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アゲ鑑定について思う事

アゲ鑑定って聞いたことありますか?
占いに来られた相談者の希望にそった鑑定結果を伝えること、いいことだけを伝えることをアゲ鑑定といいます。

それにつては賛否両論あるようです。

私は、アゲ続ける鑑定はダメだと思っています。
また、相談者に媚びを売る鑑定もダメだと思っています。
相談者に正しいことが伝わるよう、感情をほぐすスキルが必要だと感じています。

相談者の方は、なぜ占いの館に来るのでしょうか?
片思いを成就させたい。また、仕事で成功したい。そういった願いをもち、望む幸運が手に入るのかを確かめに来るのだと思います。
また、もしかしたら、占うことで望む未来が手に入る可能性を見つけることができるかもと、一縷の望みをかけたいと思い来るのかもしれません。

心が弱ってケアが必要な時に「正しさ」を突き付けられても心は受け付けることができません。
「本当のことを言うね」と言って、ただ事実を突きつけるのも、傷口に塩を塗ることになりかねません。
私は「本当のことを言ってください」という相談者の方ほど、注意して占っていきます。
いろんな占い師を転々としている方もそうです。
そういった方は、実は、自分の望みをかなえてくれる協力者を探していることがあるからです。

対面占いでは、心という生ものを扱う場所です。

例えアゲ鑑定と言われても、相談者の求める救いを奪ってはいけないと思っています。
ただ、占いは占いであって、鑑定結果を保証するものではありません。
なので、1%を5%に、さらに10%に協力しながら可能性をあげていくような占いをするようにしています。

相談者の方との信頼関係がない状態の時に、正しいことを言うのは、占い師自身が楽をしようとしているのかもしれません。
(自戒もこめて)

占いを通して相談者の役に立とうと思うと、忍耐が試される仕事なんだと日々思わされています。。。


お読みいただいた方のお役に立てれば幸いです。
進藤みみ



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