は、「お〜そうかそうか、マウントを取りながら自分の価値を確認してるんだね、ソウカソウカ、ヘェヘェ」というマインドになるのです。

とまぁふざけて書きましたが、ぶっちゃけ、ここでマウントを回避出来るのは僕の価値観や僕の論理と、そのマウントしてくる奴の価値観、論理が一致してないからなんですね。

多分ここで大事なのは、自分で自分の幸せをちゃんと定義している事だと思います。
割と身の回りには、ステータスで言うと割と強者な人がいっぱいいます。
でも、その中で本当に自分を幸せだと思えている人は、一握りだと思います。
そして、彼ら彼女らは自分の幸福で満たされていますから、マウントなんて取らなくても良いのです。
そして僕は、ステータスじゃ満たされなかったのです。だから、もっとモノや数字じゃない、心の豊かさや穏やかさを求める様になりました。

だから、質問者さんは、マウントを取られた時に、気にしちゃうのは反射なので一旦受け止めて、一歩引いて
「この人は何が満たされてないのだろう」
「この人は何でそれを追いかける様になったのだろう」
「何で自分は今嫌だと感じたのだろう」

と考えてみてください。
俯瞰して考えると、その時点であなたはもうマウントではなくその人の背景や自分に目が向いているはずですから、幾分かマシになるはずです。

まぁ、本当に幸福で満たされている奴は、マウントなんて絶対に取らないのです。
マウントは、満たされていない人が自分を強くみせようとする行為なのです。

「負けた...と気分が悪くなる」

次に、こちら。負けたと感じる。
これも、上と同じくです。
上で書いた事を簡単にまとめると、「そもそも勝負に乗らない」です。

負けも勝ちも、勝負じゃないと生まれない行為ですから。

仮に、もし仮に無理矢理、本当の意味で人間を幸せにおいて”勝ち組”か”負け組”かで分けたいなら。
本当の”勝ち組”とはそもそも勝ち負けを気にしてない人だと思います。

その人にとって、勝ちも負けも相手は自分の理想です。

そして、言い換えるなら本当の幸福を基準に考えるなら、マウントを取って他人の幸福を押しやって幸福を感じようとしてるなら、その時点でその人は負けてるんだと思いますよ。

僕のモットー

最後に、対人関係におけるモットーです。
正直、パッと出てこないです。
自分のモットーは割と沢山あるんですが、他人にはあまりないですね。

でも、1つだけ気を付けている事があります。
それは、”他者に対して、想像力を働かせること”です。

これは対人関係に限らず、例えば高速で危険な追い越しをされた時に、「もしかしたらウンコ漏れそうなのかも」「映画でよくある命の危機なのかも」「待ち合わせや会議に遅刻してるのかも」そう思うと、許せちゃうじゃないですか。

そんな感じで、例えば相手が自分にとても嫌な言葉を吐いた時。
誰かを傷つける様な発言をした時。

「この人は何故今そんな言い方をしたのだろう」
「何故そう考える様になったのだろう」

と考えるようにしています。
これは、先程の”気にする方向を変える”とは似て非なるものです。
”逃避”ではなく、”理解”しようとするのです。

例えば僕は中高時代、色んなところで問題を起こしていました。同時に、色んなリーダーのポジションをしていました。
周りからは「構ってちゃんだなぁ」「頑張り屋だなぁ」と思われてたでしょう。

こうなった背景を言語化すると、僕、親が離婚しているんですね。
そして、身の回りにあまり信じれる大人が居らず、それでも愛されたいものだから、友人や先生に見てもらえる様、意識を向けてもらえる様に色々やってたんだと思います。

そんな感じです。
マイナスな言葉を受けた時に、同情や共感ではなく、嫌な気持ちになるという事は理解が出来ていなから。

”何故その人はそう思ったのか”
”何故その人はそう思うに至ったのか”

想像を膨らませて下さい。
きっと貴方がその先に抱く感情は、ずっと優しいものになるでしょう。
口から出る言葉は、ずっと、気持ちの込もった言葉になるでしょう。

最後に

最後に、質問者さんがマウントに反応してしまう理由です。
多分、質問者さんは他者や自分の感情に敏感なのだと思います。
心に率直で、反応も素直ですから、ついつい乗っかってしまうのでしょう。

大丈夫、それはとても魅力的な感性だと思います。
それに、そんな素敵な心の持ち主ですから、相手の背景まで想像出来るはずです。

とかまぁ優しい事ばっか書いていますけど、ぶっちゃけマウント取られたらやっぱしウザいので、これでもいいと思います。

「お〜お〜ソウカソウカ、ヘェヘェ」 おわり

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