『Hello, Worker』KEI

B4の紙切れに収まる僕の人生を
誰かに認めて欲しくって振りまく笑顔
計算じゃ割り切れないこの歪な難問が
解けるまで居残りなんだ 出られないんだ
.
先頭は遠ざかる 一人取り残される
目の前のレールの向こうに憧れるだけ
だけど
.
何がしたいかわからない
何ができるかわからない
そう言いながら這いつくばってここまで来たんだよ
明日のことはわからない
昨日のことはかわらない
なら今日ぐらいは僕にください
.
数行の"お祈り"に揺れ動く僕の人生を
切り取って押し付けるように配り歩いた
.
期待されないまま 期待もしないまま
削られた僕らの形はどんな風に見えるのだろう
.
何を手に入れたんだろうか
何を失ったんだろうか
答え探し歯を食い縛ってここまで来たんだよ
明日世界が終わろうと
昨日のこと忘れようと
ただ今日だけは僕にください
.
先頭は遠ざかる 一人取り残される
「どこでつまずいたの?」「あれ 何してんだろう?」
期待されないまま 期待もしないまま
削られた僕らもまだ息はあるから
.
だけど何がしたいかわからない
何ができるかわからない
そう言いながら這いつくばってここまで来たんだよ
明日のことはわからない
昨日のことはかわらない
なら今日だけは この今だけは僕らの物
.
歌: KEI feat.巡音ルカ
詞: KEI


こんにちは、しんです。

今回は少し僕の趣味に寄ったnoteになると思います。
だってみんなこの曲知らないでしょ。笑

この『Hello, Worker』という曲はVOCALOIDオリジナル楽曲で、2011年9月に投稿されました。はじめて聞いた時から今まで、いつ聞いてもすごく心に響きます。

投稿者は当時、KEI名義でボカロ楽曲を投稿していました。(今はハヤシケイという名前でメジャー楽曲の作詞をしたりしています)
絵もかけるみたいで「絵師じゃないKEI」というユーザー名だった気がします。懐かしい。

就職活動の悲哀を歌った歌

「Hello, Worker」、つまり社会人になる節目である就職活動。
それが上手くいかなかったり、はじめての社会に戸惑ったり…そういう心境を歌った曲です。

B4の紙切れ=履歴書。
数行のお祈り=不採用通知。
みたいな歌詞に深みがあるところがKEIさんの良さでこの曲の好きなところでもありますが、それよりも今回はもっと直感的に、この曲を聴き終わって感じたことを書きます。

僕は就活してないですし、以前就活生を見下すようなnoteを書いたこともあります。笑
でも内心は、(ほんとに見下してる場合もありますが、)就活を頑張っている人達を尊敬してます。
何千何万っていう志望者の中から選ばれるのは大変なことだし、今まで自分がいた世界とは全く違う大人の世界に飛び込んでいくことは、正直僕には怖いです。
だから就活から逃げるように他の選択肢を選びました。
就活を終えて人が変わったように成長した人も身近に見てきました。

この曲の歌詞にもあるように、きっとみんな苦しんで辛い思いをしながら働いていくんだと思います。
ある一部のとっても恵まれた人じゃなければ、働かないと生きていけない。
「好きなことで生きていく」っていうのが流行ってますけど、そんなのも一部の運が良かった人だけ。
毎日街中のゴミを集めて回ったり、泥んこになりながら農作業したり、ひたすら荷物をトラックから下ろしたり。
そういう人たちがいてくれるおかげで世界は成り立っていると思うと、余計に歌詞が沁みます。

人生は生きづらい

日々を生きるのがつらいと思ったことはありますか?
僕は時々あります。
自分の思い通りにいかなかったり、悲しいことや悔しいことがあって落ち込んだり。
ふとした瞬間にもう生きなくてよくならないかなぁと願います。
人間関係って難しいし、避けては通れない。
人によって得意なことも苦手なことも違うけれど、ついつい周りと比較しては置いていかれる自分を嫌悪して。
そんなことなら独りで生きていきたいと思うこともあるけど、でも誰かといることで救われることもある。
難しい。
こういうジレンマの中で僕たちは生きていかなきゃいけない。

そんな時に、この曲と出会いました。
なんで生きてるんだろう?
何をすればいいんだろう?
答えは見つかりません。
でも、とにかく「今日」を大切にすればいいんだ。
一日一日をひたすらに一生懸命に生きればいいんだ。
そう思わせてくれました。

2011年ってもう8年前で僕はまだ中学生だったけど、この曲に救われました。
これからもこの曲を支えに生きていくと思います。
なぜなら僕は自分がどんな人生を送るかもわからないし、自信もない。
きっとまた落ち込むし、辛い思いをする。
でも大事なのは今を生きることで、今を生き抜くこと。

きっと院試には落ちるだろうし、親には怒られるだろう。
親に100万の借金を抱えたまま年金の支払い額も積もっていくんだろう。
自分に自信が持てる人は、多分こんなこと考えない。
弱い自分に嫌気がさすし後悔もしてるけど、それはまた別の話。

とにかく今を頑張って生きていく!
それが大切!

サポートがあればすぐ次書きます!!