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明治の唱歌を合唱ソフトに唄って貰う108

17 花見(はなみ)の駒(こま)一段
撰譜:
 詞:近藤浜詠

(譜)
明治十六年(1883)保育唱歌 (清水たづ)
お茶の水女子大学アーカイヴより
(詞)
明治十年代(188x)幼稚園唱歌 (豊田芙雄[?])
お茶の水女子大学アーカイヴより
(書籍)
明治十九年(1886)幼稚園唱歌 (市川八十吉)
国立国会図書館アーカイヴより

タヅ 017 かすみたち。やなぎけぶりて。ひばりなき。すゞなはなさく。このときは。ただにすぐさじ。かひおける。かひのくろごま。ひきいでて。いそぎくらおけ。あさつゆを。ひづめにわけて。ゆくかたの。つづくこずえに。かをこめて。あはだつくもは。さくらばな。さきものこらす。

芙雄 88a かすみたち。やなぎけふりて。ひばりなき。すゝなはなさく。このときは。たゝにすくさし。かひおける。かひのくろこま。ひきいてゝ。いそきくらおけ。あさつゆを。ひつめにわけて。ゆくかたの。つゝくこずゑに。かをこめて。あはたつくもは。さくらはな。さきものこらす。

八十吉 097 かすみたち。やなきけふりて。雲雀(ひばり)なき。すずな花咲(はなさく)。此(この)ときは。只(ただ)にすぐさし。かひおける。かひの黒駒(くろこま)。ひきいでて。いそきくらおけ。朝(あさ)つゆを。ひつめにわけて。行方(ゆくかた)の。つつくこすゑに。かをこめて。あはたつくもは。さくらはな。さきものこらす。

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