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【本】「1分間でやる気が出る146のヒント」ドン・エシッグ著より①

ビジネス本再読シリーズです。今回はドン・エシッグさんの「1分間でやる気が出る146のヒント」を紹介したいと思います。一昔前に「やる気スイッチ」という言葉が私のいた業界では流行語になりました。たしかにどうにも「やろう」という気持ちが起こらないときってありますよね?そんな時に「はじめの一歩」を踏み出す後押しをくれる一冊だと思います。それでは一緒に見ていきましょう!


長所は自分で手に入れる

長所とは偶然に手に入るものではない。それは高いところに目標を置き、ひたむきに努力し、計画性を持って前進し、念入りに磨きあげて、ようやく得られるものなのだ。したがって、長所とは多くの選択肢の中から賢明な選択をした結果だといってもいいだろう。どんな行動を取るときでも、必ずいくつかの選択肢がある。その中から正しい選択をするのは戦いだ。私たちが長所を持てるかどうかは、その選択にかかっているのだ。

「1分間でやる気が出る146のヒント」ドン・エシッグ著より


この発想は意外でした!長所というのは、もとから得意だったからそうなったんだ、と思っていたんですけど、そうではないという考え方もあるんですね。最初はなんとなくやってみたらうまくいき、それから何回も繰り返すことで徐々に上手になっていく・・・ということって確かに振り返ってみるとあるような気がします。さらにはこの「なんとなく」自分が下した選択が上手くいったなんてのも、潜在意識の中で脳がフル回転して考えてくれたのかもしれませんよね、これってやっぱりそれまでの経験だったり、努力、挑戦の賜物であるとも考えられますよね。

ピンチをチャンスに変える

心配事や問題などなければ、人生はどんなに楽しいだろうと思ったことはないだろうか。しかし、残念ながら、それはただの夢でしかない。心配事も問題もない人生などはありえないのだ。大切なのは、自分の置かれている状況を見極め、行動計画を立てて速やかに実行に移し、状況を打開することだ。問題に直面した時は、どうしてそんなことになったのか、少し時間を取って冷静に分析し、ピンチをチャンスに変える方法を考えよう。ゲームプランを立てれば、解決できない問題などなくなるはずだ。

同上

前職当時は、毎日がピンチの連続でした。今思うと、そこまで抱え込まずにもっと肩の力を抜いて運営していれば、良かったのかもしれませんが、当時はとにかく「もっともっと」と常に高みを求めて、ひたすら突き進んでいました。「ピンチ」というのは一見、マイナスであるように思いますが、そうやって「壁」にぶち当たるからこそ、私のような人間でも少ない脳みそをフル回転して、なんとかしてこの「難局」を乗り越えようと、創意工夫するんですよね。さらに、一人で苦闘していると、手を差し伸べてくれる仲間も必ず出てきてくれるんですよね、もう何回助けられたことか!ですから、このピンチをチャンスに、という考えには100%賛成です。

物事を良い方向に考える人と付き合う

あなたのまわりに、「それは絶対にうまくいかない」といつも口癖のように言っている人はいないだろうか。このような姿勢はネガティブな雰囲気を生みだし、その場にいる人たちにも悪影響を及ぼすことになる。もしあなたが物事を良い方向に考える人たちと付き合うように心がければ、その人たちのポジティブな姿勢が強い伝染力を持ち、好ましい影響を自分に及ぼしていることに気付くだろう。ポジティブな行動のリストを作り、ポジティブに考えて行動する努力を意識的にしてみよう。人生観が驚くほど変わり、幸せな気持ちになれること請け合いだ。

同上

「類は友を呼ぶ」ではないですが、やっぱりどうしても似たようなメンバーとの付き合いになりがちですよね。だって、その方が気が楽ですし、居心地がいいわけですから。ただ、個人的にはポジティブマインドの方々と一緒にいる時間を増やしたいと思います。とはいえ、これは単なる「陽キャ」ということではありませんよ、これはこれで疲れちゃいますし、いい歳して常にハイテンションなのもね・・・笑。要は「考え方」の部分、常にネガティブに考えて、周囲にマイナスのオーラを巻くようなタイプよりは、元気で明るい、さらには物事のプラス面を捉えようとする前向きタイプと一緒にいたいな、ということです。ま、自分がそうなれているかというと、若干不安ではありますが・・・汗。

変化を恐れない

私たちは生きていく上で、どれだけの変化を経験するだろうか。仕事、家庭、職場、友人、家具、衣類、車、髪型・・・多くのものが変化する。ところが、絶えず変化に抵抗している人もいる。そういう人はいつまでも同じでいようと悪戦苦闘し、かえって大変な思いさえしている。変化は私たちの人生や社会に常に生じているのだということを覚えておこう。「変化のプロセスが終わってしまえば、人はもう終わりだ」と断言する哲学者すらいるほどだ。あなたが経験した最近の変化を紙に書いてみよう。あなたの変化のプロセスはもう終わったのか、それとも、あなたは変化し始めたばかりなのか、どちらだろうか。

同上

「強い者が生き残るのではない、変化できる者が生き残れるのだ」というような言葉があったように思います。これは本当に大賛成で、とにかく「変化」は大事だと思っています。といいつつ、基本的に人間は保守的な生き物で、変わることを恐れる、というか億劫に感じるものだと思います(これは私も同じです!)。そうして毎日が変化のない中で生きていくと、どんどんと毎日がルーティン化し、変わり映えのしない単調なものになっていくんだと思うんです。やっぱり大小あれど「変化」は大事。毎日にちょっとした「変化」のスパイスを入れることで、刺激も生まれるし、何より毎日新しいことに挑戦している方が、生き生きと若々しい生き方だと思うんですよね。


「できない」と思いこまない

あなたは私たちが日常生活で直面している規則についてじっくりと考えたことがあるだろうか。人々は家庭や職場、公共の場で規則を作って営んでいる。そしてそれを目につく場所に掲示する。その規則は「簡単な規則」と呼ぶことができる。それに対して「むずかしい規則」とは、創造性を抑えつけ、やればできるのにできないと思いこませる規則のことだ。あなたがいつもやりたいと思っていることで、「自分にはできない」と思いこんでいることは何だろうか。あなたはそれをするためにどんな強みや長所を持っているだろうか。思い込みが夢の実現の妨げにならないように、「むずかしい規則」を撤廃しよう。

同上

最初っから「無理」とか「出来ない」と決めつけるのではなく、まずは「やってみよう」という気持ちが大事だと言うことですよね。もちろん、どうにも無理だと言うこともあると思います、常識的に。そういう「壮大な目標」はさておき、まずは「手が届きそうな目標」など、スモールステップからなんでも「やってみる」。「死ぬまでにやりたい100のリスト」などもかつて流行りましたよね?「できない」「無理だ」と諦めず、やってみたいことにまずは挑戦してみる。やってみて、ダメだったら、それは「リスト」から消せばいいわけで。テレビ局の名言「『いつか』と『お化け」は絶対に出ない」ではありませんが、「いつかやろう」が実現する日はなかなか来ないんですよね・・・涙。

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