ジャパンカップ

第43回 ジャパンカップ[GⅠ]  

11月26日 東京12R GⅠ  芝2400㍍ (左)18頭 予報:晴れ

  1. コース形態とラップ

  2. 出走馬

  3. データ要素

  4. 展開予想

  5. 予想

バイアリーター君宝塚記念以来の5ヶ月ぶりで、久しぶりの予想ですが当てれるか?そして最近バイアリーター君というのが長いのであだ名みたいなのを考え中です。「ター君」にしようかな(笑)
今回の予想から馬の詳細を読むのが時間掛かるなという人向けに、詳細の前に短評を書き込んでいます。

ター君の2ヶ月以上の休み明け予想成績
【1ー2ー0-0】
と本命馬はすべて連対しており、鉄砲は効くので問題は無さそう。

今回のジャパンCは豪華メンバーで海外から1頭参戦してくれ、盛り上がりそう。イクイノックスとリバティアイランドが共に内枠に入り人気もこの2頭で分け合う形。果たして…。

 

1.コース形態とラップ

スタートはスタンド前からで、オークスでは川田騎手がスタートするまでは静かにして欲しいと言っていたので、テンションが上がりやすいポジションからのスタートではあります。
 坂の途中からですが、ペースにそこまで関与するほどの坂ではありません。スタート後の坂をちょっと上ると平坦が1コーナー過ぎまであり、2コーナーから向こう正面真ん中までは緩い下りが続きます。残り1200m地点で再び上り、そのあとすぐに残り800mぐらいまでを下ります。そこからは緩く上りながら、最後の400m~200mを一気に駆け上がり平坦を走りゴールです。スタート自体坂の途中の為、アルゼンチン共和国杯・目黒記念が行われる2500mよりもスタミナは要求されません。100mしか変わりませんが、スタミナ必要値は圧倒的に、2500mの方が必要です。

 文字ばかりで分かりにくいですが、前半部分は下りが多く、勝負所で登りがあります。これだけ見るとペースは上がりそうなのですが、ラップから見ると後半の方がペースは速く上り勝負のレースとなっております。

2.出走馬


1枠1番 リバティアイランド 牝3 川田将雅 栗東:中内田厩舎
脚質:先行差し 父ドゥラメンテ 母ヤンキーローズ

打倒イクイノックス最有力。

今年度の三冠牝馬の登場です。1枠1番は有利ですが、すぐ近くの枠にイクイノックスやタイトルホルダー・ドウドュースと有力馬達が集まり正直外の方がレースはしやすそう。
上りが使えるので差しのイメージがありますが、最近は先行して上りを使えているので出遅れの心配などは無さそう。1枠で周りも速いため出遅れるとポジションを下げてしまう為、その点は心配ないか。
3歳牝馬でまだ成長途中で古馬相手と渡り合えるかがこの馬のポイント。
オークスまでは新馬戦から馬体重が2㎏しか増えずこれからだなという感じでしたが、秋華賞で10㎏増えて出てきたのは成長した証と捉えましょう。距離不安も無く、安定しておりますので切る事は出来ないかと。

1枠2番 イクイノックス 牡4 C.ルメール 美浦:木村厩舎
脚質:自在 父キタサンブラック 母シャトーブランシュ

問答無用。

何も言うことが無いぐらい強いですね。まさに世界最強馬。オッズが1倍台前半という事で馬券的には美味しくないので切りたいが…。さすがに馬券内を外すイメージが沸かない。逃げ・先行・差し・追い込みとスタート出たなりで競馬が出来るので、死角が見当たらない。
前走の天皇賞・秋はレコード決着で、Hペースを3番手に付けて完勝。普通ならスタミナ切れて垂れてしまうペース。とんでもない強さですね。
死角が無いと言いましたが、強いて言うならこの天皇賞・秋からのローテが落とし穴になると思います。あのHペースを先行してレコードで走った反動でレース後は疲れを見せて一旦放牧へ。比較として今回出るドウドュースは、レース後放牧に3日後にはプールなどで調教。こうして見ると状態面では前走よりも落ちる。そしてメンバーは上がる。さらにこの馬は今まで間隔を取ってローテを組んできたが、中3週という短いローテ。かなりハードスケジュール。
取りこぼしも考えられる今回はアタマまであるのか?それとも2着3着。はたまた着外なんて…。

2枠3番 タイトルホルダー 牡5 横山和生 美浦:栗田厩舎
脚質:逃げ 父ドゥラメンテ 母メーヴェ

ハナ取り切れば。

昨年までの勢いだと今回のレースは内枠2頭と合わせて3強対決なんて言われてたかもしれないタイトルホルダー。今年はG2で【1-1-0-0】と好成績を残しているが、天皇賞・春では競走中止。G2二つは最初のコーナーまでで先頭に立てておりタイトルホルダーの必勝パターンに持ち込めた。一方で天皇賞・春のコーナー通過表記では1ー1ー2ー16となっているが、最初のコーナーからでは無く、ゴールから残りコーナー4個の位置取り。この時の最初のコーナーは外のアフリカンゴールドに先頭を奪われ、最初のホームストレッチで先頭を奪っての逃げ。初めから逃げれないと勝てないタイトルホルダー。今回陣営はハナを取りますと宣言。取れれば面白い。が、何がんでもハナを奪いに行くと宣言したパンサラッサがタイトルホルダーよりも外枠に入り、パンサラッサが多少スタートが悪くても押してタイトルホルダーを交わせるため、今回も買いたくない1頭。
前走のオールカマー組も次走の戦績悪く。

2枠4番 スタッドリー 牡5 T.マーカンド 栗東:奥村厩舎
脚質:先行 父ハービンジャー 母ウインフロレゾン

切り。

3枠5番 ドウドュース 牡4 戸崎圭太 栗東:友道厩舎
脚質:差し 父ハーツクライ 母ダストアンドダイヤモンズ

勝つ可能性もあるが。

イクイノックスを同舞台のダービーで倒しているドウドュース。前走の天皇賞・秋では、Hペースをイクイノックスの後ろで追走し撃沈。戸崎騎手に乗り替わったとは言え武豊騎手でも結果は変わらないと思っています。前走は大敗こそしましたが、無理をさせずに最後の直線は走っており、3日後にはプールで調教再開と天皇賞・秋からのローテ組では1番状態がいい。ドウドュース自体も前走よりも今回の方に標準を絞ってると思われる。パフォーマンス自体は前走以上で。
ただ距離が長い気がする。ダービーを勝った時よりも馬体は筋骨隆々としており、福永祐一元騎手はマイルがベストの体形と言っています。プロが言うのだからそうでしょう。(笑)
一方友道厩舎はベスト距離の2400mと言いており、これが本当なら圧勝まで。

3枠6番 フォワードアゲン セ5 黛弘人 美浦:中野厩舎
脚質:差し 父ローズキングダム 母エーシンシャイナー

切り。

4枠7番 イレジン セ6 M.ヴェロン 海外:JP.ゴーヴァン厩舎
脚質:追い込み 父Manduro 母Inange

雨降って欲しい。

1番情報が無いイレジン。戦績は19戦13勝で内G1を2勝していおり、実績としては申し分ありません。特に馬場が悪い時に強くスタミナ比べになれば力を発揮して来ます。日本の高速馬場に合うかどうかは分かりませんが、タイトルホルダーやパンサラッサがHペースで後続もそれに続いて持続力勝負になれば可能性としてはあると思っています。鞍上のM.ヴェロン騎手は1999年生まれと若い騎手ではありますが、仏リーディングでは9位で女性最多勝記録も更新しており、腕前も申し分なし。そして今年のWASJ(ワールドオールスタージョッキーズ)に参戦しており、1度勝利し、総合4位で安定していました。未知数なイレジンですが、人気も無く、日本の穴馬を買うのであればこちらを応援したい。

外国馬JC成績(過去20年)
【1-0ー1-77】

4枠8番 パンサラッサ 牡6 吉田豊 栗東:矢作厩舎
脚質:大逃げ 父ロードカナロア 母ミスペンパリー

流石にスタミナ持たず。

チャンピオンズカップとこちらで迷ってこちらに出走。どちらも走れるしこっちにしよう!という感じではなく、どっちも厳しいけど…という感じ。最近はダートで走っているが、芝では生き脚がつきにくくなっている。そのため初速が遅いダートに切り替えたのではと勝ってに思っている。昨年の天皇賞・秋では大逃げをかまして2着の大健闘。あんなレースが出来たらと思うが、距離が2400m今回と、内枠にパンサラッサよりも逃げ足が速いタイトルホルダーが居ることで大逃げが出来るというイメージが無い。G1では少し力が足りないのと距離と同型馬の兼ね合いで、穴馬候補ともいかない。

5枠9番 ヴェラアズール 牡6 H.ドイル 栗東:渡辺厩舎
脚質:差し 父エイシンフラッシュ 母ウェラブランカ

ピークは過ぎて。

昨年の覇者ヴェラアズール。昨年は連勝を重ね一気にG1ホースに。最後の直線も馬郡を縫っての1着。今年も期待したいところではあるが、昨年は馬自体が強かった印象。去年と同じ京都大賞典からのローテではあるが、昨年ほどに勢いを感じられない。ドバイWCをなぜ使ったのか分からないが、あのレースは馬を消耗させるだけにしか見えなかった。ダートで元々走っていたが、足元がまだ出来上がってないので芝より負担の少ないダートでという事でダートを使っただけなので、ダートでも勝てたしドバイWCも出走しようとなっていたのであればそれが原因で走らなくなった可能性も。

5枠10番 ダノンベルーガ 牡4 J.モレイラ 美浦:堀厩舎
脚質:差し 父ハーツクライ 母コーステッド

いつもと同じで掲示板までか。

ダービーでは1番人気だったダノンベルーガ。前走は4着も後方待機していた馬が2着以降を占めていたように展開が向いての4着。未だにG1未勝利である上に、イクイノックスには先着されており、逆転の可能性も低いと考える。昨年は5着で今年よりもメンバーレベルが低くそこでも着内に入れていない。成績も1800mの方が良く、距離はマイルぐらいがいいのではないでしょうか。馬がずぶくなってきて距離は伸ばした方が良いと言う厩舎コメントもありましたが、ここは3着候補に入れるかどうかの評価。

6枠11番 トラストケンシン 牡8 萩野極 美浦:高橋厩舎
脚質:差し 父ハーツクライ 母アフェランドラ

切り。


6枠12番 チェスナットコート 牡9 田中学 園田:田中厩舎
脚質:追い込み 父ハーツクライ 母ホワイトヴェール

切り。

7枠13番 クリノメガミエース 牝4 吉村智洋 園田:石橋厩舎
脚質:差し 父エスポワールシチー 母クリノバンダイサン

園田からありがとう!

園田金杯に出ても良かったはずなのにこちらに。園田からという事で応援はするが流石に掲示板も厳しい印象。

7枠14番 ディープボンド 牡6 和田竜二 栗東:大久保厩舎
脚質:先行 父キズナ 母ゼフィランサス

得意コースは京都。

京都大賞典はイン有利の中、外3頭目を走って3着。内容自体は良いように見えるが、直線に坂があるより京都のようにコーナーに下り坂があり、そこで勢いをつけれるコースの方が合う。京都大賞典はその結果だと思う。内枠で揉まれない外枠に入れたのはこの馬にとってはメリットである。3・4コーナーから馬郡に邪魔されずに加速していけば3着ワンチャンスあるかも。

7枠15番 ショウナンバシット 牡3 M.デムーロ 栗東:須貝厩舎
脚質:差し 父シルバーステート 母ギエム 

切り。

8枠16番 インプレス 牡4 三浦皇成 栗東:佐々木厩舎
脚質:差し 父キズナ 母ベアトリスⅡ

全て上手くいけば。

重賞では結果が出てないが上りは使えるため前が潰れる展開かつスムーズな競馬が出来れば馬券内あっても。頭は無い。

8枠17番 スターズオンアース 牝4 W.ビュイック 美浦:高橋厩舎
脚質:差し 父ドュラメンテ 母サザンスターズ

前走よりもレースしやすい。

前走のマイルよりも今回の2400mに距離が伸びてパフォーマンスは前走より上げてくるだろう。外枠自体もオークスで大外18番を経験しており勝っているので問題ない。(競争除外でてゲート自体は今回と同じ17番目)大阪杯では逃げたジャックドールを追い詰めて2着で強いレースをした。どんなレースでも安定して走っており今回のメンバーでも上位。天皇賞・秋は怪我で回避したが、Hペースに巻き込まれず消耗していない点でいい方向に出そう。
ただ回避した理由が状態面で良くなかったから。今回も状態的にはそこまで良いと印象は無く、回避した原因が長引いている様子。万全な状態ではないので重い印は打ちにくい。
年齢的にも今年で決めたい。

8枠18番 ウインエアフォルク 牡6 藤田菜七子 美浦:根本厩舎
脚質:差し 父ゴールドシップ 母サスセスストレイン

菜七子がんばれ!



3.データ予想


枠別

1枠【4-3-1-9】 連対率41%
2枠【2-0-4-13】 連対率11%
3枠【2-1-2-15】 連対率15%
4枠【1-2-0-17】 連対率15%
5枠【0-2-0-18】 連対率10%
6枠【0-1-0-19】 連対率5%
7枠【1-1-2-20】 連対率8%
8枠【0-0-1-26】 連対率0%

こう見ると勝ち馬は4枠から出そう。
8枠は圧倒的に不利だが、オルフェーヴとジェンティルドンナの11年前は8枠両馬がワンツー。スターズオンアースはそれに匹敵する強さがあるかどうか。


人気別

1人気【5-1-2-2】 連対率50%
2人気【0-2-3-5】 連対率20%
3人気【2-2-1-6】 連対率40%
4人気【2-1-1-6】 連対率30%
5人気【1-2-0-7】 連対率30%
6~9人気【0-2-2-36】 連対率5%
10人気~【0-0-1-76】 連対率0%

上位3頭が安定しており、穴馬が1頭絡めるか?
配当も固めが多く。


年齢別

3歳 【1-4-2-16】 
4歳 【5-3-3-37】
5歳 【4-3-4-35】
6歳 【0ー0-0-29】
7歳~【0-0-1-20】

4歳5歳が成績が良く、特に4歳が優勢

6歳以上は基本的には来ないと思っていいだろう。

データからの推薦買い目

リバティアイランド・イクイノックス・ドウドュース・スターズオンアース

3連単・3連複 各500円
イクイノックス→スターズオンアース・ドウドュース→スターズオンアース

もしくは

ワイド1点
リバティアイランド⇔イクイノックス


4.展開予想

 

近年の競馬はトラックバイアスなどとても重要になってきてます。展開が向かなければ着外なんてことも良くあります。展開はやはり逃げ馬がカギを握っていますが今回はどうでしょうか。

ハナ争いをタイトルホルダーとパンサラッサが1コーナー入るぐらいまではやりあうんじゃないかと思います。スタートして100mぐらいは初速がパンサラッサよりも速いタイトルホルダーが抜けだしますが、何が何でも逃げたいパンサラッサ。スタート多少悪くてもタイトルホルダーよりも外枠に入ったことで包まれる心配がなくハナを奪い返せる順番に。この2頭が後続を引き離し前はHペースに。
3番手以降の展開が難しい。かりに2頭の逃げ馬に馬郡がついて行くのであれば、馬郡は縦長の展開になり持続力のスタミナ比べ。馬郡が2頭をほって引き離されば、馬郡は固まり瞬発力勝負。この見極めが非常に難しい。
イクイノックスがついて行けば馬郡もついて行くだろう。だが、イクイノックスは休み明けは比較的先行して競馬をするが、間隔詰めての2戦目は中団~後方待機に回る事が多い。今回は後ろ目から競馬をするのではと考える。となると瞬発力勝負になると予想。
イクイノックスよりも前目で競馬できるリバティアイランドはかなり期待したい。

5.予想


イクイノックスを1着にするなら2着は穴馬を買った方が良い。

イクイノックスが勝利時の2着馬

天皇賞・秋 2着 ジャスティンパレス 6番人気 35.1倍
宝塚記念  2着 スルーセブンシーズ 10番人気 55.7倍
ドバイSC  2着 ウエストオーバー  4番人気 12.2倍
有馬記念  2着 ボルドグフーシュ  6番人気 14.1倍
天皇賞・秋 2着 パンサラッサ    7番人気 22.8倍
東スポ2歳S 2着 アサヒ       4番人気 8.9倍
新馬戦   2着 メンアットワーク  8番人気 41.1倍

と見事に穴馬たちが好走しています。
ちなみにイクイノックスが2着に敗れた場合はどうでしょうか。

ダービー  1着 ドウデュース 3番人気 4.2倍
皐月賞   1着 ジオグリフ  5番人気 9.1倍

となりました。
この結果から見て思うのは、イクイノックスに勝ちに行った人気馬がイクイノックスが強すぎて力尽き、力尽きた時に穴馬が後ろから差して2着に入ることが多いという事。逆にイクイノックスが2着に敗れた時は人気馬が勝負に勝ったという事になります。

~馬券で応用するなら~
馬連は買わない
馬単
人気馬→イクイノックス 人気馬は10倍未満の馬
イクイノックス→穴馬  穴馬は10倍以上の馬


◎ リバティアイランド

本命はリバティアイランドに。イクイノックスを倒せるとしたらこの馬なのかなと。イクイノックスよりも前目で競馬出来る可能性もあり、上りも使えるため、早めに抜け出して振り切れるか。


〇 イクイノックス

イクイノックスは2番手から下の評価はしにくい。どこからでも競馬は出来る為、馬券外に飛ぶイメージが沸かない。


▲ ダノンベルーガ

今回こそやってくれないかなと。


◬ドウデュース
 イレジン
 ヴェラアズール
 スターズオンアース

一発タイトルホルダー

買い目
馬単
リバティアイランド→イクイノックス

この1点勝負!!!

3連単買うなら
〇→▲◬→◎ 5点
タイトルホルダー→◎〇 2点

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