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【バスケ】チャンスの神様の前髪を掴んだ!河村選手の活躍に思うこと

もうすでに日本中を駆け巡っているかと思いますが、NBA挑戦中であるグリズリーズの河村勇輝選手が2way契約を獲得という嬉しいニュースが入ってきました!いよいよ本当に「SLAMDUNK」の宮城リョータばりの「ドリブルこそが生きる道なんだよ!」ということで大舞台で大暴れしてくれそうですね。ということで、今回はそんな目の覚めるようなビッグニュースをもとに「チャンスの神様は前髪しかない」という格言を交えてまとめてみたいと思います。


まずはニュースの確認と2WAY契約とは?

2WAY契約は、NBA在籍3年以下の選手を対象に各チーム最大3名まで結べるもので、契約選手は下部のGリーグのチームに所属しながら、レギュラーシーズン中に最大50試合、NBAの試合に出場が可能となる。日本人で過去、NBAの公式戦に出場したのは、2004年の田臥勇太(フェニックス・サンズ/現・宇都宮ブレックス)、2018~24年の渡邊雄太(グリズリーズほか/現・千葉ジェッツ)、現役の八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)の3人のみ。河村がNBAのコートに立てば、日本人史上4人目、Bリーグ出身者としては初の快挙となる。

「DUNKSHOOT」10月20日配信より抜粋

プレシーズン戦でも持ち前の度胸で周囲を圧倒。気負いせずに武器であるノールックパスを披露し、さらにはデビュー戦ではコートインしてすぐにスリーポイントを決めるという大活躍。もちろん無得点の試合もありましたが、それでもガートとしての役割であるアシストを随所に織り交ぜチームの勝利に貢献していました。そして丁度2WAY契約の1枠が空くという幸運も飛び込み、見事に契約を獲得しました。

仲間からの熱いコメントが泣けてくる!(笑)

富樫勇樹はXを更新。「おめでとう!!!! 彼が目指してるのはもっと上だろうけど」と泣き笑いの絵文字付きで祝福した。2018年7月にグリズリーズと2ウェイ契約を結び、同年10月にNBAデビューした渡邊雄太もインスタグラムのストーリー機能を使い、河村の画像付きでYessir!!!!」と投稿した。ジェイコブス晶もXで「Superstar」とエール。Bリーグのチェアマン・島田慎二氏もリーグ出身者初のNBA選手誕生を願い、「海外でのプレーを目指す選手や、バスケットボール選手に憧れる子供たちの希望となるよう祈っています」とコメントを発表した。

「THE ANSWER」10月20日配信より抜粋

ま、島田チェアマンは「仲間」というより上司というべきかもしれませんが(笑)。さておき、先にNBAを経験した渡邊雄太選手、同じく富樫選手、さらには恐らく今後挑戦するかもしれない元チームメイトでもあるジェイコブス選手らからのコメントにはそれぞれ個性溢れるスタイルで河村選手へエールを送っているようですね。またBリーグ発展に寄与した島田チェアマンとしてはBリーグ初のNBA選手ということで、喜びもまた一入でしょうね。これからも第二、第三の河村選手が出てきて欲しいものです。

日本人のハンデとして身長が常に言われるわけですが、そこはまず田臥選手が切り込み、富樫選手も挑戦し、そして河村選手がいよいよもしかしたら本格的に軒並みずらりと並ぶ高身長のプレイヤーたちと互角、いやそれ以上に彼らの良さを引き出す華麗なパスワークで見せ場を作ってくれるかもしれません。これからは大リーグの大谷選手、山本選手の話題と共に、NBA情報も楽しみです(八村選手も頑張っていますしね)。

常に目標に向けて準備をし続けてきた河村選手

大学在学中にBリーグ選手となり、その後学校を中退して本格的にプロ選手となった河村選手。おそらく早い時期から「その先」への意識はされていたのだと思います。もちろんBリーグ内でも外国人選手たちとのコミュニケーションは必須ですし、何よりガードとしては彼らと「阿吽の呼吸」が大事になってくるわけです。本人はまだまだだと謙遜されるでしょうが、英会話についてはブロークンであっても意思疎通レベルでは日本にいる頃から達成できていたのでしょう。確か何かの記事でマイケル・ジョーダンのドキュメンタリーを見て英語を学んだ、というような話も出ていたと思います。とにかくそうやって来たるべくNBA挑戦に向けて準備をされていたのでしょう(その証拠にグリズリーズでの試合中もメンバーとコミュニケーションを交わすシーンが映像内に多々ありましたね)。

そして何より、チャンスの神様の前髪をガッチリ掴んだ!

日本人に多いのが、実力はあるけど本番に弱いというジンクス。というか、本番の弱さがよく言われますよね。オリンピックとかが良い例だと思います。というよりもあれはマスメディアによる事前報道が過剰だったということも今思えばあるのかもしれませんが、とにかくそういう印象はありますよね。しかし、河村選手の場合は先にも書きましたが、緒戦でいきなりスリーポイントをしっかり決め、そこからはBリーグや日本代表でのプレーのようにいつもの河村選手という活躍をしていたように映りました。こうしてなかなか巡ってくることのない「チャンス」をしっかり掴み、見事に自分をアピールすることに成功し、その後のステップにつながる切符を手にすることに。

もしかしたら潜在意識にイメージをされていたのかもしれません

こうした河村選手の活躍ならび、運を引き寄せた今回の2WAY契約に至るまでを考えてみると、恐らく、河村選手は早い時期からNBAに挑戦したい、と心に秘めていたのだと思います。しかも単に夢見事として「いつかNBAに行けたらいいなあ」というものではなく、NBA挑戦のために必要なことをイメージし、そのために一つ一つの壁を乗り越えていったのではないでしょうか。そう考えるとBリーグでの活躍(その裏には猛練習があったのだと思います←もしかしたら中学・高校時代からかも)、そして日本代表としてのW杯や五輪での大活躍がつながってくると思いませんか?その先に向けて常にイメージし続け、自分に課して乗り越えていったのではないかと思います。さらにはきっと脳内の「潜在意識」も使って全集中されたのかもしれません。

なんだかんだ言う輩もいるかもしれませんが・・・

こうして夢の切符を実力で掴みつつある河村選手。とはいえ富樫選手がコメントされているようにきっと「2WAY契約」がゴールでは無いはず。その証拠に本人も「すぐには掴めるようなものではない」と以前コメントされていたように思います。きっと順風満帆とはいえない時期もあると思います。すると一気にアンチというか、前向きに努力を重ねて前人未踏の挑戦をする者を腐すような発言をして溜飲を下げる輩が出てくるのは世の常。大谷選手であっても時に心ないコメントをする現地報道があるくらいですからね。人間につきものである「嫉み・僻み・恨み」などなどネガティブな心が襲ってくることもあるかもしれません。でもそんなことに負けずに初志貫徹。まっすぐに突き進んでいって欲しいものです。




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