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【パリ五輪】Road to L.A.始動!~男子バスケ日本代表

すでに結果はご存じかとは思いますが、ブラジル戦を持って男子バスケAkatsukiジャパンのパリ五輪の戦いは終了となりました。一夜過ぎて少し落ち着いて来たので、いろいろと書いてみたいと思います。とはいえ、「シロートだからよ(by花道)」なので、細かな技術面はよく分かりません。というよりはむしろ開き直ってニワカ&シロート目線でここまでワクワクさせてくれた代表メンバーの皆さんに感謝したい気持ちでまとめてみました。


「Shock the World」は成功したのでは!?

まずは出場できること自体がミラクルだったわけで、日本が五輪なんて・・・という暗黒時代が長く続いてきましたよね。東京五輪は開催国枠での出場でしたし。そして昨年ようやく自力でもぎ取った出場権。渡邊雄太選手の「今回五輪出場権を逃したら、僕は代表を辞めます」という決死の覚悟。そこからの快進撃はまだまだ記憶に新しいことと思います。東京五輪で日本女子チームを準優勝に導いたトム・ホーバスHCの下、文字通り「一新」した男子代表。そう考えてみると、今回のフランス戦などは本当にあと一歩!(まあ、言いたいことは山ほどありますが・・・!)バスケ後進国といわれ続けたあの日本が世界ランキング上位チームと互角に戦うというのはまさに「Shock the World」できたのではないでしょうか?

サッカーの日本代表チームの歩みと重なるような・・・

これについてはXでもどなたかがポストされていましたが、本当にその通りだと思います。私の学生時代にJリーグがスタートし、「ドーハの悲劇」を経て、W杯出場→W杯で得点→W杯で一勝・・・というように徐々にステップアップしてきたことと重なるように思いました。バスケに関してはようやくスタートライン。

自力五輪出場を果たし、惜しくもフランスにはあと一歩ではありましたが(ちなみにブラジルにも一時期3点差まで迫りましたしね!)、あともう一歩で手が届くところまで来ました。そして何より代表メンバーが「若い!」これは何よりもアドバンテージだと思います。今回の経験者たちが次回のロス五輪に向けた中心メンバーに育っていくと思います。きっと今回の悔しさを一番抱えたパリ五輪の「若手」が今度は中堅・ベテラン勢としてチームを牽引していくはず。もう、こう考えるとワクワクしかないと思いませんか?

八村選手、渡邊雄太選手に続き、河村選手、富永選手も・・・

そしてサッカーが強くなった要因としては、海外への武者修行も大きかったのではないかと思います。日本は常に海外で見聞を広げ、そこで得た知識を日本に持って帰ってきて国力をつけてきた歴史のある国。野球やサッカーがそうであるように、バスケも今後は少しずつ本場NBAのみならず、海外のリーグへ武者修行に出て力をつけていく時代になって欲しいと思います。もちろん八村選手は当然のこと、今後、河村選手と富永選手はNBAへのチャレンジ権を得たような状態。良き友人でありライバルである同世代の二人が、次世代の日本を牽引する中心人物であることは間違いありません。今回は最年少だったジェイコブス晶選手も中堅として活躍しているはず。もうこう考えると未来は明るいですよね(ま、本音としてはもう少しコート内で富永選手を観たかったんですけどね・・・涙)。

完全に判官贔屓ですが・・・吉井選手の大奮闘が嬉しすぎた件(笑)

すみません、ここは完全に判官贔屓エピソードなのですが、少しだけお付き合い下さい。もちろん河村選手、ホーキンソン選手、渡邊雄太選手・・・と、皆さんの活躍も嬉しいのですが、私はなんといっても吉井選手のタフネスさに感動しました。誰よりも貪欲に、誰よりも泥臭く、ゴール下で当たり負けしない強さ。もちろん果敢に仕掛けていくので、ファールも取られてしまうんですが、その後もあえて強気に「フン!」と海外選手たちにも動じないメンタル!それでいて外からの3ポイントも適宜決めてしまう有能ぶり。鷹ちゃんことホーキンソン選手の1枚看板でなく、吉井選手もゴール下で戦ってくれたことが今回の健闘に貢献したのではないかと勝手に思っています。


スタートは「THE FIRST SLAMDUNK」だった!

ここで思い出して頂きたいのが、このバスケ人気に再び火をつけたの
はあの「THE FIRST SLAMDUNK」だったんですよね!2022年12月から公開し、一気に映画ランキング連続NO.1に。そこから時にランクダウンしつつもしぶとく(?)トップ10内をキープ。そして驚異の翌年夏までのロングランに。特筆すべきはリピーターの多さ(はい、私もです笑)!猛者になると2,30回以上という方も少なくないとか。それだけ惹きつけるストーリーと共に30代、40代のリアタイ世代にとっては青春時代のノスタルジーも相まって、家族二世代での鑑賞・・・なんてのもあったのでは?

30年経っても色褪せない不朽の名作「スラムダンク」。今回のW杯→パリ五輪へのムーブメントの根底には絶対にこの作品があったと勝手に確信しております(笑)。そしてこの夏待望の再上映!やっぱりDVDやNetflixで観ても、盛り上がらないわけですよ、どうせなら大画面で堪能したい!そんな作品ですよね。どうやら東映さんもあれこれイベントを用意して下さっているとか。商売上手ですよね~本当に、気持ちよくお金を使わせてくれますね(笑)。こういうのは大歓迎です(あとは財布との相談ですが・・・笑)。

ニワカが本物のファンに!?

ちょっと大きなコトを言ってしまうと、ようやく改めて日本バスケットボールの新時代の幕開けかな、なんて勝手に思っています。そこでできることはまず「Bリーグ」の盛り上げに参加すること。それからW杯、アジアカップなど国際試合もチェックし、一過性のブームでなく持続的な人気スポーツとして定着して欲しいな、と思っています。日本では野球→サッカーと続き、3番手についてはバレーボールも人気がありますし、ラグビーもそうかもしれませんね。ここの座をこうした各種スポーツと共に良い意味で競ってほしいですね。ちなみにバレーボールでも海外での武者修行によってチームのレベルアップが図られていますよね、今後はバスケもそうなって欲しい、いや絶対にそうなると思いたい。


ということで、パリ五輪を中心にここまでの流れや今後についてあれこれとシロート視点で語ってみました。細かな技術的なこと、各選手についてはそれこそもっと詳しい方があちこちで紹介して下さっているはずなので、私はあくまでもニワカファン代表の一人として、これからも日本代表ならびにバスケットボールを応援していきたいな、と今回改めて思いました。そして最後になりますが、これを書いているときにはまだ日本の女子チームは戦いが残っています。なんといっても東京五輪銀メダリストチーム。負けているときにはあれこれ叩かれてしまいがちですが、誰だって手を抜いているわけではありませんよね、最後の最後まで日本チームらしい戦いをして欲しいと思います。いやー、やっぱりスポーツっていいですね、本当に。(・・・と、なぜか最後が水野晴郎さんっぽくなってしまいました・・・笑)

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