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真矢の考え事・想い

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私、高橋真矢が考えている事や想っていることなど、頭の中の思考している事を書いています。 主に思考の整理のために書いている要素が強いですが、ご興味ありましたらご覧頂けたら嬉しいで…
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#トランスジェンダー

「パス度」と「言動」について

皆さんは、「パス度」という言葉を聞いた事がありますか? 恐らくトランスジェンダーの方々なら、ご存じの方も多いかと思います。 今回はこの「パス度」と「言動」について思う事があったので、 お話してみたいと思います。 ※ここで述べている事は全て私個人が率直に感じた私見であり、 特定の個人や団体等を非難したり、攻撃・糾弾するといった意図は 全くございません。 「パス度」とは何か?「パス度」とは、自分以外の人から客観的に見られた際に、 自分の性自認の通りに見てもらえるかどうかの尺

なんだかバランスがあまり良くない世の中な気がする

さて、このnoteで色んな記事を拝見していると、 どうしても私の場合、トランスジェンダーに関連した記事が 多く表示されます。 それ自体は別に構わないのです。 ただ色々拝見していると、特に誰の記事がという訳ではないですが、 ときどき 「バランスがあまりよろしくないな」 という感じを受ける記事に出会うことが有ります。 そしてよく考えると、それは単にnoteの記事だけでなく、 世の中自体がそうなんだと感じる事があるのです。 ※特定の記事などを糾弾したり批判・否定する意図

これは本当に心底私も思う。 まるで私たちが「全て」犯罪者やその予備軍であるかのように捉えられるのだけは、 ほんとやめてほしいと思う。 「「もっと信じて」トランスジェンダーの教師は訴える 「トイレ、女湯に…」は根強い誤解 」 https://www.tokyo-np.co.jp/article/267551?fbclid=IwAR0jpEgzebwAXnVejDimal9QXA26LL96hs5pu2LzT3c_tOoiZGrpFYf1sDc

女性専用スペースとLGBT法案に想う夢

私には、想い描いている夢があります。 それは、 「女性専用スペースを一切破壊せずに 男女共用スペースを増やしたい」 という夢です。 国会でLGBT法案が可決されました。 私はもともとこの法案に、 「当事者として反対」 でしたが、一方で現実を考えた時、 どうしても女性専用を使わざるを得ないような状況に 陥る事も経験してきました。 更衣室やお風呂はいくらでも避ける事が出来ますし、 実際使った事は、もちろん一度もありません。 しかしお手洗いだけは、 「どうしようも

トランスジェンダーと女装の違いって?

私は過去の記事でも何度か書いたように、 トランスジェンダーとかLGBTといった言葉は、 基本的にあまり好きではありません。 多種多様な人が居てひとりひとり違うのに、 ひと括りにされている感があるからです。 なので、あくまでも 「私は私です。」 が本来の正解だと心では思っています。 でもそうは言っても、自分の事を説明する際には、 以前の記事でも書いたように、 「周囲の人に解りやすい」 という、便宜上の理由で、 トランスジェンダーと名乗っています。 ただ時々、トラ

「多様性」について思う事

「多様性」という言葉が 昨今ではよく聞かれます。 特に私は当事者の一人なので、 余計多く耳にしたり目にするのかもしれません。 しかし、私はこの言葉を 見たり聞いたりするたびに 何か違和感を感じます。 それは何なのだろう?と考えました。 するといくつか理由が出て来ましたので、 今回は私の私見をお話したいと思います。 あくまでも「個人的私見」ですので、ご容赦を。 ①「多様性」への違和感多様性という言葉への違和感ですけど、 これは昨今の使われ方に対して感じます。 多様

女性とトランスジェンダー女性の共存共栄を願う想いと共同声明の提言

私は自分の生き方にもかかわってくる事なので、 noteの中に投稿される記事で、 女性専用スペースを守りたい側からの発信 トランスジェンダー女性側からの発信 この双方を読んでいます。 そして最初、この双方の発信が対立構造にある様に見えました。 しかし読み進めていくうちに、そうではないと感じました。 私が拝見した範囲でのお話になりますので、 かなりざっくりしたまとめ方で恐縮ですが、 整理すると大体こんな感じではないかと思うのです。 トランスジェンダー女性側の発信:

私は果たしてトランスジェンダーなのか?女装者なのか?

私は性別適合手術、 いわゆる性転換手術をしていません。 女性ホルモンの投与も行っていません。 ただ、決して趣味だとか一時的なものではなく、 日常的に女性の格好をして生活しており、かつ、 メイクや美容はもちろん、所作や言葉遣い、 仕草、様々な物事の見方や考え方などなど、 様々な面で女性に近づくための努力は 継続しています。 以前のコラム 「私がどの様にしてトランスジェンダーとして生きる様になったか(前編・後編)」 でも書いたように、 私は苛烈な男子からのいじめと 男性から

渋谷区のトイレ共用化に思う事

東京都渋谷区が、トイレをあらゆる人が より使いやすい様にするという事で、 トイレの共用化を開始しました。 この取り組み自体は先進的で とても素晴らしいと思います。 ただ、共用化する際のやり方というか方向性が 私から見ると完全におかしな方向に 向かっている様に思います。 渋谷区の幡ヶ谷に設置した共用化トイレは、 男女共用と男性専用は有るものの、 女性専用のお手洗いが存在しません。 つまり、 男女共用+男性専用 となってしまっています。 なぜこんな事になってしまった

私の考える「お手洗い」「お風呂」の利用について

私はトランスジェンダーとかLGBTとか世間では呼ばれます。 個人的にこういった呼ばれ方はあまり好まないのですが、 世間的にはこういう言葉の方が理解して頂きやすいので 便宜上使っています。 普段生活していて、特に不便な事とかは無いのですが、 やはりお手洗いの問題が出てきます。 先日、Yahooニュースで埼玉県富士見市の市議が 「女性の恐怖心を軽視している」 とするコメントを出されたそうです。 この記事を読んで私がちょっと感じている事や 普段どうしているかについて、お