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クレストプライムレジデンスの実際はどうなのよQ&A その1「完売まであと何十年かかるの?」

クレストプライムレジデンスについて、ネット上では

「完売まで何年、いやあと何十年かかるの?」

などと結構憶測による不安が多くて、もし検討されている方がいたら手を出しづらいと感じているかもしれません。

そこで実際に見て感じで調べて分かった範囲で、QA形式でまとめてみたいと思います。

Q: 完売まであと何十年かかるの?

A: 発売から6-7年で半分は売れた。このペースなら…だけど

確認したところ2015年から分譲が開始され、2021年12月現在では7つの街区を予定している中で、

竣工後数年経過した3つの街区→残り数%
竣工したばかりの街区→残り4割ほど
残り3つの街区→未完成/未着工

ちょうど販売の折り返し地点に到達しました。残りの棟の竣工時期は未定ですが5棟目は既に着工しているようです。

また大量の住戸が竣工済みのまま放置されているイメージを抱いていた方もいるかもしれませんが、このように違います。幕張ベイパークなどのように一街区ずつ順に建築して同時に販売していく方式です。実はタイミングによっては2年弱待ちの青田売りにすらなります。

ほとんどの住戸に関しては竣工後数年以内に捌く、というペースで、やや遅い方という位でしょうか。ただそれでも一部の住戸は長期にわたって残している点ではこのディべロッパーらしいですね

SUUMOを見てると、古い街区の好条件の部屋を時折出してるので、即入居や南向き/角部屋希望者などをターゲットとした意図的な側面も大きそうです。

全棟完成の時期についてですが、川崎市の小学校建設計画資料では以下のようにスケジュールを予測されているそうです。もしこの通りに行けば2025年度全棟竣工、2026-2028年あたりで概ね完売でしょうか。意図的に一部だけ残し続ける可能性も大きいとは思いますが。

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という訳で、真面目な話をすると完売まで40-50年かけるつもりは多分無いと思われます。順調にいけば最初の販売から15年もかからなさそうです。順調にいけば…

ただ不安要素も無いわけではありません。昨今の値上げペースが早すぎます。

最初の販売当時は割高感が話題になったそうですが、竣工効果と市況ほどは値上げをしない調整によって徐々に売れ行きが改善したように見えます。

2015年:坪215万→2018年:坪225万→2020年:坪250万

しかし2021年の夏ごろから急激に新築の値上げペースが上がってしまいます。

→2021年夏:坪270万→2021年秋:坪300万弱?

この周辺の中古相場は2020-2021年の間で大きく上がっている印象はない(上がっても+1割くらい)ので、再度相場と乖離しているように見えます。

市況が追いつけば大丈夫でしょうが、市況が追いつかない場合は値下げがされない限り販売が滞ってスケジュールが遅延気味になっていく、という懸念は感じます。

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