新ジョブ賢者 スキル解説&考察 Vol.1
暁月フィナーレ公開によって、最新版に更新しました!
主にスキルの数値面や、ピュシスとピュシスⅡがひとつのスキルにまとめられたなど、ちょこちょこと変わっています。
暁月のフィナーレで追加される待望のヒーラージョブ「賢者」。
楽しみな半面、スキルの説明文を見ていても、「イッソクコレ」とか「ドオルコレ」とか「タウロコレ」とか「ケーラコレ」とか、、、スキル名からすでに難解さを全面に出してきてます。笑
今回は、メディアツアーで解禁されたスキルの全貌を紐解きながら、暁月のフィナーレで賢者をどう使いこなすかを考えてみます。
今回は、Vol.1として賢者のシステムやスキル全体をみていきます!
※すべてのレベル帯のスキルを考えてしまうとややこしくなりそうだったので、レベル90を前提としてスキルの説明をしています。
ジョブのシステムとHUD
賢者のシステムにはこれまでになかった特徴的なものが複数存在します。まずは賢者を理解するために必要な、4つのシステムを見ていきましょう。
特定スキルの効果を変化「エウクラシア」
「エウクラシア」を使うと以下の3種類のスキルが変化し、対象のスキルを使用すると「エウクラシア」が解除されます。
攻撃で相方を回復!「カルディア」
付け方としては、踊り子のクロポジと同じ感じですね。スキルの説明には、「特定の攻撃魔法を実行すると」と書いていますが、賢者の攻撃系のスキルには全部カルディアでの回復効果がついています。ちなみに回復力は170です。
学者の妖精と違い、特定の対象に確実に回復を入れられるという強みがありますが、反面攻撃しないと全く回復が入らない点、スイッチなどでタンクが入れ替わった場合にはカルディアを付け替える必要がある、という点には注意が必要です。
どんどん貯まる「アダーガル」と、ためにくそうな「アダースティング」
最後は、「アダーガル」と「アダースティング」です。
「アダーガル」は、20秒ごとに真ん中のアダーゲージが貯まっていき、20秒ごとに最大3つのアダーガルがスタックされます。白魔のヒーリングリリーと同じような仕組みですが、大きく異る点が、非戦闘時にもたまり続ける、という部分です。
また、ID開始時などを見ると、3つ貯まった状態からスタートをしているので、ワイプ後なども最大まで貯まった状態からスタートとなりそうです。
そのため、高難易度の開幕などはいかに素早くアダーガルを消費していくか、というスキル回しが求められそうです。
「アダーガル」を消費するスキルは全部で4つ。
「ドオルコレ」「タウロコレ」「ケーラコレ」「イックソコレ」とすべてに"コレ"という末語がついているものが対象で、すべて回復アビリティのため、賢者の回復や軽減バリアなどは「アダーガル」を中心とした組み立てをしていくことになります。
「アダースティング」は、エウクラシア・ディアグノシスによって付与されたバリアが割れた場合に付与されます。
アダースティングを消費するスキルは、「トキシコンⅡ」だけなので、完全に専用のスキルとなります。
それではスキルの詳細を見ていきましょう。
※レベル90でのスキルで記載しています。さらにスキルの説明は重要ではない部分は省いているのでご承知ください。
90レベル時点での全スキル
※青緑が魔法、ピンクがアビリティです。
賢者のジョブとしてはレベル90時点ではスキルのうちGCDスキル(魔法)が9、アビリティが15の合計24。
同じバリアヒーラーの学者は、GCDスキルが9、アビリティが18、妖精の移動と追従のみとして2の合計29。
こうしてみるとホットバーの余裕さにはかなり違いが出てきそうです。(というか学者多いですね・・・)
賢者はアビリティの数こそ少ないものの、エウクラシアの使用頻度はそれなりに高いため、全体としての忙しさは同じくらいに落ち着くと思われます。
攻撃スキル
ドシスⅢとエウクラシア・ドシスⅢ
これはとてもシンプルですね。白魔でいうグレアとディアみたいなものです。ただし、「エウクラシア」を挟む手間が増えるということなので、この点は使用感がかなり変わりそうです。
またドシスⅢは威力だけなら、学者の「極炎法」威力295よりも強いです。おそらくは連環計のシナジーを踏まえての調整と思われます。
ディスクラシアⅡ
こちらは特にコメントする必要がないくらいシンプルですね。学者の新しい範囲攻撃「裂陣法」と基本同じです。
フレグマⅢ
45秒リキャストかつ2チャージ、さらにインスタントかつ威力が510という見るからに強いスキル。ドシスⅢの約1.54倍の威力があります。
チャージが2まで可能なので、基本はバーストに合わせた使い方としながら、移動したいときに使うイメージ・・・と書きかけましたが注意が必要です。
このスキル距離が6mしかない。
近接ジョブのスキル距離は3mなのでもう少し離れて打つことはできるものの、基本的には敵がすぐ近くにいないと打てません。(ちなみに通常の魔法攻撃は距離25m)
トキシコンⅡ
エウクラシア・ディアグノシスのバリアが割れることで付与される「アダースティング」を消費して使用する唯一の使いみちです。
威力としてはメインスキルのドシスⅢと変わりありませんが、範囲攻撃である点と、何よりもインスタントスキルです。
そのため、タンクへの強攻撃などで上手く「アダースティング」をためつつ、移動時にはこのスキルを使用してGCDのロスなく動く、またはアビリティを2つはさみたいときの攻撃方法、というのが理想的な使いみちになりそうです。
プネウマ
リキャスト120秒というかなり長めの攻撃つき範囲回復。
回復したいタイミングでこれが余っていたらつかう。。。くらい?
回復スキル
ディアグノシスとエウクラシア・ディアグノシス
学者でいうところの「フィジク」と「鼓舞」の賢者版という感じですね。スキルの効果量も完全に同じです。
ちなみに「エウクラシア・ディアグノシス」はバリア分も含めて考えると、回復力:300+バリア分(300×180%)540となり合計で840のため、バリアが無駄にならないなら「エウクラシア・ディアグノシス」のほうが優秀です。
プログノシスとエウクラシア・プログノシス
白魔の「メディカ」と学者の「士気」を切り替えられるようなイメージですね。しかしちゃんと見ていくと「エウクラシア・プログノシス」の方は注意ポイントなどがいくつかあります。また、こちらはキャストタイムが他のスキルよりも少し長いため、アビリティを挟む猶予があまりありません。
ピュシスⅡ
ピュシスⅡは学者で言うところの「光の囁き」ですね。
学者の光の囁きが回復力80×21秒に対して
賢者のピュシスⅡは回復力130×15秒。
HoTは3秒ごとに発生するため、
光の囁き:80×7回=560
ピュシスⅡ:130×5回=650
となり、賢者のほうが強く、さらに回復魔法効果アップがついているためほぼ上位互換です。
ハイマとパンハイマ
暁月のフィナーレで登場した新しいタイプのスキル。説明は長いものの15秒の間で5回分、バリアが剥がれるたびに勝手に付与し直してくれ、最後に余っている分は回復してくれる。
ハイマ
バリア:300×5回=1500
回復:150×5回=750
パンハイマ
バリア:200×5回=1000
回復:100×5回=500
と実は結構強い。
エウクラシア・プログノシスがバリアを含めて420の回復力なので連続で攻撃がくるタイミングなどではかなり優秀。反面一回限りの強攻撃などでは1回分しか発動しないので注意が必要。ただし、15秒が過ぎた際に残っているスタック分は回復に回してくれるため、ギミックのタイムラインをしっかりと把握すれば、パーティー全体への深謀みたいな使い方もできそう。
アダーガルを使用する「ドルオコレ」「タウロコレ」「ケーラコレ」「イックソコレ」
続いてはアダーガルを消費して使う"コレ"系のアビリティです。
「ドルオコレ」は、シンプルに単体を回復する賢者版生命活性法ですね。
「タウロコレ」も同じく単体回復ですが、こちらは45秒のリキャストタイムがある点、10%軽減を付与する点で異なります。基本は「ドルオコレ」の強化版ですね。
リキャスト的に学者でいうところの深謀にあたるスキルと思われますが、こちらの回復は即時発動のためタンク強攻撃の前に付与しておいて・・・みたいな使い方ができません。しかしながら、軽減10%がついているので強攻撃前に貼りたい・・・という二律背反なスキルになっています。
「ケーラコレ」は学者の陣と占星の運命の輪を混ぜたようなスキルです。
陣と異なり、発動時に効果範囲にいれば離れてしまってもHoTと軽減が途切れることはありません。
デメリットとしては、陣はグランドターゲットのため、あらかじめ集合場所に設置しておいて、みたいな使い方ができないため、事前準備の柔軟さは学者の陣に軍配が上がります。
「イックソコレ」は、シンプルに学者の不屈枠ですね。
アダーガルの消費優先度としては、
ケーラコレ→タウロコレ→イックソコレ→ドルオコレ
をベースにしつつ状況に応じて使い分けていくイメージになりそうです。
ドルオコレでアダーガルを多く消費してしまっている場合は、ヒール回しに問題があるかも?
これら4つのアダーガルを消費するアビリティは、すべてにMPが700回復する効果がついています。アダーガルは20秒ごとに付与されていくため、逆にいえばしっかりとアダーガルを消費していかなければMPが枯渇する、ということでもあります。
ホーリズム
リキャストが長い代わりに、10%軽減を20秒という長めの時間貼れるスキル。
連続して全体攻撃がある場合などは輝くこと間違いなしですね。さらに回復もついているため、事前に戻しきれなかったHPを軽減を撒くのと同時にしてくれるのも優秀です。
バフスキル
ソーテリア
カルディアの効果を1.5倍にするアビリティ。元の回復力が170なのでソーテリア効果時間中は255とわりとモリモリ回復してくれそうです。
効果時間は15秒なので、6回分の攻撃が効果時間中に入るため全部で1530と賢者で最も回復力が高いです。
クラーシスとゾーエ
「クラーシス」は対象が受ける回復魔法の効果を20%上昇させる効果。ただしアビリティには効果がないため、賢者の場合だと「ディアグノシス」「エウクラシア・ディアグノシス」「プネウマ(未確認)」にしか効果がありません。
そのため、現状ではタンクへの攻撃が痛いときにそっと投げる使い方になりそうです。
「ゾーエ」はめちゃくちゃ強いです。
回復量が1.5倍ということは、回復量に依存するバリア量も含めて増加するということです。
「エウクラシア・ディアグノシス」で使った場合、
回復300×1.5=450+バリア540×1.5=810
という怒涛の効果になります。
「エウクラシア・プログノシス」の場合でも、
回復100×1.5=150+バリア320×1.5=480
となります。
ペプシスとリゾーマタ
「ペプシス」はひとクセあるもののかなり優秀なHP回復スキルです。
「エウクラシア・ディアグノシス」もしくは「エウクラシア・プログノシス」でバリアを付与している状態で、このアビリティを使うと、
エウクラシア・ディアグノシスだと450
エウクラシア・プログノシスだと350
の回復が発動します。
「リゾーマタ」はシンプルにアダーガルを付与するスキルです。しっかりとアダーガルを管理してリキャごとに使えると◎です。
その他スキル
イカロス
賢者版、敵にも飛べるエーテリアルステップ。
賢者のスキルは基本的に自身中心のため、このスキルで素早く敵の目前に移動して発動、という使い方が輝きそうです。
エーテリアルステップはリキャスト10秒ですが、こちらは45秒のためその点は注意が必要です。
最後に
たった1つのジョブの解説に約8,000文字の長編となってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方は賢者についての知識がかなりついたのではないでしょうか?
次のVol.2では、主に高難易度コンテンツなどでのスキル回しについて考察していきたいと思います。
それでは良きエオルゼアライフをお送りください〜。
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