【Reバース】新日本プロレスのコスト配分について

Reバース【新日本プロレス】の緑Reバース採用軸のデッキ内コスト配分について当時の考察を振り返るため、計算過程、着目点をここにまとめる。

1.枚数配分として重要と考えられる点

新日本プロレス構築の上で重要な点は3点あると考えられる。

以下にその3点と重要と考えた理由を記載する。


●初動にメンバーを確保できる低コスト帯の枚数

Reバースはルール上、メンバーにカードを置かなければアタックを行うことができない。安定して初動にメンバーを置くためには何枚の低コストのキャラを採用するのが最適か検討する必要があると考察した。

●コスト5以上のキャラとReバースの合計枚数 

新日本プロレスのみが有する緑Reバース(以下緑Reバース)の効果を発動するためコスト5以上のカードを採用することになる。この際、どの程度の枚数が適正であるか考える必要がある。これは他に重要と考えた2点との兼ね合わせで相対的に決まるものと考察した。

●初手にブロッカーを引く枚数

Reバースは両プレイヤーが相手のリタイアを先に7枚にすることを競うゲームである。戦法としては大まかに2つに分けられると考察した。

A.1ターン当たりに相手に与えるリタイアを多くし、自分が勝利条件を満たすために必要なターン数を減らすとで自分が先に勝利条件を満たす。

B.相手からリタイアに送られる枚数を減らし、相手が勝利条件を満たすために必要なターン数を増やすことで自分が先に勝利条件を満たす。

緑Reバースの特性から新日本プロレスはBの傾向が強いと考え、ブロッカーをよりゲームに絡めやすくすべきだと考察した。

次項以降は各項目の詳細を考えていく。

2.初動にメンバーを確保できる低コスト帯の枚数

何を満たせば初動にメンバーを確保できるといえるかを次のように仮定した。

●後攻1ターン目に手札と最初のエントリーインのカードに2コスト以下のキャラが含まれる確率が80%を超える

スタートカードを除くデッキ49枚から4枚をランダムに選んだ場合に2コスト以下のキャラが含まれる確率を計算し、何枚以上であれば上記を満たすか検証した。

※前提としてReバースカードは必ず8枚採用するものとした。

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2コスト以上を16枚以上採用から確率が80%を超えるため、2コスト16枚が一つの指標といえる。

3.コスト5以上のキャラとReバースの合計枚数 

構築から確率を操作できる部分を考え、配列上緑Reバースの効果が成功するパターンがどの程度存在するかを検討した。

●使用する緑Reバース1枚を除いた48枚から3枚をランダムに選んだ場合に5コスト以上のキャラもしくはReバースが1枚以上含まれる確率が80%を超える。

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5コスト以上13枚以上の採用で80%を超え、16枚以上で85%を超える。23枚以上で90%を超える。

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また、5コスト以上の採用枚数が18枚以上採用していく場合確率の変化量は1.5%を下回り、大きく確率は変動しない。

2コスト以下の採用枚数を16枚取ると5コスト以上の採用可能枚数は25枚が上限となる。変化量から20枚を超えての5コスト以上の採用はメリットが薄くなっていくと考えられる。

以上から17~19枚の採用が理想値ではないかと考察した。

また、この枚数範囲では1~3%の確率変動しか起こらないため、他の採用したいカードの枚数によって変動させる枠と考えられる。

4.初手にブロッカーを引く枚数

新日本プロレスはドローに特化しやすいプールであることから、妨害札はスパークによる除去、レストよりもブロッカーが優先されると考えた。

初手にブロッカーを引くことで選択肢が大きく増えることから、ブロッカーを最大8枚として計算を行った。

●49枚のデッキから3枚をランダムに選んだ場合にブロッカーが含まれる確率

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ブロッカーは採用枚数0~8枚までの範囲では1枚の変動で5%ほどの確率変動が発生する。そのため、最大値の8枚を採用と考察した。

5.結論

以上の計算結果から理想的な枚数配分は以下の通りとなる。

●5コスト以上17~19枚

●2コスト以下16枚以上

●ブロッカー8枚

6.終わりに

採用枚数の正解は確率の許容範囲をどこに置くかで変動するものである。

各々計算結果から独自に判断を行いより良い新日デッキが生まれることを期待し、結びといたします。

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