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どうなる?現役ドラフト

12月9日に初開催となる現役ドラフトについて、NPBから対象選手の条件に関する発表がありました。そこで今回は、現役ドラフトに際して阪神がどのような動きを取るか予想してみたいと思います。初開催で読めない部分が多いですが……というかほとんど読めないんですが、参考程度に読んでいただけると幸いです。

現役ドラフト対象選手

まずは、対象選手について確認しておきましょう。条件は以下の8つに該当しない選手です。

①外国人選手
②複数年契約選手
③年俸5000万円以上の選手(ただし、1名に限り5000万円以上1億円未満の選手を対象とできる)
④過去にFA権を行使したことがある選手
⑤FA資格選手
⑥育成選手
⑦前年の年度連盟選手権試合終了の日翌日以降において、選手契約の譲渡により獲得した選手
⑧シーズン終了後に育成から支配下に切り替えられた選手

要するに、今年支配下選手としてチームに所属していた低年俸の日本人選手が基本的に対象になるということです。シーズン終了後にトレードで獲得したり、支配下に昇格させた選手は対象にならないということですね。一方で、1年前のドラフトで獲得した今年の新人は対象になるようです。と言っても、人的補償と違って相手に選ばれるわけではなく提出するリストはこちらで選べるので、新人を出す可能性は低いと思いますが。

ちなみに、阪神の現役ドラフト対象選手は以下に名前のない選手になるはずです。ただし、年俸や契約に関してはあくまで推定として出されているものであり、実際にそうなのかはわからないため、必ずしも正しいとは言えないことをご了承ください。

阪神が提出する選手は?

続いては、阪神がどのような選手を提出するかについて少し予想してみたいと思います。こういうのは見たくないよ、という方は、読み飛ばしていただいてかまいません。

正直言って、予想はかなり難しいです。各球団どれくらいのレベルの選手を何人提出してくるのか、初開催なので尚更わかりません。一応、他球団に欲しいと入札されればされるほど指名の順番が早くなるようなので、ある程度欲しがられる選手を出す意味はあります。しかし、欲しがられる選手となると普通にトレードした方が、とも思いますし、自チームにおいても使える気がするので、全然そんな選手でない可能性も大いにあります。それを踏まえて、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

まず、個人的に予想しているのが小林です。理由としては、阪神の中で相対的に年齢が上の投手であること、右のリリーフであり阪神では厚い部分であることが大きいですが、もう少し詳しく話そうと思います。
阪神における小林の役割は、1イニングを担うセットアップに近い投手です。しかし、今季はそこに浜地、湯浅の両右腕がハマり、更にはケラーも残留が濃厚です。また、対右として同じフォーク系の球を武器にする世代の近い加治屋も活躍しました。これにより、相対的に小林の立場は下がっています。更に、ファームには評価の高い若手右腕の岡留もいます。
加えて、小林はロングリリーフは不向きな投手です。同じ右腕でも、石井や二保、馬場といった投手はこの役割を担うことができます。今季主にここで投げていた齋藤を放出したことも、ロングリリーフ適性のある投手を残す追い風となっています。
以上が小林を予想する理由です。小林はまだまだ投げられる投手です。他球団にいけば、阪神にいるよりもチャンスを貰える可能性は高いですし、それだけ欲しいと言ってもらえる可能性があります。現役ドラフトはそのような選手を出すのが本来の目的だと思われますからね。

もう1人予想しているのは、板山です。こちらも詳しく理由を説明していきたいと思います。
板山は左打ちの外野手ですが、内野も全てこなすことができます。よって非常に使い勝手がいいのですが、一方で二遊間となると特別上手いとまではいかない、足は代走として使えるほど速くない、一軍レベルでは打撃の実績も少ないということで、控えに代走やユーティリティな守備固めはしっかりといる阪神においては、なかなか一軍定着とまではいたっていません。左の外野手としては近本に島田がいてチームとしても右打者不足、二遊間はそもそも非常に数が多く板山も左打ちとあってなかなか一軍での出場機会増加は見込みにくい状態です。それこそ一軍である程度打つことが増加の道筋なのですが、若くもなく実績も浅いとあって、二軍では打っても一軍で安定して使い続けることは難しくなっています。阪神ではこのような状況にある板山も、他球団ではユーティリティさを活かしてもう少し出番が貰えるのではないかと思うことが、理由です。

そして、個人的には出すべきでないと思うものの、可能性もあるのが北條です。阪神が苦手な左腕やここぞの場面で打てるムードメーカーであり、矢野政権では高く評価されていましたが、新政権になってからはあまり名前があがりません。実際に成績だけを見ていると、近年は低迷しているのも事実です。二遊間の数の多さ、実績もあり北條より若い渡邉諒が加入したこと等を考えると、可能性はあるのかなと思います。もし提出リストに名前があがった場合、おそらくそれなりに人気が出るのではないかなというのも理由としてはあります。理由としては少し他2人よりは薄いです。

もう一度言いますが、実際に誰を出すかは全く分かりません。これはあくまで個人的な予想です。体制も変わっており、自分の考えとは全然違う方向に編成を進めていく可能性も大いにありますからね。

阪神はどのような選手を獲得する?

こちらは、提出するよりも予想が難しいです。他球団が誰を出すか、そして阪神が何番目に指名できるか、不確定要素しかありません。なので、大雑把に予想してみたいと思います。

阪神が獲得するのであれば、投手ではないかなと思っています。阪神はオフにアルカンタラ、ガンケル、守屋、小野、尾仲、齋藤、そして育成の牧と数多くの右投手を放出しています。また、MLB移籍となると藤浪も放出となります。外国人は新外国人で補うと思いますが、これだけ投手を出しているので、単純に投手の枚数が減っています。じゃあ提出の予想に投手を入れるのはおかしいのではないか、と言われそうですが、阪神は投手育成には定評があるので、ここでより若い投手、より実力のある投手、ポテンシャルのある投手がいるのであれば、交換することはプラスに働くと考えます。

野手の獲得も有り得るのは当然有り得ますが、阪神は既にトレードで内野手2人、ドラフトで外野手3人と獲得しており、一塁三塁は既に大山佐藤で固定の方針となると、もう枚数をこれ以上増やしても仕方がないのかなと思っています。あとは外国人の外野手が2人来ると思うので、支配下選手としてはそれでいいのかなと思います。捕手は現役ドラフトに出てくるとはあまり思えない(単純に専門性や情報等もあって市場価値が高い)です。

以上が現役ドラフト初開催にあたっての自分の予想です。思ったより長くなりましたが、読んでくださった皆さんありがとうございます。そんな優しい皆さんにだけお教えします。このnoteの表紙の画像は、西長堀、京セラドームからも歩いていける距離のところにある「カドヤ食堂」というお店のラーメンです。美味しいのでオススメします。めちゃくちゃ並ぶので、時間には余裕をもって。

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