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ハワイ島留学日記 #26 ついに学期終了/フラ未経験者がフラの授業をとった話。

こんばんは。今日もお疲れ様です。

本日はついに最後のファイナルのテストが終わり、学期にとっていたすべての授業が終わりました。

記念すべき最後の授業はフラの授業。
大学の授業にフラがあるなんて、ハワイらしい。

今回はそんな私がとっていた授業の中でも特に記憶に残ったこの授業について書いていきたいと思います。


フラ未経験者がフラのクラスをとることになった時。

時を戻すこと2021年の11月。
大学のアカデミックアドバイザーの方とハワイと日本でZoomをつなぎ、どのような授業をとるかを話し合っていました。

私の日本でのメジャーはコミュニケーション。
帰国後の学びに留学先の授業をつなげたかったため、あまり深く考えずコミュニケーション学は取りたいという事と、『留学生がよくとっている』とアドミッションオフィスの方に教えていただいたハワイアンの授業、そして英語の授業をとりたいと伝えました。

それらの授業を確認した後、アドバイザーの方にあと一つ取ったらどうかと聞かれ、そこでアドバイザーの方に提案していただいたのがこのフラの授業でした。

フラといっても私が日本のイベントなどでよく見ていたフラではなく、この授業で扱うのは古典フラ。そしてこの古典フラや使われるメレ(曲)を通して、リーダーシップも考えるという内容の授業でした。

私は一切フラを習ったことがなく、ド初心者だったのでアドバイザーの方に『全くフラを知らないのですが大丈夫ですか、、?』と聞いたところ、『ビギナーでも大丈夫だよ』と言われ、勢いで受講を決めました。

いい機会だし。大学でフラをとるなんてあんまりないし。

今でもアドバイザーの方との面談を終えて、思いもよらなかったフラの授業の受講を決めたとき、なぜか楽しい気分になって部屋中を歩きまわった記憶があります(笑)

なんであんなにテンションが上がったのか、もしかしたら私の勘が今日なぜこの記事を書きたくなったのかを予知していたのかもしれない(笑)


実際の授業を受けてみて。

渡航後、数週間後にフラの授業が始まりました。

最初の数週間は思い返すとすべての授業がオンラインでのクラスでした。
よって、フラも最初はオンライン。

Zoomの画面の前でフラを踊るの、シュールですよね(笑)

ただ最初は曲の踊りを覚えるというよりも、ハワイ語の読み方や毎回のフラのクラスを始める前に歌うチャントの練習が多かったです。

対面が開始してからはハキキノ(ステップ?)や曲を完成させることに多くの時間を費やしました。

習ったハキキノは全部で15以上。メレは5つ。

かなりのペースで進むので、私の場合は復習必須でした。
フラの授業の前に空いている時間があるので、部屋で動画を見ながら踊りやチャントの練習したり。3階に住んでいたので下の階に響いていないか心配だった。

とりあえず、かなりフラの授業に時間を使った気がする。

なんたってフラの授業での並び順は背の順だったので、150センチあるかないかの身長の私は確実に一番背が小さく、一番前。

クルっと180度向きを変えるパートがあっても一番前。
毎回先生に『この列の人は重要だからね』と言われる列に入ってしまう。

そして30人近くいる生徒の中で、唯一どの曲を踊ってもほかの人を見ながら踊れない(前に一切誰もいない状態になるので)ポジションなので、特にまだ練習途中の曲は覚えていかないと何も踊れなくなってしまう(笑)

だから練習必須!


こんな要因もあったからか練習中は毎回フラの授業前にはそわそわして、謎のナーバスな気持ちに襲われていました(笑)


やってきた最終テストの日

そんな授業の日々が続き、あっという間に最終日がやってきました。

最終テストと言っても、私が当日直前まで予想をしていた数人のグループで先生の前でテストをするというファイナルではなく、ゲストを招いて全員での発表による最終テストでした。

前日から生徒はそれぞれ、頭、首、両手足にティーリーフレイを作り、授業内でつくったパウをきて、入場から行う発表

いつもと違う環境とゲストがいるという状況に最初はドキドキしたけれど、全員で踊ったのでいつものように、いや一番振りの練習をして自信が増えたときに発表だったのでいつも以上にリラックスして踊れた気がする。
(一番の理由はリーダーシップを学ぶという授業でもあったので前学期からいた子たちが1列目に入り、私は2列目で踊れた安心感(笑))。

発表後はみんなでフロアーに座り、先生とお話。
ここでなぜ私がこのnoteを書きたくなったかの理由があります。

それは先生がこの授業と発表を振り返りながら声を震わせていたこと。

この先生(授業前は勝手に女の人なのだろうと思っていたけれど、男性の方だった)、実は授業が始まってすぐに生徒全員の名前を覚えていました。

私のような英語名ではない学生もいて、30人ほど集まっているのに、授業外でキャンパスであったときも『Hi, ○○!』と声をかけてくれます。

まず、私はこれがすごいと思った。
これって普通なのかな?

すれ違った一瞬の瞬間に名前がパッと出てくるのがすごい。
頑張って覚えたのだろうか。それともかなりの記憶力を持っている方?

とっても優しい方で、ニコっと笑ったときの顔が印象的。

そんな先生が最後の話している際に、声を震わせて涙が出てきそうなのをこらえていそうな姿を見て、こちらも何か心に来たものがありました。

今回の発表を終えて『自分はだからこの道を選んだんだ、と分かった』というような話をされていて、先生にそう感じさせる理由に私たち学生が少しでも関与しているかもしれないという事にちょっと感動。

最後に先生が感動されている姿を見て、私もただ授業を一つ終えた以上に感じるものがあって、このフラの授業がこの学期の最後の授業の締めくくりで本当に良かったと感じました。

今まで授業をとった達成感で感動するような授業なんてなかったから、なにか名残惜しい。

またあのクラスで毎週踊れるかと聞かれたらあいまいな答えになってしまいそうだけど(笑)、それでもやっぱり何かさみしさを感じました。

最後は友人たちと写真撮影をして、先生とも写真撮影をして、最後のファイナルを終えました。

帰ってきてからもどこからか来る悲しさに何とも言えない気持ちでいたけれど、これを書きながら少し落ち着いたような。

結局、このフラのクラスに対して色々と考えたり、授業外で練習をしたり、そのようにしてささげた時間があったからこそ、さらに記憶に残る授業になったのだろうな。


今回は写真も一切なく、文章のみでお伝えしました。

友人も次々とここを去ってしまう事のさみしさと、それでも生きていけるのかという不安がありますが、フラの授業のリーダーシップでも学んだ『コンフォートゾーンからでること、恐怖を感じているのであればそれは挑戦しているという事の証』という事を思い出しながら頑張っていきたいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

また次の投稿で:)

Lino

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