対面鑑定では当てるタイミングが大事
占い師とは具体的にどんな仕事をしている人だと思いますか?
占いにかかわる場合、様々な活動のやり方があります。
例えば、電話占い、私がやっているような対面鑑定、研究する人、ライターとして執筆活動をする人など様々です。
活動の場によって、何が仕事かが変わってくると思うのです。
私のように対面鑑定をする場合、占いを当たるものとして扱うと、少し危険だなと思っています。
また、当ててしまってはいけないと思う事もあります。
占いなのに、当ててはいけない?
どういう事?
と思うかもしれませんね。
なぜ、そう思うかをお伝えさせていただきますね。
占いの館に来るお客様がどんな人か想像した事はありますか?
また、ご自身が占いの館に行く時はどんな時でしょうか?
テレビなどで放送される占いの番組を見て、占いってすごいんだ!当たるんだ!と思っている方は多くいると思います。
勉強すればどんなことでも当てられるようになると、そして、それを求めてお客様が集まる、そう思っている人も多いのではないでしょうか?
かく言う私もそんな一人でした。
ですが、実際に対面鑑定をしていると、そういったエンターテイメントのような要素を求めている人は少数派です。
どちらかというと、とてもタイムリーなネガティブな感情をちゃんと処理してほしいと思ている人が多いように思います。
例えば、信用していた最愛の彼が浮気をしていた事がわかった。
そんな傷ついた心の状態で、人によってはブースに入った瞬間、感情をコントロールできずに泣いてしまう方もいらっしゃます。
そんな時に、来店した相談者を占い「あなたの自分勝手な言動が彼の浮気を招いた」と当ててしまうのはどうでしょう。
また、何年も前に別れた彼と復縁したいと思っている女性に「無理です」と言ってしまうのはどうでしょうか?
もし、そう伝えたところで、そのお客様は別の占い師を探して、ご本人が求めている答えをくれる、その人にとって「当たる」占い師を探すだけなのです。
では、何をすればいいのか…。
どう対処すればいいのでしょうか?
浮気をされた方の場合、私が意識するとしたら下記のようになります。
なぜその人の彼が浮気をしてしまったのか
もしくは彼が浮気をしないといけなくなった要因はどこにあるのか
相談者とその彼はどういう性情の持ち主か(これは占ってプロファイルします)
上記の内容をふまえて、さらにタロットカードなどの卜占を利用し、どう向き合っていけばいいのか一緒に考えていきます。
このように、対面鑑定の現場はとても生々しい感情を扱う場所なのです。
なので、当ててしまってはいけないのです。
当ててもいいタイミングを計るのは、もう少し先に鑑定回数が増えてきたときになります。
お読みいただきありがとうございました。
お読みいただいた方のお役に立てればうれしいです。
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