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なまずの天麩羅


めじろさんとしばらく談笑しながらハシモトさんの到着を待つ。
そして楽しみにしていたのはハシモトさんのカメラをしまう時のあれ。詳しくはブログに飛んで過去記事を見てほしい。
もう今回で引退させるというそのハシモトオリジナルカメラバックは確かに使い込まれていた。
梱包材欲しさに新しい機材を買わないとね。そんな冗談を交えながらフォトウォークは始まった。

ちなみにお二人の許可を頂いてお顔写真を公開しています。
お二人のファンの方は必見です。



お昼のうなぎ屋さんまでまっすぐ向かえば24分。その道を2時間かけながらゆっくり歩いた。気になったお店を覗いたり、差し込む光に誘い込まれるように路地に入る。寄り道の連続である。

昭和11年に建てられたという建物のお店ではブックカバーや御朱印帳を製作、販売していた。
実際にお店でも製作していたのでお話を聞きながら撮らせていただいた。

「手先が器用なんですね。」
「いやーこの前ざっくり切ってしまいまして。」
そんなコミュニケーションがこのお店の事を思い出すカギになったりするんだよね。人との交流は旅の醍醐味だ。


おじさん三人で足つぼを刺激してひーひー言いながら(主に私)お昼の目的地へ。
電話予約した際に「実は写真を撮ることが好きなメンバーで伺うのですが、、、」
と切り出すと受話器からは少しの困惑を感じた。
もし可能であれば自然な光の入るお部屋だとありがたいのですが、とお話しすると最奥の角部屋を用意してくださいました。お心使い感謝。

ここでは色々な話が出来ました。育児や写真の事。それぞれ悩んでみんな頑張っているんだなと励まされた気がします。

この時嬉しかったのが僕の料理写真がおいしそうだというお言葉。
凄くさらりと撮りますねと言ってもらえたのも嬉しかったんだけど、さらりと撮りすぎてめじろさんが完璧シルエットになってしまった。


そして待ちに待ったうなぎ。
メジロさんがnoteで初めての自腹UNAGIだとカミングアウトしていましたね。何を隠そう私も初めての自腹UNAGIであります。
余裕の顔で上を頼んだ様に見えたかもしれませんが、随分と前からメニューを調べて心に誓っていたんだ。上を行くぞと。

美味しかった。そりゃあもう自身が汗水垂らして働いたお金で食べたうなぎですもの。

ただここで予想を上回ったのは、うな重ではなくめじろさんの頼んだなまずの天麩羅だった。
どじょうがあったらいってみようかと思っていたんだけど、これは夏季限定。
僕はノーマークだったなまずに食いついたのはめじろさんだった。
前から食べてみたかったという所からかなりの食への探求心を感じる。

僕もこんな時の為に何か変わった食材を食べてみたい物リストに入れてみよう。

一口おすそ分けを頂いたんだけど自分も頼めばよかったとすぐに後悔した。
なまずってこんなに上品な味なんだと思い、魚もイメージと見た目で判断してはいけないと悟った。
次は僕も必ず頼みます。

このお店だけで一冊作れてしまう様な佇まい。
給仕担当の方も気持ちよく、もっとお店の事について聞いてみればよかった。
お店を後にして北へ歩くと、どの鰻店も長蛇の列だった。
我ながらいい仕事をしたな。グッジョブである。
仕事や育児に追われる日々を送る中で、時間や他のお客さんの目を気にせずゆっくり出来た事が何よりもの贅沢だった。

写真多すぎるよと妻から助言を頂いたので次回に続くとします。



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