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僕らだけの“あおぞら”

拝啓、20歳の君へ

いかがお過ごしでしょうか。
僕はついに社会人になりました、本来ならあなたと出会った頃には卒業していたはずなのですが、まあいろいろありました()
社会人1年目、朝起きて仕事行くことには慣れましたが、仕事面ではまだまだだなと感じることも多く、不安を抱えながらもなんとかやってます。

気づけばあなたも大学3年生ですね。将来のこととかそろそろ具体的に考え始めているのかもしれないけれど、あなたなら何にでもなれるし何でもできると思います。自信持って進んでいってください。

noteって既読とかつくわけじゃないから誰が読んだかとかわかんないけど、まとめてるのも知ってて、読んでくれて、褒めてくれてありがとう。最初に書いたものと今では若干書き方とか変わってるのかもしれん、笑 
僕も改めてあなたのnote読みました、というか実はまあまあnote見返してます。しっかり言葉が使える人の文章って個性とか出るし、あなたの文章もすきだよ。



さて、お手紙を全部読んで、穴が空くくらい読んで、それについて書いていくなど




一旦閉じた物語は、たとえそれがハッピーエンドだろうがバッドエンドだろうが、本来続きなんて存在しないもので。むしろそれで終わるから美しいのだとも言える。
アイドルとオタクの関係性も、片方がいなくなればそれで終わりだし、アイドル側が表舞台からいなくなればそこで終幕なのだと。



当時の気持ちとしては、疑問と突然突き放されたたような感覚、だったかな。
それよりも前から予兆は見えていたけれどそれすらも突然のことのように思っていた。
5月くらいにはそういうところが__ という話を聞いたときには耳を疑ってしまった。
しかし、自分が悪いところもいっぱいあるし、あなたがnoteに書いてたような、あなた自身のことをもっとしっかり理解できてたらああいうことにはならなかったのかもしれないと後悔しています。

いや、そもそも僕がいてていい場所なんてどこにもなかったのかもしれない。
僕が最初からいなければ、あなたは元気に幸せにアイドル活動ができていたのかもしれない。
と思ってるし今でも思う。
僕があなたを見つけてしまったことがすべての原因なのかも。辞めたときにも僕のせいだと思っていたし。




そんな僕の中で唐突に終わった二度と戻れない夏
それでも、なかったことにはできなかった夏


自分が好きな、Orangestarさんの『快晴』の歌詞をプロフにして合わせてアイコンにした青空も、自分の中での戒めというかそういう形で忘れないように無意識にずっと自身を縛っていたのだと思う。

僕の中では未だに「いつも通り窓から君だけ探してる」のはあなただし、「必然の中で今動き出す物語」の主人公もあなたでした。

過去noteより引用

と以前記したとおりである。
あなたの声が入った「気付いてダンデライオン」も、デビューライブの定点動画もたまに見てた、そのたびに懐かしさと同時に悲しさを覚えた。



そりゃ色々あっただろう 今もあるだろう
でも笑いながら生きていく それが人世だって
そんな単細胞になれたなら どれだけ良いかって

「快晴/Orangestar」


時が経って周りから
まだ引きずってるん?はよ忘れたほうがええよ
って言われても無理だった。たとえどれだけ嫌われいたとしても。
あなたが休んだことも辞めたことも全部リアルタイムで知ってたし。リプすべきじゃないってわかっててもリプ送ったのも。
あの頃の喪失感を埋めるようにオタクしていたのか、きっとそれだけではないと思いたいが、とにかくずっと忘れられなかった。 



“楽しみや応援してくれた気持ちを奪ってしまった”
“アイドルというものを悪にしてしまった”
とあったけど、たしかにアイドルって“偶像”なのだからなんにも信じられないんだなあという気持ちは今もあるのかも。ほんともっと素直に楽しくオタクできれば良いのにって最近は思う。

でも、これが自分の罪に対する罰なのだと。


"I know this sky loves you"
いずれ全て
変わってしまったって
空は青いだろう
忘れないさ
でもまた出逢えますように
って生きて征くよ
君は笑っていて 

「快晴/Orangestar」


嫌われてても、二度と会えなくても、それでもどこかで元気に生きててほしい、大学生活楽しんでてほしいってずっとずっと思っていた。ほんとに。

そんな状態で1年半経ったある日

終わりを迎えたはずの物語の分岐点

こんなオタクくんのnoteにわざわざ反応飛ばしてきて、しかも見たことない写真のアイコンで、それでも間違いなく“あなた”だって思った。
なんで?ってめっちゃ思った。
あの夏の結末を考えたときに、どうやっても今さらそんな行動をする理由がわからなかった。
見つけてもらいたかった、かのような。

そして、“あのつぶやき”
間違いなく、僕に向けたものだと確信してしまった。
あなたもずっと覚えててくれてたんだなあって。


正直クラウドファンディングに関しては当時の状況的にもすごく迷いはあったけど、僕のまだ応援していたい気持ちとあなたの行動を信じてみようと思って支援しました。

そして現在、すべての答え合わせ
僕らの迎えられなかった本当のエンドロール


あなたの言葉のすべてが本当なのかはわかりません。もしかしたら僕を気遣ってついている嘘なのかもしれない。
でも、先程も述べたように、ここに至るまでのあなたの行動、それに対して信用しているので、きっとこの手紙の内容も本当なのだと思います。

だからこそ、ありきたりかもしれない“ありがとう”の文字でさえもすごくすごく嬉しくて。


絶対ありえないけど、ほんともう一度だけ話したいなって思ってしまった。ありがとうとごめんなさいを伝えたくて。
でも、ここで終わるから、綺麗な物語なのだと思います。
推しメンとオタクの、誰も知らないハッピーエンド




、、、伝えたいこと多すぎてまとまってないからそろそろ〆にはいろうかな。



改めて
お手紙ありがとう

一番しんどいときに支えられなくて、何もしてあげられなくてごめんなさい。
ずっと後悔してました

誰も覚えていないかもしれなくても
誰も知らなくても
それでも僕とあなたの過ごした時間は確かに存在していて
お互いにとって幸せな時間だったって
胸を張って言えるなら
それで十分なんです

もう逢えなくても
二度と帰れなくても
それは美しい
僕らだけの夏だったろう

「快晴/Orangestar」

本当に
本当に
あの夏が嫌な思い出になってなくてよかったし
それを共有してくれてありがとう。

これからも必要あれば力になりますので、またそのときはよろしくね。

今のあなたが幸せでいられますように。



 “キミ”に送る花


おわり。


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