見出し画像

フライバーグ病(第2ケーラー病)

フライバーグ病(第2ケーラー病)という疾患を聞いたことはありますか?

ハンバーグではありませんよ?フライバーグ

私は初めてこの単語を聞いた時、スピードワゴンの井戸田さんのネタのハンバーグ師匠の『ハンバ~グ!』というフレーズが頭の中をリフレインしていましたw

画像1

私が勤める接骨院には稀にフライバーグ病の診断を受けら方が来院されます。

フライバーグ病(第2ケーラー病)とは足部骨端症(無腐性壊死)の一つで原因不明ですが、足部に繰り返し圧迫が加わることが大きく関与し、圧迫されることで中足骨骨頭部への血流が一時的に阻害されてしまいます。

画像2

1914年にフライバーグ先生・1915年にケーラー先生がこの疾患を報告しました。

好発年齢は12~18歳、男女差は女性の方が男性に比べて3倍程度多いとされています。両側性(片足で発症すると、もう片足も発症する確率)10%程度といわれています。

画像3

好発部位は第2中足骨が多く、これは第2中足骨に歩行時・運動時など荷重が加わりやすいことが関係していると思います。フライバーグ病と似たように繰り返し圧迫が起こることで起こる疲労骨折も第2中足骨が多いんです。

症状は中足骨骨頭部の腫脹・圧痛・疼痛で、痛みが強い場合はギブス固定などで荷重が加わらないような処置をする場合もあります。

レントゲン検査などで早期発見することが重要で、早期発見することで中足骨骨頭部の変形が起こらずに治療することができるからです。

ここまでが教科書に載っているフライバーグ病の概要です。


教科書上では比較的若い女性の方に多いのですが、実際に接骨院に通院されている患者さんは40~50代の女性、お仕事はダンスのインストラクター


一般の方と比べると足を酷使する環境がある為、フライバーグ病が発生したと考えられます。

整形外科を受診し、フライバーグ病の診断を受けましたが、軽度だったこともあり、治療法がなく、整形外科では安静にすることを勧められたようです。

でも、仕事でインストラクターをしている為、仕事を休むわけにもいかず運動を続けていたら、症状が少し悪化したという状態で、患部に硬結・軸圧痛などが確認できました。

フライバーグ病の原因として血流の阻害がある為、血流を良くする必要があります。患部の循環を良くするために私はハイボルテージというを電気治療器を使った治療を行うことにしました。

画像4

次回の記事では、フライバーグ病に対するハイボルテージ治療の経過などをまとめて報告してみたいと思いますので、お楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

セントラル接骨院東戸塚店HP ☞ https://www.cbs-higashitotsuka.com/
LINE予約随時受付中です!お気軽にお問い合わせください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?