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トー横近く、もつ焼きカミヤのワンダーランド

歌舞伎町、靖国通りからまっすぐトー横方面に向かい、突き当りのTOHOシネマズを右。鰻の名店「鰻鉄」が左斜め前に見える頃には、手前に折れた道から煙がもうもう。「もつ焼きカミヤ」なのです。

炭火で焼くもつ焼きの煙に誘われて中に入れば、「いらっしゃい!」と威勢のいい声。いつも混みあっているカウンターの隙間に一人腰を掛けると、そこから、カミヤのワンダーランドが始まります。

「ドリンクは?」
「串は、塩?タレ?両方?」
「今日はガツ刺し、あるよ?いっとく?」

店員さんからの矢継ぎ早の質問にたじろぎながらも注文を済ませると、ドリンクと5本入りのもつ焼きの皿が運ばれて、しばしの落ち着き。炭火できっちり焼かれたもつ焼きは、塩タレいずれもジューシーにして香ばしく、ビールやホッピーやレモンサワーが吸い込まれるよう。もつ焼きがやや小ぶりなのも、アテとしては秀逸です。

お酒や串や料理が無くなりそうになるや否や、

「次、何する?もう一皿いっとく?ドリンク、同じのでいい?」

と、迅速な声かけ。あまりのタイミングの良さについつい煽られて、追加注文してしまいます。以後、食べ、飲み、声かけ、追加注文というワンダーランドなサイクルが繰り返されることに。

特筆すべきは、そのリーズナブルさ。飲み物ともつ焼き一皿(5本)で650円程度(値段の最新情報はお店に確認ください)。店員さんの小気味いい煽りにほだされて、お酒も串もさらに進みます。

短い時間でさっと飲み、さっと食べ、そのお得なお会計に満足する。新宿で一人、もつ焼きとお酒を粋にかつ猥雑に楽しむなら、「もつ焼きカミヤ」はおススメしたいお店なのです。

*写真はお店のinstagram(kamiya_shinjyuku)より

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