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独学で中小企業診断士合格の勉強方法!経営情報システム編

こんにちは!中小企業診断士のカズユキ です。

シリーズで中小企業診断士試験の科目を開設してきました。

前回の経営法務を更新してから一週間経過しております。

本当はすぐに更新したかったのですが休みの日にじっくり書きたいと思いあえて次の土曜日まで書きませんでした。

のこり2科目ですが価値のある情報を提供できるように頑張ります!

今回は経営情報システムについてお話ししたいと思います。

まずは経営情報システムについて簡単に申し上げると、

中小企業診断士試験の中で1、2を争う暗記科目
 プログラム系の問題は単純でチャンス 
常識問題は当たり前すぎて戸惑う

といった感じです。

私は

情報系の知識が全くなかった
他の科目よりも知っているか知らないかで解答できる問題が多い

という理由から勉強するのに苦労しました。

更に

**二次試験ではこれらの知識がほとんど必要にならない
**
ので経営情報システムに勉強時間を使うことが苦痛でした。

ただ後述しますが試験難易度はほかの科目よりもやさしいことが多いので、ここで得点を稼いでおいたほうが良いです。

では説明していきます。


出題範囲

すでに説明した通りですが暗記系問題が中心です。

暗記系なので語呂合わせでなどもけっこうあります。

OSI基本参照モデルを覚えるときに

「アプセットネデブ」

ア・・・アプリケーション層
プ・・・プレゼンテーション層
セッ・・・セッション層
ト・・・トランスポート層
ネ・・・ネットワーク層
デ・・・データリンク層
ブ・・・物理層

とか

「デブなブリが寝る」

デブ・・・データリンク層⇒ブリッジ
ブリ・・・物理層⇒リピータ
寝る・・・ネットワーク層⇒ルータ

というのがあります。

「これって語呂なのか!?」って感じでしたけど、逆に印象が残って覚えてしまいました(^^)

ただ丸暗記で詰め込もうとするとちょっと問題をひねられると対応できなくなります。

腑に落ちるように覚えるためにはもっと具体的にわかりやすい解釈で頭に入れないといけません。

例えば「スクリプト」とは、

「簡易的なプログラムのこと。スクリプトを記述するための言語をスクリプト言語といい、機械語への翻訳を必要とせずに実行できる。スクリプト言語は、アプリケーション開発用の本格的なプログラミング言語に比べ、用途を限定することで、覚えやすいように簡単な構造になっている。代表的なスクリプト言語としては、JavaScript、PHP、Perlなどがあり、特定のアプリケーションの動作の記述、マクロやバッチファイルの作成、CGIなどの簡単なプログラムに用いられる。」

みたいな感じだとイメージがわきません。

もっと具体的にわかりやすいように解釈すると、

「人間語で書いたプログラムの元ネタをコンピュータさんが分かる形に変換する作業(コンパイル)を人間様が意識しないで済むプログラム」

のような感じだとちょっとイメージしやすくなります。

私のようにITちょっと苦手という人は具体的だったり擬人化したりすると理解が深くなります。

あとは過去問を何度も解くことで次第に理解を深めることができます。

そうやって理解を深めて定着させることができれば高得点も狙えます。

後はSQLや正規化などのプログラム系は単純なので、過去問で対策して確実に得点できるようにしておきましょう。

また時事系やセキュリティ系の問題は常識の範囲内なので、最近のIT系の動向も簡単に知っておくとよいです。

【出題されているテーマ】
キャッシュ、メモリ(主記憶装置)、HTML、SQL、ウォーターフォール、プロトタイプ、LAN、フラッシュメモリ、オブジェクト指向、プロトコル、コンパイラ、システムテスト、認証、公開鍵、SaaS、ASP、スパイラル開発モデル、プログラム言語、TCP/IP、正規化、情報セキュリティ、クラウド・コンピューティング、ビックデータ、AI、IOT、モバイルネットワーク、ソーシャルメディアなど

正直この科目はこれを覚えて今後の役に立つのかって感じなので一から知識を入れる方にとっては苦痛かもしれません。

その通りです。

一生懸命勉強していても実務が伴っていないとあまり役に立ちません。

しかし合格を勝ち取るという目標であればしっかり対策しておくと他の科目をカバーできる得点を獲得できる可能性が高いので割り切っていきましょう!

試験難易度

2019年 26.6%
2018年 22.9%
2017年 26.6%
2016年 8.5%
2015年 6.4%

なんかやたら合格率が低い年度もありますが、ここ最近はだいぶ安定しております。

2013年に至っては51.8%になっていました。

ちなにみ一次試験合格者は除いた数値なので、2013年はボーナスステージかなって感じの難易度ですね(^^)

中小企業診断士試験は二次試験も含めて試験の難易度がばらついています。

品質管理ができていないですね(^^;)

「分散」や「標準偏差」の値がすごそうです。

この辺りのことがあるので、科目合格狙いは恐ろしいです。


実際に受けた時の感想

経営情報システムも含めて一次試験の2日目は時間的余裕がある科目ばかりです。

あまりに時間が余ってしまって途中退席しました(^^;)

だって考えてもわからないものはわからないですからね。

財務・会計のような計算問題なんかは単純ミスがないかチェックすることはできますが、暗記系の問題なので何回見直しても覚えてなければ見直しようがありません。

余談ですが、逆に財務・会計だと見直す時間すらありません。
あまりにも一つの問題に時間をかけると一周すらできない時もあるくらいです。

とにかく時間はありますのでSQLや正規化などプログラム系は絶対落としたくない問題なので慎重に解きました。

セキュリティ問題も考えればわかる問題なので、正しい選択肢を選ぶのか間違っている選択肢を選ぶのかをしっかり見ておいて下さい。

ここを間違えてロスをすると非常にもったいないです。

おすすめの書籍

本当に知識ゼロからのスタートでしたのでIT系の用語が載っている書籍を買って勉強しました。

しかし具体的でわかりやすいとまでは言えませんでした。

あれこれ探しているととても良いサイトを見つけました。

それは、

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

です。

https://wa3.i-3-i.info/index.html


本当にこのサイトにはお世話になりました。

Twitterなどで困っている人がいたら絶対おすすめしています。

このサイトはわかりにくいIT用語を例え話や擬人化してすごくわかりやすく解説してくれています。

IT苦手な私でも合格点の60点が取れたのは間違いなくこの神サイトがあったおかげです。

スクリプトの解説のそこに書いてあった内容です。

サイトを見ていただければわかりますが、もっと丁寧な解説が載っています。

そしてわからない用語を検索できるので、勉強中にイメージが湧かない用語をすぐに調べることができます。

ぜひ一度お試しください!

暗記カード学習法


私は暗記カードアプリを使った学習をすすめています。


テキストを単に眺めているよりも暗記カードは考えながら答えるので知識が定着しやすいです。


また過去問を解くよりも短時間でも学習ができるのでスキマ時間を活用できます。


具体的な学習方法や手順、カードのデータ等も公開しています。


ぜひ活用してください!

まとめ

最後にもう一度申し上げると経営情報システムは、

中小企業診断士試験の中で1、2を争う暗記科目
 プログラム系の問題は単純でチャンス 
常識問題は当たり前すぎて戸惑う


です。

勉強をしていて1番面白くないかもしれません。(私の勝手な意見ですが)

 しかし得点がとりやすい科目なのでここで稼いで合格点に持っていきましょう。

何か手段が目的化しているような感もあります。

資格取得は本来の目的ではありません。

診断士の本質を考えると、ここまでの私の言っていることは得点を稼ぎやすいとか二次試験に関係ないとか目的が試験合格になっています。

ただ資格取得を目指すのであれば、どうやったら合格しやすいのか対策は打たなければなりません。

私はそこを考えて勉強してきました。まあ実務で苦労していますが(^^;)

私の中での合格までのプロセスは、

テキスト→過去問→暗記カード

と言った感じです。

テキストはなるべく早めに終わらせて過去問中心で対策してください。

そして理解が進まないところは暗記カードでスキマ時間に眺めているとだんだん知識が定着します。

暗記カードを作るのが面倒でしたらこちらにあります。

ぜひ実践してください!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!

残り1科目となりましたが、最後まで頑張ります!

多分明日書きます。

それでは!

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