明治の唱歌を合唱ｿﾌﾄに唄って貰う342
明治二十三年（１８９０）明治唱歌 第五集
2 若葉の陰
高知市民図書館アーカイヴより
若葉の陰
大和田建樹 作歌 (西洋曲)
一
友(とも)だちつどへていざけふは
わか葉(ば)の木(こ)かげに遊(あそ)ばまし
なれつる昔(むかし)のうたをともに
うたひていざ乀暮(くる)るまでも
恋(こひ)しやへだてぬ窓(まど)のうちに
まなびし月日(つきひ)ははや四年(よとせ)
二
読(よ)みつる草子(さうし)のしなさだめ
くづしてかたらんもろともに
桂(かつら)の花(はな)ちるかぜもうれし
のこれる桜(さくら)のえだもうれし
むかしのかたみのけふの円居(まとゐ)
たすけてうたふかうぐひすも
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