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日本の教育と海外の教育の違い

「参加型」の授業形式
海外の学校では、授業は基本的に「参加型」で行われており、重視しているのは、自らの意見を伝えること。

小学生であっても、クラスメイトの前に立ち、自分の意見をプレゼンテーションする機会が与えられます。そうして自らの意見を皆の前で伝えることで、プレゼンテーション能力が磨かれるだけでなく、自分に対する自信にもつながります。

一方で、日本の学校では、昨今「アクティブ・ラーニング」を取り入れる動きはあるものの、まだまだ従来からの「受動的」で一方通行の授業が目立ちます。
「得意なこと」を伸ばす教育
海外では、「好きなこと」「得意なこと」を伸ばす教育がなされています。
たとえば、国語が苦手で算数が得意ならば、国語よりも算数をとことん伸ばせばよい、と考えられているのです。

一方で、日本では「得意なこと」よりも、「不得意なこと」に注目される傾向にあります。
得意な科目・分野を伸ばすよりも、不得意なものを少しでも不得意ではない状態にして、底上げをするイメージです。

子供の学習へのモチベーションを考えると、不得意なことに着目されるよりも、得意なことをさらに伸ばす教育の方が良いことは明らかでしょう。

これら学校教育の「いいところ」と「今後対応すべき課題」をまとめ、指針として示したものが、「次世代の学校指導体制強化のためのタスクフォース」です。

このなかで取り上げられているのは、「今まで以上に子ども一人ひとりと向き合い、個に応じた重点的な学習指導を行う」、「特別な配慮が必要な子ども(不登校や家庭に問題を抱えている、外国人児童など)それぞれの状況に応じて個の能力を最大限に引き出す」「“地域とともにある学校”を目指し、学校と地域が一体となって教育を行う」といった内容。

日本の学校教育のあり方は、諸外国と大きく異なる部分があります。それは、教職員の子どもへの携わり方です。

諸外国では、教職員の業務は「授業」に特化していますが、日本では、教職員が授業だけでなく、生活指導や部活指導までを一体的に行っています。さらに、通学路での安全確保や夜の巡視指導といった学校外での子どもの活動にまで教職員が対応するケースももはや日常の風景。

このように、日本の学校教育には、子どもたち一人ひとりを総合的に把握しながら指導するという特徴があります。現在の日本型学校教育は、幼いうちに身につけるべき資質や人格、能力を育むための場として学校が発展してきた姿だといえるでしょう。

このような日本型学校教育は、実は国際的に評価が高く、海外でも参考にされているほど。
日本と海外を比べるだけでなく、日本らしさは残していきたい。「“地域とともにある学校”を目指し、学校と地域が一体となって教育を行う」ことは、現場で働く教員として最も重要な課題であると感じています。総合型地域スポーツクラブのような存在は、学校にとって重要な役割を担っていくと考えていている。

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