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タンパク質の摂取が大切な理由

1.タンパク質とは

タンパク質とは、アミノ酸がペプチド結合により重合したポリマー。ヒトの場合、殆どのタンパク質は肝臓で合成される(一部はその他の臓器や骨髄、細胞で合成)。ヒトの体は水分を除いた70%がタンパク質から成り、合成と分解を繰り返す。タンパク質を供給し続けることが、生命活動の健康的な維持に極めて重要。

2.タンパク質の働き・機能

・消化酵素は、タンパク質からつくられる。女性は最初はプロテインを摂取出来ない人も多いが、2-3ヶ月継続すると、タンパク質の消化吸収能力が向上して飲めるようになる。

・代謝酵素のタンパク質が十分あれば、代謝は良くなる。代謝に必要な酵素は、「主酵素(タンパク質)+補酵素・補因子(ビタミン・ミネラル)」から得られる。断薬・減薬をすすめるには、プロテインがいい場合がある。規定量のプロテインを継続できるようになれば、メガビタミンを開始できる。

・女性は、気候変動による体調不良が多い。また、重度のタンパク質不足であることも多い。タンパク質不足になると、ATPが不足し、恒常性(ホメオスタシス)が保てなくなる。タンパク質不足は、メンタルを脆弱するような影響をも及ぼす(私ばかり怒られると思う。落ち込んで立ち直れない)。適切なコーディング(合成と分解)が行われなくなる。

3.タンパク質が欠けると、どうなる?

・慢性疾患の大きな原因は、食生活にある。「バランスの良い食事」が大切と言われる。一般的には「野菜中心で油分や塩分、添加物を控え、エネルギー構成比は、概ねタンパク質(13-20%), 脂質(20-30%), 炭水化物(50-60%)が目安, タンパク質は動物性と植物性の両方から摂る」ーこんな食事がヘルシーと言われる。→実は「糖質過多+タンパク不足」→良くない栄養状態が続くと(確率的親和力の低い)代謝酵素により、代謝異常が生じる→体調不良や慢性疾患を引き起こす。

・①最も必要な栄養素は炭水化物でないということ、②糖質過剰が慢性疾患の大きな原因であることが知られつつある。不確かな常識の「栄養のバランス」ではなく、「タンパク質とビタミン・ミネラルの絶対量を摂る」という考え方に変えられるかが、分かれ目。

・摂取したタンパク質は、数時間で代謝される。1日3回動物性タンパク質を摂ろう。目安は、1日に体重 x 1.5-2.0 g (最低量は、1日に体重x1.0 g)。食事で必要なタンパク質が摂れないならば、プロテイン 1日20g (60 cc) x 2回を始めるのもあり。

・タンパク質が満たされていくと、甘いものがほしい・白飯をお腹いっぱい食べたいという欲が減っていく。

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