【第5問：白先】鋭い踏み込み&超効率的な石運び

絶芸vs台湾トップ棋士の２子局から出題。
上辺に厳しく踏み込んでいきます。

【正解】①の急所が鋭い踏み込み。続いて❷は当然の攻めですが、③の出を決めてから⑤とトビ、「左の渡り」、「右の飛び込み」、「中央キリ」の３つを同時に狙った一石三鳥の手です。

【正解・続】続いて❶のカケツギは最強ですが、②、④と弾力的な形を作り、⑥が攻め合いを意識した様子見のキリで、⑧からコウが勃発します。

【正解・続２】②のコウ材に、黒も❸と左辺の価値を高くして応戦しますが白は④、❺のアテを決め・・・

【正解・続３】①、③と左辺の四子を捨ててコウを解消します。この時、黒は❹が省けませんので白は先手が取れます。
※左下白2子に活力が残っているのも利点です。
ここで白は、上辺1子抜きが相場に見えますが・・・

【正解・続４】①、❷を交換してから③と無駄のない石運びです。続いて、❹の押しに⑤・⑦・⑨と中央を厚くします。また、中央をツナグ前に⑪を決めに行くのも機敏で、絶芸の超効率的な石運びが光った一局でした。