見出し画像

僕が昇格試験コンサルタントをしている理由

僕が昇格試験コンサルタントをしている理由は、たぶん幾つかあるんだけど、一番大きな理由は「昇格試験に救われたから」なんだと思う。

僕は地方の工業高校を卒業して、関東圏のいわゆる大企業に技能系の社員として就職。18歳から工場で夜勤のある交替勤務で働いていて、26歳の年に初めて昇格試験を受けたんだよね。

その昇格試験に一発で合格したことで、なんか色々と変わった。

まずは収入面。その時の会社の制度や時代背景もあるんだけど、基本給が5万円一気に上がって、ボーナスも半期で100万円超えたんだ。なんかすごいよね。昇格試験ドリーム。

ドリームというのは大げさに聞こえるかもだけど、僕は母子家庭出身で貧困世帯でもあったから、その時は実家に毎月仕送りもしてたし、それ以外にもお母さんから催促されれば追加で送金していたから、収入が上がるのは本当に嬉しかった。

収入が上がればお金の課題が解決するわけではないと知るのは、次の昇格試験も合格して更に収入が上がったのに、なぜお金が無いんだという状況(年収800万円なのに、金欠で割安レトルトカレー4食パックを買い、箱アイスを買うかをスーパーで真剣に悩んでいた)になってから。

その後、奥さんとの出会いやお金の勉強と実践をしていくことでV字回復していくんだけど、その話はまた別の機会にでも。

あとは仕事面。これは収入以上に変わった。
昇格試験を受けるまでは、何となく毎日会社に行って、目の前の仕事を淡々と作業として処理する感じだった。会社に行けば、やることはあるし、それが終われば「あー終わった」という繰り返し。

別に仕事や会社が嫌ということもなくて、仕事って、働くってこういうものなんだろうなと思ってた気がする。特にやりたいことがあったわけじゃなく、どんな仕事をするのか知らない職場に配属されて、与えられた作業をやってたから。

まだその時代は大企業に入れば一生安泰という神話が残ってて、その時はそれを疑いもしてなかったから、このまま働いてれば何となく出世したりしなかったりするのかな。課長くらいにはなれるんだろうなとか思ってた記憶がある。

「昇格試験に救われた」と思うのは、こんな何も考えずに仕事をしていた僕に「仕事と向き合う」という機会をくれたこと。目の前の仕事の意味とか、仕事の行き着く先について考えたり、そもそも会社って何だっけとか、職場の目的って何なんだろうとか知ろうとしたり、そんな機会をくれたこと。

これまでは何となくしていた仕事の意味や目的を考えて、整理や理解していくことは新鮮で楽しかったし、単純に嬉しかった。「意味あるんじゃん、俺の仕事」って。この時に初めて、主体的に仕事と向き合えたんじゃないかな。「だったら、こうしたいし、こうすべきじゃん」って。

こう考えるようになったのは小論文試験のおかげ。小論文試験の勉強で書き出すことをしなければ、何となく感覚的に仕事を続けていただろうし、経験則でしか判断できないようになっていたかもしれない。

小論文を書くために、職場の課題を複数の視点から掘り下げること、そしてその解決策を考えること、さらには職場の理想像を描くこと、これらのことは昇格試験が無ければ、改めて考える事なんてしなかった。

今では、仕事の全体像を把握せずに働くことは考えられないし、何かしらの課題があっても、おおよその原因と解決策は思いつく。それが思い通りなることもあれば、違う結果になって、やり直すことがあることも知ってる。会社や組織には目的や目標が必要なこと、チームで動く楽しさや難しさ、仕組みと意識面のバランスの重要性なんかについても説明できる。

僕は昇格試験がなかったら、人生の大半を占める「仕事」と向き合う機会なんて無かっただろうし、仕事と向き合うことから派生して、お金についてとか、パートナーについてとか、引いては人生についてなんて考えることも無かったと思う。

もし昇格試験がなかったら、今の割と気に入っている生活じゃなかったかもしれない。

収入面で苦労しているかもしれないし、仕事面でも全体像が把握できずに何が問題なのか分からず悩んでいるかもしれない。

少なくとも昇格試験が無ければ、地方の高卒工場要員が平均年収の約2倍の収入を得ることはなかったし、仕事や人生について自分なりの考えを持つことはなかったはず。

かなり主観的ではあるけど、こんなことから僕は「昇格試験に救われた」と思っているから、こんな風に情報発信をして「昇格試験と向き合う」って良いよ!一緒に向き合ってみない?お手伝いするし、応援するよ!って言い続けるために、昇格試験コンサルタントをやっているんだと思う。

これが「僕が昇格試験コンサルタントをしている理由」です。

もしご縁があれば、一緒に昇格試験と向き合いましょう!いつかご縁があることを楽しみにしています。ではまたの機会に。

よかったらサポート(パトロン)お願いします。 いただいたサポートはペイフォワードとして「小論文の無料添削」などの活動費に使わせていただきます。 ※サポート金額が累計5000円に達するごとに1回/1名の無料添削の募集します。一緒に未来の昇格者のサポーター(パトロン)になりませんか?