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当院のCOVID-19のフェーズは3Aです!

昨日の“つぶやき”に記載しましたが、当院の感染対策の強弱は主に以下のフェーズ対策(ver.3)一覧表を元に実施しています。

表 当院フェーズ対策(ver.3)

まず“フェーズ”とは「段階」という意味で兵庫県では感染者数等を参考に小康期、警戒期、増加期、拡大期と対応の方向性を見据えた、判断基準として使用されています (現在、警戒期:)。PCR陽性者数、陽性率、大まかな対策等も大切ですが、もっと具体的な対策を提示しなければ人の動きには繋がりません。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk03/g_comment20200717.html

https://hazard.yahoo.co.jp/article/covid19hyogo

そのため当院では陽性者数だけでなく、地域の状況を対策に結び付けた、フェーズ対策(山内勇人先生が精神科病院用に考案されたものを当院の状況に合わせ追加及び改変)を導入しています。

以前からこのフェーズ対策をインフルエンザ対策に導入し、使用、実践してきました。フェーズを日々、院内メールで周知(現在は電子カルテのエントランスに掲示)をすれば現場でフェーズに応じた対策がスムーズに実践するシステムにしています。ただこのフェーズ対策一覧表だけでは微妙な対策について迷いが生じることもあります。そのため、必ず現場とコミュニケーションを取りながら現場が納得した上で対策が実践出来るよう配慮しています。そのため現場の意向を取り入れブラッシュアップし、現在のver.3に至ります(当院は急性期、回復期、慢性期病棟があるため、特に患者さんとの接触が多いリハビリ部門、回復期リハビリ病棟とは密に情報共有しています)。

フェーズは1.2.3.パンデミック(大流行)とし、地域の流行状況(神戸市と赤穂市では流行状況に差があるため)を細かく更にA.B.C.Dに分けています。
項目は有症者対応.飛沫接触予防.集団活動の制限.啓蒙等になっています。
現在、フェーズ3Aのため、主な変更点として食事介助をする職員は皆、サージカルマスク+フェイスシールドの着用、患者は病棟毎のリハビリ出棟、会議や委員会はZOOM、おとなの学校、患者食堂の閉鎖、面会禁止となります。

このフェーズ対策が当院の柱となり、現場での対策周知に必須ツールの一つになっています。

発熱、風邪症状の患者さんの紹介(市内の医院、市外の病院)も増えてきましたが怖がらず、冷静に、このフェーズ対策を実践してください。そうすれば知らないうちに感染対策が身につきます。

手指消毒はフェーズ1であろうがパンデミックであろうが常に実践する1番大切な感染対策です。
引き続き、病院玄関前で手指消毒を行い、ウイルスや細菌を院内に持ち込まないようご協力願います。

100-1=0にならないように…

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