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14年前のパソコンの本で、学ぶこと

普段行く図書館に廃棄本が並んでいたので、「先生のためのパソコン基礎の基礎」という本を貰ってきた。

この本は、2000年に発行された、もう14年も前の本だ。

今となってはもう情報が「古すぎ」て逆に面白いが、一昔前のパソコンについての懐かしい記述が読みたくて貰ってきたのではない。

少し思うところがあったから、自分には全く必要のない、この本を手にしたのだ。

細けぇこたぁ いいんだよ

こんな機会でもなければ、パソコンの操作方法の基礎について解説している本なんて手に取らない。だって、「メールソフトの起動のしかた」とか「ブラウザのアドレスバーの『.com』を『.co.jp』にする方法」みたいな超初心者向けの記述しかないのだ、この本には。

自分がそのレベルのスキル(スキルというほどでもないしなぁ)を身につけたのは、パソコン教室に通って先生に教わったわけではなく、ほとんどの人がそうだと思うが、「いろいろやって試してみる」ことで出来るようになったはずだ。

だから、この本をさらっと見た時に、ステップバイステップで項目分けされていて、逆に「めんどくさいな」と感じた。

これと同じことを、自分が新しいことを学ぶときに、実はしてしまっているんじゃないかという自戒の意味もあって、あえてこの本を貰ってきたのだ。

つまり、壊れてしまうわけじゃないんだから、いろいろと試しながら学べばスキルは素早く習得できるのに、丁寧なテキストなり参考書なりを「イチから」順を追って勉強するのは、逆に無駄が多いのではないかということ。

テキストを読むより、問題を解く

だから、資格試験の勉強なんかでも同じかな、と思った。

テキストを真面目に読んで理解し、それから問題演習にチャレンジする、なんていう順番を追ってこなしていけば完璧主義者にはいいことなんだろうけれど、やっぱり「出来るだけ素早くモノにする」なら実際に試していく、いろいろと試行錯誤していくことが一番重要なんじゃないか

問題演習を中心に据えて、分からないところだけを解説をじっくり読んだり、テキストの関連する箇所を調べたり。

考えてみれば、パソコンだってとりあえず自分のやりたい目的のことをやって、分からないことが出てきたらGoogleなりで調べていけば事足りる。テキストなんか読みながらパソコンの操作を覚えていったら、とてつもない時間がかかることは容易に想像できる。

だから、自分にとっては全く必要のない本なのだけれど、14年前のパソコンの基礎の本を貰ってきた。

新しいことを学ぶときは、この本の存在を忘れないようにしよう。

そう思った。

以上


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