明治の唱歌を合唱ｿﾌﾄに唄って貰う352
明治二十三年（１８９０）明治唱歌 第五集
12 山陵
高知市民図書館アーカイヴより
山陵
大和田建樹 作歌 上真行 作曲
一
花開(はなひら)きはなおつる
いく春風(はるかぜ)ぞ
かさぎ山雨(やまあめ)にしをれし
大御(おほみ)そでふきしもなれか
椎(しひ)さけびまつむせぶ
いくあきかぜぞ
おきの海(うみ)なみにやつれし
大御(おほみ)そでふきしも汝(なれ)か
二
天津日(あまつひ)を舩上山(ふなのへやま)に
てりかへす御(み)はたの光(ひかり)
北山(きたやま)のくものうへにと
ねがひしもあはれ五百年(いほとせ)
みよしのゝ高(たか)き御(み)いつを
あふぎ来(き)て花(はな)になきけん
ますらをもあつめてしのぶ
塔(たふ)の尾(を)のやま
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