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どうやら日本ってヤバいらしい〜学ばない大人たち〜

『日本ヤバくない?』

海外在住の日本人がこの見出しで文章を書き出したり話し始めたら、大抵は日本を叩き、海外に住んでいる自分を肯定しようとする話になり、場の空気を氷つかせて終わるんですが、今回はもう少し踏み込んで話そうと思います。
とりあえず、このままいったら日本の未来は暗いよって話です。
耳の痛い話もしますが、自戒の意味を込めて書いていこうと思うんでお付き合いください。

そして風の時代を共に乗り越えていきましょう。
#急なスピリチュアル


学ぶ事を放棄する事が老害へのファーストステップだ

日本では、大学(人によっては中学、高校)を卒業した時点で全ての勉強は終了し、30歳なかば〜40歳にもなると、名実共に【ちゃんとした大人】と看做されます。

こうなると占めたもので、他人の意見など聞く必要無く、自分が【知っている事】と【出来る事】だけで全てを済ませようとし始めます。
なんてったって、自分はちゃんとした大人なんですから。

そして、新しい価値観や考え方には目もくれず、自分の考え方だけで残りの人生をゴリ押していきます。
俗に言う老害の完成です。

こうして書いてきましたが、これは僕の主観だけでは無く、きちんとしたデータが出ています。
#ようやく本題です
#前フリで散々毒付いたんで後半はサクサクいきます。


データから見る日本人の生体

パーソル総合研究所という会社が、日本を含むアジア太平洋地域(APAC)14の国・地域における就業実態・成長意識についてインターネット調査をしたデータがあります。
各国1000人のビジネスパーソンをサンプルに採取したデータですが、見れば見るほど怖くなるデータです。
#心の準備と頭痛薬の準備をお願いします


さて、日本のデータから見られる特徴のまとめを見ると…

管理職志向・出世意欲が低い日本
現在、非管理職である人に聞いたところ、日本は管理職になりたい人の割合が21.4%で、14の国・地域で最も低かった。逆に言えば、日本では積極的な管理職志向がない人は78.6%にものぼる。日本は出世意欲も最も低い。
自己研鑽しない日本
勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」が46.3%で、14の国・地域で最も高い。2位のニュージーランドと比べて24.2ポイントも差があり、断トツで自己研鑽していない。
起業・独立志向が低い日本
日本の起業・独立志向は15.5%で最も低い。
職場の人間関係・休みやすさ重視の日本
仕事選びで重要視する点について、日本は、1位=希望する年収が得られること、2位=職場の人間関係が良いこと、3位=休みやすいこと。「年収」は他国も1位ないし上位だが、「職場の人間関係」や「休みやすさ」は日本のみベスト3に入っており、独自の傾向が見られる。

はい。散々な言われようですね。すでにボコボコです。
中でも僕が衝撃だったのが

自己研鑽しない日本
勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」が46.3%で、14の国・地域で最も高い。2位のニュージーランドと比べて24.2ポイントも差があり、断トツで自己研鑽していない。

このデータを細かく見ていくと

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ベトナムは2%、
インドネシアは2.3%、
インドは4.9%、
中国が6.3%…といった感じだったんですが、日本がブッチギリの最下位で、46.3%です。
【学ばない】の格が違うんです。
もう意地でも学びません。
学ばない王者です!
#日本人の1日の平均勉強時間は6分

そして何よりも怖いのが【学んでいない】ということを多くの日本人が知らない事です。

ちなみに、MasterCardさんが、アジア/太平洋地域14の国のマネーリテラシー(お金の知識)を調査してランキングを出したのですが、日本人ってダントツの最下位なんです。
#王者の貫禄


学びたくない、働きたくない、レッツFIRE!

そして、ここ数年盛り上がってきている【FIRE】という言葉
Financial Independence, Retire Earlyの頭文字を取った言葉で、ざっくり言うと、一億円貯めて、その金を運用して働かずに生きていこうぜ!ってムーブメントです。

※詳しくはこちらから↓

僕自身は1ミリもFIREに憧れませんが(これは個人の考えでいいよね)パーソル総
合研究所のデータと照らし合わせると、今の日本が見えてくるように思います。

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この2つのグラフを見ると、日本人の特徴として、今の会社で働き続けたくはないが、他の会社に転職はしたくない。
もっといい条件で働きたいが、現状の安定は捨てたくない。
どっちの項目でも日本が1位なのが面白い!

ここにFIREの考え方を組み合わせると、どうせなら早期リタイアしてのびのび自由に暮らしたい。
会社に行かなくてよく、経済的自立を得た自分を夢見る。
この気持ちはわかります(憧れはしませんが)
ですが、FIREは目的ではなく手段です。
会社員として働いている1日8時間、月にすると160時間、1年間で1,920時間。その時間にやりたい事があるならわかるのですが(自分がやりたい事でマネタイズが難しかったりする場合FIREは有効な手段だと思います)会社で働きたくない気持ちからFIREに憧れる人が増えているように思います。

1億円貯めるのはもちろん大変だし凄い事ですが、その先に待っているのが食うに困らないニートになっている自分だなんて悲し過ぎませんか?
会社外の事を学ぼうとせず、自分の価値観に固執する人間が、早期リタイアして幸せに暮らせるでしょうか?


このままの世界を子供に渡したい?

このままいくと、優秀な人間ほど先に海外に出ていき、国際社会での日本の競争力が落ちることは目に見えます。
そもそも、少子高齢化が進み、大きな老人ホームになっていく日本で、今までのような経済成長は難しいでしょう。
#書きながら落ち込んできた
#日本大好きです

僕に子供はいませんが、甥や姪がいます。そして友人達の子供もいます。
願わくば、彼らが大人になった時に夢を見続けられる世の中であってほしいと思います。

その為には、今大人である僕ら一人一人が強くなっていくしかないでしょう。
学ばない王者である事を自覚し、毎日少しづつ勉強していくしかないと思います。

勉強というと難しく感じますが、資格試験の勉強をしたり、英会話を勉強をしたり、例えば魚を捌けるようになったり、ボクシングを習ってみたり、絵を描いてみたり、自分のコンフォートゾーンから一歩踏み出す活動を毎日少しづつ続ける人が多かったら、半年後の日本は今よりも少しだけ面白い国になっていると思います。


ここ最近、僕はマネーリテラシーが無い事を自覚し(そもそもマネーリテラシーって言葉すら知らなかった)ずっと避けてきたお金の勉強を始めました。
まだまだわからない事ばかりですが、学ばない王者、マネーリテラシー最下位の汚名を濯げるように、日々勉強していこうと思ってます。

色々と新発見も多いので、そのうちに自分の頭の中を整理しがてらnoteにお金の話を投稿しようと思います。

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