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Sim Pedals Sprintレビュー

今回はシムレーシング用に新しく購入したHeusinkveldのSim Pedals Sprintを使用した感想など、レビューとして書いていくnoteです。

前提として使用したことのあるペダルたち

・Logicool G29に付属の3ペダル(所有していた)
・Thrustmaster T300RSに付属の3ペダル(所有していた)
・Thrustmaster T3PA-PROの3ペダル(所有していた)
・FANATEC CSL Elite Pedale LC(所有していた)
・FANATEC ClubSport Pedals V3(脇阪さんの筐体にて)

レビュー動画はこちら

ファーストインプレッション

最高」「すごい」「やばい

これに尽きるのがSim Pedals Sprintです。

なにが違うのか、なにが良いのか

今まで使っていたペダルはFANATECのCSL Elite Pedal LC(以下、CSL)でしたが、圧倒的に違うのはペダルから返ってくる感触でしょうか。

CSLで一番気になっていたのはオレンジのスポンジみたいな部分が変な遊びになってしまっており、ブレーキを徐々に抜いて最後に残したい部分が非常にやりづらいと感じていましたが、Sim Pedals Sprintではそんなことは一切なく、最後にほんのり残すブレーキの感覚が素晴らしいなという印象です。

また、Sim Pedals Sprintはペダル単体で様々な調整ができるということもあり、踏みやすいペダル調整が容易であることも魅力の一つではないかと思います。
アクセルペダルは初期状態だとかなり硬く、使い始めたときは「これは長時間使ったら膝が死ぬ」というくらいでしたが、簡単な調整でゆるくすることができました。
そしてCSLでは調整のできないペダルのストローク調整ができるのもかなりの魅力ではないかと思います。

ペダルの角度調整はペダルプレート等に取り付けた後だと非常にやり辛い面はあるものの、事前に調整することができるので仮止めした状態で確認し、そこから取り付ければ問題ないかと思います。
※僕はベースプレートの角度自体を調整できる仕組みにしています。

いわばデジタルなSim Pedals Sprint

このレビューを書くまでに3日間ほど使用してみた印象として「Sim Pedals Sprintはデジタルな正確性をもつペダル」ということ。
ペダルの造りの正確性などから、自分が踏んだものをそのまま意図通りに反映してくれるペダルだと感じました。

一方、CSLでは前述したスポンジのような部分が曖昧さを出してしまっており、いわばアナログな部分があるせいで毎回同じように踏んでいるつもりでも意図しないところが出てきてしまう、という印象。

また、CSLはそのスポンジ部分によってブレーキを残す最後の部分に反発力(抵抗)を感じ取りづらかったのですが、Sim Pedals Sprintは最後の最後まで反発力(抵抗)を感じやすいのも個人的には使いやすいと思えるポイントでした。

様々な調整が可能なSmart Control

Sim Pedals Sprintはペダル単体での調整以外に、ソフトウェア上でも調整が可能です。

CSLもゲームコントローラーからペダルの踏み始めと踏み終わりの調整、ブレーキフォースの効き具合の調整が可能ですが、Sim Pedals Sprintのソフトウェアでは各ペダルの効き具合を細かく調整ができ、ブレーキでは最大踏力の調整もできます。

これらにより、踏力が低い方でもフルブレーキまでのアシストのような調整をすることも可能ではないでしょうか。
※踏み込んだ初動でフォースの立ち上がりを早めたり遅めたりする調整ができる。

シューズの良し悪し、サイズ感を見抜くペダル

Sim Pedals Sprintを使って感じたこととして、レーシングシューズ等を履いている場合、そのシューズが本当に合っているかということを見抜かれるな…ということ。

脇阪さんからいただいたAlpinestarsのTECH 1 Tは自分にとってかなり大き目に感じていたのですが、CSLのときはそれでも使える、というような印象でしたが、Sim Pedals Sprintにしてからは「あ、これはシューズが完全にでかい」というのをはっきりとした形で感じさせられました。

また、別に持っているPUMAのシューズは、CSLのときは「こっちのほうが操作しやすいかも」と思っていたのが「つま先に空間があるのがはっきり分かって使いづらい」という印象になりました。

ペダルタッチが素晴らしいということは、ペダルを踏む側の駄目なところも如実に分かる、というのも驚いた点です。

今のペダルに不満がある人はSim Pedals Sprintを

CSLはロードセルを試す最初の一歩としてはコスパも良く、非の打ち所がないペダルであると言えますが、シムレーシングをやり続けていくほどに少しずつ不満が出てくるのも確かなことではないかと思います。

これまで書いた点に魅力を感じたり、僕が持っていたCSLの不満を同じように抱えている場合にはSim Pedals Sprintをおすすめしたいです。

他にも魅力的なペダルはいくつもあるかと思いますが、油圧はメンテナンスが大変な部分もありますし…そういう点でもSim Pedals Sprintはおすすめなのではないかと思います。

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