見出し画像

F1レーサーは一人で走っているわけじゃない。

画像1

 
 F1に限らずファッションフォトグラファーも最高のメカニックが必要なのだ。ZIGENのお父さんは会社写真電気工業と言う照明機材の会社にやっていてをよく行っていた。ZIGENの本名は寺下。ZIは『寺』GENは『下』。寺下さんにタングステンの5kwのスポットを目一杯絞ってモデルに当てたら熱でなんか焦げ臭い匂いがしたと思ったらウィッグを焦がした話をした。
 「五味さん、HMIライトって知ってます?」、それなんですか?。一般的になっている『HMIライト』は映画ようの照明機材で70年代行後期に代原油価格が高騰したオイルショック時代にドイツの大統領官邸を改築する際に開発されたライトで光色は自然光と同じの6000ケルビン、今のLEDライトと同じで光量に対しての電力消費量が少なく発光熱をほとんど出さない。開発途中にオイルショックが終わってHMIライトは照明機材としてミュンヘンオリンピックの記録映画で使われたとの話だった。
 それどこで借りられるんですか?と聞くと「映画関係の機材を扱っているところならどこにでもありますよ」と言うことで黒澤フィルムスタジオからレンタルしてこの撮影をした。バックはストロボはストロボ6台、メインライトはHMIをスポット光として使っている。
 寺下さんからHMIライトはフリッカーライト(蛍光灯と同じ点滅公)なのでモータドライブで高速連写するとたまにコマ落ちするので注意した方がいいと方がいいと言うアドバイスももらった。
 ファッション写真はチームプレーなのでF1のメカニック同様最高のメカニックが必要なのだ。写真は流行通信(1984ca)


画像2

ウィッグを焦がした撮影。このお話は次回。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?