1.顆粒球増加による、活性酸素の暴走
①ストレスを感じる→②交感神経緊張状態→③白血球中の顆粒球の数が急増化→④活性酸素が過剰になり、周辺組織を広範に破壊する(例:胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎等)
活性酸素は、通常量であれば、細胞に活気を耐えて活動的な体調を作る働きをする。
【例①実験】マウスに金網をかけて動けないようにした。自由を奪われたマウスは強いストレスを感じ、交感神経緊張状態になる。顆粒球の変動を調べると、大腿骨の中に15x10 *6 という大量の顆粒球が認められた。
骨髄には顆粒球の予備が蓄えられている。急性ストレスを与えられたマウスの体内では、骨髄から予備軍が一気に抹消に流れ、血流が多い肝臓から胃の粘膜に辿り着き、胃粘膜を攻撃。この時、胃粘膜だけがダメージを受けるのでなく、他の粘膜でも組織破壊が起こっている。これらの急激な反応はわずか1日で完結する。
【例②】激しい夫婦喧嘩をした翌日に胃がしくしく痛み、突発性難聴になった。急性ストレスによる顆粒球過多で、胃と内耳の双方の粘膜が攻撃された結果
2.血流障害の怖さ
朝、起きたら、手足・指先までのストレッチをして、血流の流れを末端神経まで行き渡らせる。この時間を毎日15分取るだけで、1日の体調が大きく異なることを感じた人は、とても多いと思います。私の兄弟は、農業を営んでいますが、毎朝起きたら、この手足指先までのストレッチを、念入りにやっています。毎日のリズムをつくり、身体に習慣を植え付ける意味でも効果的だと思います。
3.血液障害が引き起こす、低体温
出典資料:自律神経免疫療法入門 福田稔・安保徹著