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歳を重ねた君へ

▶恋人のnoteを読んで見切り発車で書いてます(おちつけ)。

▶歳を重ねた君へ、お誕生日おめでとう。また1つ大人に近づいたね。君はそれをあまり喜ばしく思ってないけど、私はなんて素晴らしいことかと思っていたりするよ。

▶であった頃の君はしっかり鎧を着込んで全ての刃を受け止めてたと思う。今よりもずっと塞ぎ込んでたね。そんな君はどこかミステリアスに見えてそれはそれで好きだったけど(おい)。誰も心のうちに入れないで全部ひとりで背負ってきてた。君にとっては当たり前だよね。私は君が壊れるんじゃないかって内心ヒヤヒヤしてたよ。

▶あれから、君は少しずつ変わってるように思う。前よりも少し素直で、少しわかりやすくて、少し可愛くなった。全部着込んでた鎧もほんの少しだけ軽くなってないかな、わからないけど。君はそれを諦めだと嘆くけど、僕はきっかけだと思う。「諦め」っていう今までなかった選択肢で、少しだけ心に隙間が生まれて、また別の選択肢が見つかるんじゃないかな。諦めの先に見えるものはいいものばかりじゃないように思うけど、もう一度動くときのヒントになると思う。

▶僕はね、君が僕のところへくるようになって、僕に甘えるようになって、僕に話すようになって、僕を選ぶようになって…。だんだん僕に近づいてくれる君のことが大好きだし嬉しく思ってるよ。たとえそれが諦めだったとしても、それで僕という選択肢が増えたならいいと思う。諦めたら必ず諦めが続くわけじゃないし、なにかきっかけがあってまた動くかもしれない。そのときに、前より少し上手に諦めを使えたら生きていきやすいのかもね。

▶改めまして、お誕生日おめでとう。少しずつ変わる君に、幸多からんことを。僕は変わらず君といるから、君はゆっくり変わればいいよ。

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