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明治の唱歌を合唱ソフトに唄って貰う520

四 近代教科書アーカイブ 發兌 大日本圖書株式會社
(M26.8.15印刷M26.8.18発行)
巻之四下
4-b22


絲竹月花(三部輪唱)
作曲 ヒルトン氏
作歌 小出粲

うたへ歌(うた)へやひとしくうたへ
いとあり竹(たけ)ありたがはぬしらべ
月(つき)あり花(はな)あり樂(たのし)めともに


絲竹月花
此曲は、三部輪唱にして、其教授法は、前に「うた」の曲に詳しく述べたるが如くなれば、
此には略す。

此歌は、春の夕の面白き狀なり。花は、盛にさき亂れ、月は、ほの乀゛と匂いそめて、云ふ
にいはれぬよき氣色ぢや。加之ならず、箏や笛も、此所にあれば、さあ乀うたゝへ、たれ
もみな、ひとしくおうたひなされ」と云ふ意なり。・「絲竹」は、管絃と云ふが如く、箏笛
などの樂器のことなり。

輪唱時の歌詞の重なりは、以下の通り

う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ

いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ

つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに

う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ

いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ
う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ

つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに
いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ
う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ

いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ
う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ
つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに

う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ
つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに
いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ

つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに
いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ
う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ

いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ
う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ
つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに

う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ
つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに
いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ

つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに
いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ
う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ

う  たへ|うたへや|ひとしく|うたへ
つ きあり|はなあり|たのしめ|ともに

いと あり|たけあり|たがわぬ|しらべ

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