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スぺースキーという会社を退職しました。まさに青春でした!

どうも。@shinhrdです!
2024年3月31日をもって、株式会社スペースキー退職することとなりました。7年半務めて本日が最終出社日だったので、振り返りとしてnoteを書いておこうと思いました。今、スペースキーで働いている方、これからスペースキーで働こうと思っている方の何かの参考になれば幸いです。

スペースキーとはどんな会社なのか?

まずスペースキーと言われても、「え!キーボードの話?」レベルだと思うので簡単に説明しておきます。スペースキーは、キャンプメディア「CAMP HACK」やキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ(現在は、株式会社R.projectが運営)」など、アウトドア関連のネットサービスやメディアを運営している会社。他にもYAMA HACKTSURI HACKCYCLE HACKなどジャンル別にメディアを展開しています。アウトドア自体はニッチな市場ですが、コロナ禍のブームの後押しもあり、それに伴いサービスも会社も急成長しました。
全盛期は、スモール上場するくらいの規模感はあったと思います。

DeNAを6ヶ月で退職してスペースキーへ


面接に行ったビル。オフィスへ続く暗い階段が不安しかなかった…

そんなスペースキーとの出会いは2016年9月に遡ります。当時自分は、勢いにのっていたDeNAのキュレーションメディア部隊にいましたが、入社して6ヶ月、自分の手応えが全くなく、悶々する日々を過ごしていました。
そんなとき、たまたまスペースキーの求人を見て、「アウトドアとかいいな〜(たぶん病んでいたんだと思う笑)」と思い、メッセージを送って、会社帰りにふらっと寄ったのがスペースキーとの最初の出逢いです。

当時のオフィスは、渋谷の桜丘町にあった大学生が借りるようなボロアパートで衝撃的にボロいビルでした。
外も去ることながら中に入ると部屋の中にびっしりと机が敷き詰められており(なんでそういうレイアウトだったのか謎)、インターン生は仕事するスペースがなく押入れをデスクとして使っていて、かろうじて存在していたドアの前の1mくらいのスペースで社長とカジュアル面談をしました。

社長からはいかにメディアが伸びてるのかを力説されたのを覚えている。
当時、DeNAにいたときにメディアのアフェリエイトGMV(流通額)が高いこと、そこにチャンスがあることには気づいていた。メディアの規模の差は10倍くらいあったけど、スペースキーの数字はとにかく高かった。正確にいうとARPU(1人あたり単価)が高かかったという方が正しい。それはアフェリエイトとの相性が抜群に良いということと、メディアの規模さえ大きくなれば大きなビジネスになると確信した瞬間でした。

そして、面談の翌週には、DeNAに退職届けを出して10月にスペースキーにjoinしました。(ちなみに退社後にDeNAはあることがきっかけで社会的に炎上してました….)

スペースキーでやってきたこと

ボロアパートからオフィスっぽい場所へ移転しテンションあがった

スペースキーでは本当に色々な経験をさせてもらえた。7年半も飽きずに在籍できたのは、常に新しいことに挑戦させてもらえたからだと思います。
ほぼすべての事業に携わり、新規立ち上げは社内で一番やったし(失敗したこと数知れず……)、マネジメントなんて真剣にやった経験なかったけど、やらざる得ない状況だったし(あまり上手じゃなかったけど)、事業以外でも全社会の運営、KPIマネジメントの導入、オフィス移転、カルチャー醸成など、会社の成長に必要ならなんでもやった。
特に、自分のキャリアにとって30代は、実績を積みたかった時期だったので、挑戦する機会をたくさん頂いたことに非常に感謝しています。

「好きを仕事に」の会社

急成長で移転した新しいオフィス

スペースキーはドメインが明確だったので、働いている社員の方のモチベーションや使命感みたいなものが非常に強い会社だったと思う。

ビジネスと好きの狭間で悩んだこともあったけど、総じて「好き」というエネルギーは、人を夢中にさせる力があると感じる場面がたくさんありました。結局、1日の中で寝ている時間を差し引くと、仕事している時間が圧倒的に多いわけで、その時間が楽しければ人生って幸せだよなと感じていました。
僕自身もスペースキーに入ってから本格的にアウトドアを楽しむようになり、仕事とプライベートの境目がなくなったけど、それって今思うとめちゃくちゃく幸せなことだよなと思いました。

究極のスモールビジネスの教科書

もう一つ学んだこととしては、ビジネスへの向き合い方。スタートアップのように大きなビジョンを描いて、資金調達して短期間で急成長!みたいな会社ではなく、借入もなくすべて自己資金で回していたからこそ、お金(粗利)に対する執着・執念が強い会社だったことは間違いない。
事業もアフェリエイト✖️SEO(メディア事業)、せどり(宅配買取)などスモールビジネスの教科書になるようなものだったが、個人的には非常に勉強になったし、それゆえに2022年に自分も起業するきっかけにもなリました。

当たり前のことを愚直にやり続けることがいかに難しいか継続しているときは気づかないけど塵も積もれば山になるがいかに大切かということを学んだ気がします。

これから何をするのか?

そんなスペースキーも本日が最終出社。最初は7年半もいるとは想像できなかったけど、色々な人との出会いに感謝です。入社した時、4歳だった息子は11歳になり時間の早さを感じます。3月は1ヶ月有給消化期間なので、母親と二人で親孝行旅行したり、3月中旬からは家族で10日間ほどアメリカのグランドサークルをキャンピングカーで回ってきます。

そして、4月からは渋谷にある旅行系スタートアップで働きます。
残りの人生をどうやって過ごすか考えたとき、いろいろなタイミングも重なり、もう一度スタートアップで挑戦することになりました。

自分の大好きな旅行分野で社会に対して大きなインパクトが残せるよう頑張っていきたいと思います!

最後に

今まで一緒に働いてくださったスペースキーの皆さま、OBの皆さま、在職中にお世話になった皆さま、本当にありがとうございました!引き続きよろしくお願いします!







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