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明治の唱歌を合唱ソフトに唄って貰う25

明治十四年(1881)小学唱歌集 初編
第二十五 薫りにしらるゝ


国立国会図書館アーカイヴより

 薫りにしらるゝ
一,
 かをりにしらるゝ。花(はな)さく御園(みその)。
 霞(かすみ)にかくるゝ。鳥(とり)なくはやし。
 君(きみ)が代(よ)いはひて。幾春(いくはる)までも。
 かをれや かをれや。うたへやうたへ。
二,
 つきかげてりそふ。野中(のなか)の清水(しみづ)。
 もみぢばにほへる。外山(とやま)のふもと。
 きみが代(よ)たえせず。いく秋(あき)までも。
 てらせや てらせや。にほへやにほへ。

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