読者を惹きつける本の紹介の仕方
バフェットコードさんの「本の紹介の仕方」がとてもためになる。
その本は、具体的に「誰の、どんな課題を解決するのか?」
❶なぜその本を、私が読まないといけないのか.
❷私は、その本を読んで、何を得られるのか.
上記2点を網羅して記載している書評/本紹介文は、確かにとても少ない。
上記Voicyで話されている内容は、納得の連続で、言語化せずにはいられなかった。「数字が読めると本当に儲かるんですか?」という本の紹介が例として挙げられている。
①こんな課題をあなたは抱えていませんか?
まずは自分事にしてもらうために、課題を取り上げる。『誰の、何を解決する本なのか』、最初に言う。会社の数字を読めるようになりたい、企業分析したいと思ってるあなた。簿記2級まで取得して、BS/PLの読み方,仕訳についても詳しくなったのに、自社の利益をどうしたら増えるか,商品の値上げすべきか,どの商品に力入れるべきかについては、さっぱりわからない。やっぱりさらに簿記1級、会計士の勉強しなきゃいけないのかなと、頭真っ白になった経験ありませんか。
→あ、私の事だ。と思ってもらう。
②どうして課題が解決しないままなのか?なぜ①の状態なのか?の解説
あなたが学ばないといけないのは、実は、財務会計でなくて管理会計なんだよ、あなたが知りたいと思っている、自社の利益をどうしたら増えるか,商品の値上げすべきか,どの商品に力入れるべきかについては、簿記の勉強である財務会計では学べないんだよ。
限界利益の考え方、めちゃ大事なのに、聞いたことないでしょ。あなたが勉強してるのは、財務会計なんです。会社経営の意思決定に影響及ぼすのは、管理会計なん。でもね、管理会計の本は、内容が白目剥くほどつまらないんです。
③解決策は?
この本では、こういう内容で、あなた自身の課題を解決していくんだよということを説明する。本書は、管理会計という言葉を使わずに、管理会計を説明した初めての本なんですよ。主人公が(あなたみたいに)こんなにドジで、でもこうして学んでいくんですよ。
④この本の良さは?(他の本との違い)
なんか巷の本て、やたらと主人公が物分かりよくないですか?この本の主人公は、あなたと同じようにものわかりわるいんですよ。1を言われて、1しかわからん主人公なんです。初学者がここで理解がつまづくという部分を、正直に聞いていくんですよ。そのプロセスがとてもわかりやすく書かれてます。初学者は、このプロセスを踏んで学んでいくという過程が書かれてます。ステップ踏んで、読者の課題解決の道筋を説明してあげてる。
本買うまでのステップを、順を追って、説明してあげてる。
上記のプロセスを踏めば、読者は以下のような思考回路をたどる。
「あ、私は管理会計て言葉知らなかった、限界利益なんて言葉も。財務会計だったんや、私が学んでたのは。私もこの本読んだら、主人公と同じものわかりの悪さやから、挫折せずに読めそうやな。自分の課題解決できそうやな。しかも面白そう。本、買ってみようかな。」
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