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さらば愛しのポプマス

アイドルマスター ポップリンクス(THE IDOLM@STER POPLINKS、以下ポプマス)の2022年7月21日をもってサービスが終了しました。
2021年1月21日にサービス開始をして1年半での終了という事に自分も驚きましたが、サービス開始日から1日も欠かさず毎日遊んできた自分が感じた疑問点・問題点・思い出などを徒然なるままに書いていきたいと思います。

早すぎるリリースへの疑問

2020年11月に行われた生配信にて、リリース時期は『2021年内』と発表されました。
こういうご時世ですしリリースは半年後ぐらいかな、と思っていたら2020年12月にβテスト、そして2021年1月にサービス開始と急ピッチでリリースされました。
βテストを遊んだ感じとしては
・ツム…
・輝のスキル(ステラハーモニクス)だけ異様に強く、今後スキル毎のバランス取りが気になる。
・スキマ時間に、数分遊ぶぐらいで楽しめそうならいいかも?
という感じでした。
1つ目はさておき、2・3つ目のポイントがリリース開始後にも大きな問題となってしまった訳ですが…。

スキルの問題?

ポプマス初の期間限定ガシャで実装されたチアフルスターライト。
「チアフルのせい」というフレーズで片付けられる程、ポプマスがサービス終了に繋がった一因としてよく言われています。
ただ個人的にはチアフルが強すぎる事より、限定ガシャで貰えるスキルの中には殆ど使えないレベルで弱いのものがあったというのも問題かなと思いました。

毎月3キャラ期間限定アイドルが登場するのですが、当たりのスキルを持つアイドルは1人いるかいないかぐらい。下手したら全員使えないという時も…。

期間限定イースター仕様の伊織。ツインエビフライはレアですが、スキルはとても使えない。

2021年の秋頃からようやく限定スキルの見直しが入ったようで、少しずつですが使える限定スキルも増えてきました(とはいえ全部アタリという事もなく…)。
とはいえ、ハイスコア狙うなら『チアフル金魚』と言われていたものが『セレブバレー』に変わっただけといえばそうですけれども。

チアフル金魚の編成。ちなみにこちらはVi特化の担当ユニット『ローブ・デコルテ』です。
セレブバレー編成。一番最初に作ったユニットの『182's』です。

よく言われていた「チアフル(金魚)のせい」というのは、ポプマスをまともに遊んでいない人が言っているだけだなとは以前より感じていました。少なくともセレブバレー登場以後も言っている人は…。
いずれにせよチアフル金魚もセレブバレーも『ハイスコアを狙う為のスキル構成』であり、下記の大きな問題となったイベントを進めていく際にはとても不向きなスキル構成なのです。

イベントが多すぎる問題

『スキマ時間に遊べるパズルゲーム』がコンセプトだったのに、ポプマスでは休み無くイベントを開催していました。
休み無くというのは言葉通りであり、複数のイベントを被せていくぐらい過密にイベントを続けていました。
アプリゲーに於いてイベントを途切れなく続ける事はとても大事な事ですが、『スキマ時間に遊べるパズルゲーム』というコンセプトがコンセプトだけに他のアイマスゲームでもよくある『アイマスのためにアイマスがやれない』という状態に陥ってしまいました。
特に時間をかなり使うイベントであるPOP Balloon Party!(通称・金の玉割り)とPOPLINKS TOUR DX!!(通称・すごろく)を繰り返す期間はそちらばかりに集中する為、サービス開始して数か月後からは『通常モードの、スキマ時間に遊ぶパズルゲーム』で遊ぶ機会がほぼ無くなってしまいました。

イベント周回用スキル編成の一例。
ユニット名は『うさうさえん』です。

縛りが多すぎた疑問点?

各アイドル毎に2つの属性を持っており、サービス開始当初は属性と同じスキルしか持てないという仕様となっていました。
個人的にはこれらの縛りがあった方が様々なアイドルを組み合わせてユニットを組み合わせるきっかけにはなっていたので、この縛りを失ったのもサービス終了が早まった理由ではないかと思っています。
恐らく自分がそう思っている以上に「自分の担当に色々なスキルを持たせたい」という声が多かったのでしょうが…。
(ジューンブライダル美希のスキルが『ブルーバード』なのに、千早に持たせられない!という際に急増した記憶もあります)
また1周年を期にユニットが解散せずアイドルの入れ替えが可能にもなりましたが、自分にとっては蛇足感があったので一度も使う事はありませんでした。

そもそも担当が来ない問題

割といいペースで新アイドルを追加していたように自分は感じますが、結局アイマスPは自分の担当が来ないと遊ばないものです。
まあ担当が来ても遊ばない、遊べないという問題を抱えたスタマスというゲームもありますけどね。(こちらの記事も参考に…)
ポプマスに関しては、自分の担当でもある伊織・きらり・凛は初期実装、幸子もかなり早い段階で実装していたのは遊び続けるモチベに繋がっていました。

★4でもらえるガシャチケット問題

各アイドルを限界突破するとレベルキャップが上がっていきます。
また報酬でサインなどのアイテムが手に入るのですが、★4に上げるとガシャチケットが1枚貰えます。
全アイドルに対しコレを繰り返すだけで相当な数のチケットが貯まる上に、ポプマスは元々無償石も貯まりやすいゲームではありました。
(アップしているスクショのアイドルもレベル75が多いのもそれが理由です)
それに気づいて以降は、特に課金する事もなくなってしまった辺りみ収益構造の大きなミスがあったようにも思います。
ただこの辺りに関しては、サービス開始当初から自分にはちょっと思っていた事もありました…。

ガシャが回らない、儲からない仕様から…という疑問?

ポプマス公式サイトの作りからしても「採算度外視で、データベースとして利用するツールなのかな?」と思う部分がありました。
実際にアイマス全体から他ブランドを知るのにパズルゲームというのは最適な材料ではありましたし、サービス開始当初は「他のアイドルを知れて良かった」という声も多かったのです。
実際自分もSideMやシャニマスのアイドルを知る良い機会ではありました(実際SideMアイドルのユニット起用率はかなり高かったです)。

充実した検索で、使い勝手も良かったのですが…。

まあ現実は採算度外視という事もなく、売上不振でサービス終了してしまった上に、ポプマスの公式サイトは消えてしまった訳ですけれども…。

ガシャが回らないのは、この手のゲームで珍しく『天井がない』というのも理由の一つでした(後々実装)
またいわゆる固有衣装ガシャ被りは『色違いがもらえる』というだけ、期間限定ガシャ被りだと衣装色違いも無し…という辺りもガシャが回らなかった理由と考えられます。


サービス終了発表時の思い出

2022年4月20日、公式よりサービス終了の発表がありました。
上記の通り様々な疑問点や問題点などもありまして半年も経たずして遊ばなくなってしまったP・そもそも遊ばないPも多かったですし、秋頃にはサービス終了もありそうだなぁと思いつつ、2021年12月の期間限定ガシャのメンツ(千早・楓・千雪)を見た瞬間に「これで盛り上がらなければ終わるかな」という予感と共に覚悟を決めました。

溜め込んだ石をつぎ込んで全部揃えました。楓さんがアタリの万能スキル。

他のアイドル系パズルゲームも短命(ポプマスより短い1年1ヵ月)で終わっていた事は知っていたので、正直ポプマスのサービス終了が決まった際も「やっぱり厳しいんだな」という感覚も結構強かったです。

ここからはポプマス最大の特徴でもあるデザイン面についてご紹介します。

突出したデザイン面

ポプマス最大の魅力は、デザインの良さにあったと思います。
特にキャラクター固有衣装に関しては評価が高く、自分も気に入ったデザインが多かったです。
500ページを超える冊子も発売されるとの事で、今から発売が楽しみです。

ただの色違いの衣装がもらえるだけ、とはいえ全然雰囲気が異なるものも結構ありました。

またユニット毎に作成できるジャケット機能も好評でした。
直感的に作りやすく、修正もしやすいので自分も様々なジャケットを作っていました。(こちらの記事にも作成したジャケットを掲示しています)

コンペでこちらのジャケットがノミネートされたのは良い思い出です。
それもあって、最後まで中心となった3タイトル越境ユニットになりました。
(あまりに適当な名前だったので、後に『カワイイボクとシーブリーズ』に改名)
思い入れのあるユニットジャケットを基に、サービス終了直前にアレンジを加えました。
コマ割毎に背景も設定できるので、こういったジャケットも作れます。
(セレブがテーマのユニット CELEBRATE NITE)

最後に

サービス終了は個人的に残念でしたが、「やっぱり男性アイドルを入れちゃいけなかったんだ」と一部のP(もしくは外部の人間)がイキっていたのはよくわかりません。
元々ポプマスのプレイヤーに女性Pが多く、特に後半SideMのアイドルを精力的に追加していたという状況など知らない人達なのでしょうが…。
そんな人達は気にせず、今後も新たな全ブランド越境ゲームが出てくる事を期待しています。

新しいアイマス越境ゲームが発表されても、このユニットで組めますように…。

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