阪神二軍レポート【5月編】

普段あまり二軍戦までチェックできてないというファンの方も多いと思うので、ここでは二軍がどんな状況なのか少しでもお伝えできればと思っています。また、これを毎月投稿することで、後から振り返ったときに起用法や成績の変化が見られればと思います。
3・4月編はここから。

１.スタメン(打順)

1番には早期の一軍復帰を目指す江越や木浪らが多く起用され、打席数が与えられた。2番には主に小幡が起用されてきたが、その小幡が一軍昇格したことで、流動的になった。クリーンナップには井上と小野寺がほぼ固定されており、将来の期待が見て取れる。5～7番には復調を目指す中谷、髙山と捕手が多く使われた。下位では遠藤や高寺ら若手が基本的に使われている。

２.スタメン(守備位置)

キャッチャーはメインで長坂がマスクを被る。安定感の出てきた守備は評価が高く、若手の多い投手陣を引っ張っている。内外野を守れる小野寺は主にファーストでの起用となった。ショートには小幡、木浪が起用された。そして残る内野手がセカンド、サードで出場する形が多い。外野はライトが主に井上で固定されている以外は流動的。センターは江越、島田が、そして中谷と髙山がレフトとDHで使い分けられる形が最も多くなっている。

３.打席数

打席数とはすなわち選手に対する投資である。一軍昇格や故障などが絡むため一概には言い切れないが、打席数の多い選手はそれだけ期待値も大きいと見ることができる。

主な二軍選手の打席数(3・4月→5月)
小 幡 101→44
中 谷 88→52
小野寺 87→64
井 上 73→71
髙 山 71→51
遠 藤 68→27
島 田 61→22
高 寺 53→36
長 坂 53→39
荒 木 34→16
片 山 15→16
江 越 15→44
俊 介 12→12
藤 田 12→5
奥 山 7→0
藤 谷 2→3

試合数が減ったことや一軍選手の調整で使われた試合があったこともあり、全体的に二軍選手の打席数は減少した。

４.投手起用

若手の西純、及川が途中で一軍に昇格したため、中田、岩田稔、藤浪らが先発の中心となっている。また、ルーキーの村上は一軍を経験したが、残念ながら結果を残せず降格となってしまった。再び二軍のローテで回ることが予想される。2年目の小川も現在は先発として調整を続けている。
中継ぎとしては、齋藤とルーキーの石井大が結果を残し一軍に昇格。しかし、起用の多いエドワーズや浜地、石井将はその期待に応えるところまでは至っておらず、全体的にコマ不足な状況となっている。その中でも復帰後は無失点投球を続けている湯浅に期待がかかる。加治屋や小野、守屋も一軍昇格を目指す。

５.練習試合

5月は19日に1試合だけ練習試合が予定されていたが、雨天中止となったため、練習試合は行われなかった。

６.故障者情報

ここでは、日頃ニュースをチェックする中で得られた故障者の情報を記載する。また、故障かどうか定かではないが、長期間試合出場のない選手についてもここに記載する。なお、見落としがある場合や最新情報でない可能性がある点はご留意を。

【投手】
・高橋：右脇腹筋挫傷、続報なし
・チェン：5/8抹消後登板なし
・鈴木：左脇腹筋挫傷、5/8復帰
・湯浅：右ハムストリング肉離れ、5/8復帰
・尾仲：5/23復帰
・ガンケル：右肩痛、5/30復帰
・望月：4/22以来登板なし
・岩田将：TJ手術
・才木：TJ手術
・島本：TJ手術
・川原：今季実戦登板なし

【野手】
・大山：背中の張り、5/22復帰
・北條：左足首痛、5/15復帰
・糸原：下肢コンディション不良
・山本：虫垂炎
・榮枝：肋骨疲労骨折

７.月別成績

【野手版】

【投手版】