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山“城”温泉に前泊して『蓮ノ空』の聖地巡礼をした話

久しぶりにnoteの記事を更新します。ここ最近は毎年やっていた今年の温泉10選すらめんどくさくなって書かないで放置した結果、1年以上ぶりのnote更新です。


『蓮ノ空』にハマった経緯について

本題に入る前に『蓮ノ空』こと「ラブライブ! 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」(以後、蓮ノ空と表記)にハマった経緯について触れて行こうと思います。

正直言うとラブライブ!というコンテンツ自体には少し苦手意識があったのですが、蓮ノ空については後述の理由により興味を抱いていました。

理由の一つ目は、キャラデザが私が大好きな作品であるたまゆらなどデザインを手がけた飯塚晴子さんであること。理由の二つ目は舞台が学生時代に何度も足を運んだ馴染みの深い北陸地方にある石川県金沢市であるということです。

これらの二点の理由から興味を抱いていたものの、現代のオタクコンテンツに適応できない化石のようなオタクである私にとって、蓮ノ空というコンテンツの触れ方についてわからないまま2023年は過ぎていきました。時は流れて2023年12月13日。ふとした私のつぶやきを元についに蓮ノ空のコンテンツを触れていくことになります。

2とつけていることからわかるように、物凄く軽いノリでつぶやいたのですが、この呟きに対してフォロワーから知らんオタクまで複数のオタクからこれ見て、蓮ノ空に触れて!!という感じの内容のリプライをいただきました。ここから蓮ノ空を触れていくことになります。

ちなみにリプライいただいて初めて触れた蓮ノ空のコンテンツは上記の動画です。私の蓮はここからなので、私が藤島慈という女に狂わされていくのは運命だったかもしれない。(蓮ノ空のことで一番好きなキャラクターは藤島慈です。)

この動画を見た後に、フォロワーからアンタはこの蓮ノ空の動画をみるべきよといった感じの脅迫DMをいただき、メインストーリーである活動記録を1話から見ていくことにより、ズブズブとコンテンツに引き込まれていきました。

その後、12月末に読んだLink!Like!ラブライブ!FIRST FAN BOOKに掲載されたHASU SHORT SHORTのショートストーリーと翌年の2024年1月に更新された活動記録15話のストーリーがあまりにも良すぎて、完全にこのコンテンツにドハマりしてしまったなあという感じです。


いざ、『蓮ノ空』の聖地巡礼へ

コンテンツにはまるとやりたくなる行為といえば、作品の舞台を巡る聖地巡礼です。私はnoteなどのアイコンにしている白築慕が主人公の務めるシノハユという作品の主な舞台である島根県松江市に何度も足を運んだ結果、リアル島根県民と勘違いされたぐらい聖地巡礼という行為が好きです。

さて蓮ノ空の舞台へ向かおうとしても、聖地は金沢市内を中心に点在しており一気に回るのは難しいと思ったので、作品のキービジュアルかつ大好きな活動記録15話にて登場する金沢市にある卯辰山公園見晴らし台へとりあえず行こうと考えました。

活動記録15話登場物件、卯辰山公園見晴らし台

他に回るとしたら、ついでに温泉むすめの山代八咫ちゃん(キャラデザがとても好み)のパネルが置いてあり、グッズ展開もされている加賀市の山代温泉へ行き、活動記録11話に登場するゆのくに天祥へ行けるなあと思いましたので、とりあえずこの二つを巡ろうとしました。

活動記録11話登場物件、ゆのくに天祥

聖地巡礼の実行時期は、せっかく卯辰山公園見晴らし台に行くなら、晴天の日が理想。しかし、蓮ノ空作中で触れられるように金沢市は「弁当忘れても傘忘れるな」という言い伝えがあるくらい晴天に恵まれず雨や雪の日が多く、特に冬はほとんど晴れません。金沢市の天気予報を見て、晴れそうな日かつ自分の予定が空く日をマッチングできなければ実行は困難です。

そんな中、天気予報を見ていたら、

金沢市の天気予報

時は来た。


2月17日と2月18日の土日がずっと晴れ予報です。行くならここしかないと思ってこのタイミングを狙って、聖地巡礼を実行することにしました。


どうして山“代”温泉ではなく山“城”温泉に!?

さて、いよいよ本題です。
聖地巡礼に向けて、京都府近郊の田舎町に住んでいる私にとってはゆのくに天祥のある加賀市の山代温泉に前泊して、北上して金沢市の卯辰山公園見晴らし台へ行くのが理想ですが、前泊したのは新東名を爆走してたどり着いた山梨県甲府市の山代温泉ならぬ山城温泉です。

どうみてもマンションにしか見えない甲府市小瀬にある山城温泉旅館

実は2月17日に普段、旅団を組んでいるフォロワーのオタクからその日に甲府らへんでゴルフをするので、ゴルフを終えたあと一緒に山城温泉旅館に泊まりませんかと誘われていました。私はこの土日は特にライブ現場もなく、用事もなかったので甲府市内で合流して一緒に泊まる約束をしました。

この山城温泉、自分が不在のときに他の旅団メンバーが行った際には無人でやっているのか怪しいがために逃げ帰ってしまったという謎の温泉でした。そんな山城温泉がいつの間にか最近、Tabistの宿となっており大手旅行サイトより予約ができるようになり気軽にこの温泉へ行けるようになりました。

そんなわけでリベンジを兼ねて、フォロワーと2人で山城温泉に乗り込みました。

フォロワーが社員寮と評した山城温泉旅館の客室

山城温泉に潜入し、客室に到着。山代温泉ゆのくに天祥の客室とは似てもつかないなんともあっさりとした客室です。布団は自分で用意して敷くスタイル。フォロワーは社員寮みたいと評しましたが、自分は高校時代の部活動での遠征時に宿泊した御殿場や四日市の合宿所や謎の宿を思い出しました。

気になっていた温泉はこれから向かう金沢市内によくあるようなモール泉で、なんだか薄いなあというのが印象でした……金沢でよく行く金城温泉に比べたら特徴にかける感じ。
この温泉の詳細レポは旧Twitter(現・X)にて泉質派同行オタクのフォロワーが行っていますので、気になる方は調べてみていただきたいと思います。


午前3時00分頃 山“城”温泉から山“代”温泉へ向けて出発

朝が覚めたら、金沢経由で山代温泉へ向かおうと決意。特に出発する時間は決めていませんでしたが朝の3時に目が覚めましたので、真っ暗の中3時に甲府市を出発してできるだけ有料道路を使わずに金沢経由で山代温泉へ向かうことに。

諏訪大社上社前宮を3時53分に通過
4時40分、山形村の片側交互の信号機にひっかかる

甲府市から夜明け前の国道20号線を爆走して、長野県内へ到着。長野県内に突入後も岡谷の諏訪湖畔にあるコンビニでトレイ休憩をはさみつつひたすら北西へ。長野県内に入ってから富士見町→茅野市→諏訪市→岡谷市→塩尻市→松本市→山形村→旧・波田町を経由して松本市から高山市へ向かう国道158号線に合流。岐阜県の飛騨エリア経由で北陸へ向かうルートにて金沢・山代温泉へ向かいました。長野県岐阜県の県境越え区間のある安房トンネルまでは高速道路を使わずにひたすら下道でした。

5時45分栃尾温泉到着。この時間に入れる温泉なんてない。
奥飛騨温泉郷からも旧・上宝村の中心部からも遠い上宝の道の駅で2度目のトイレ休憩

岐阜県内に突入して、夜明け前の朝5時台の奥飛騨温泉郷を通過。当初のプランでは奥飛騨温泉郷の温泉に入って、金沢・山代温泉へ向かう予定でした。
しかし、あまりにも早く目覚めてしまった結果、とんでもなく早い時間帯に奥飛騨温泉郷に到着。日帰り入浴できる施設は早くても8時から営業開始の平湯温泉の平湯の湯。8時まで待つのもしんどいので、たまたま温泉オタクかつリステオタクのフォロワーが山代温泉に来ていたために山代温泉で一緒にランチをしましょうというプランに変更。奥飛騨温泉郷での入浴は、なくなくスルーすることにしました。


午前6時30分頃 旧・神岡町

上宝の道の駅で休憩を終えて、北陸方面へ出発。東進して旧・神岡町(現・飛騨市)へ。時間に余裕があるので、早朝の神岡の町並みを散策しました。神岡についてようやく夜明けを迎えました。ここまで来ると金沢市のある北陸地方まであと少しです。

早朝の神岡の町並みその1
早朝の神岡の町並みその2

ずっと行きたかった神岡の中心部の町並み。夜が明けたばかりで快晴な青空は広がっていませんでしたが、曇った空の下の町並みは冬の飛騨の町並みを感じさせてこれはこれで良かったなあと感じました。

神岡は中心部の風景だけでなく、富山方面へ向かう国道41号線から見える神岡鉱業の鉱山風景も素晴らしかったです。走行中に見える風景ゆえに写真はありませんが。

午前7時50分頃 旧・細入村楡原

神岡の中心部を抜けて、名古屋と富山を結ぶ国道41号線に合流して北進。7時30分ごろに県境を越えて岐阜県から富山県へ。ようやく北陸地方に突入です。富山県突入後、最初のエリアである旧・細入村(現・富山市)の楡原駅でトイレ休憩をしつつ山代温泉のランチ予約を済ませました。予約したランチプランは山代八咫ちゃんのコースターがついてくるもので、当日予約ができて助かりました。

国道41号線の旧道を通り旧・細入村の中心部楡原へ 冬の北陸と思えない快晴が広がる
楡原駅 旧・細入村の中心部はこちらの駅だが同じ村内にある猪谷駅に比べればマイナーな駅
旧・細入村役場 楡原駅のすぐ近くにある

休憩しつつ鉄オタと役オタを行い、いざ最初の目的地へ。余談ですが日野下花帆役の楡井希実さんの名前を見て、“楡”という文字を楡原以外で使うことってあるんだ……と思いました。

午前9時10分頃 金沢市・卯辰山公園見晴らし台

楡原を出発して、人の営みを感じさせる旧・大沢野町(現・富山市、今思えばめちゃくちゃ大沢瑠璃乃みたいな名前の地名だ)を抜けて富山ICへ。富山IC手前のガソリンスタンドで給油。富山ICから高速に乗って北陸道を使い、一気に金沢市内へ向かいました。

北陸道・高岡PA 冠雪した山が北陸道走行中にキレイに見えた。

富山ICから金沢森本ICまで高速ワープしていよいよ蓮ノ空聖地のある卯辰山公園見晴らし台へ。金沢森本ICを降りてからは無料の金沢外環状道路を少し走行して東長江ICへ。東長江ICを降りてからは大都会金沢を微塵も感じさせないルートをひたすら進んでいきます。


甲府市の山城温泉から約6時間。ようやく聖地である金沢市卯辰山公園見晴らし台到着。


所要時間は長かったですが、甲府から金沢までの道中は走りなれた区間がほとんどかつ走行した時間も主に深夜早朝だったためにしんどさはほとんどありませんでした。夕時の夕日が沈む前ぐらいの時間帯に着くのが理想でしたが、朝の晴れた時間帯の風景もこれはこれでとてもキレイで良かったです。

ベンチも映り込むように撮影したかったですが、ベンチにはオタクくん3人組が居座っていたので撮影できませんでした……今度は夕時を狙ってベンチを含めた撮影を行いところ。

午前10時30分頃 加賀市・山代温泉ゆのくに天祥

卯辰山公園見晴らし台を後にして、今回の行程の最終目的地である山代温泉ゆのくに天祥へ。北陸道を利用せずに無料の道路のみを利用して向かいましたが、金沢の市街地を走ることもなくびっくりするぐらいにシンプルなルートで向かうことができました。
山を下り、金沢外環状道路山側環状に合流して、そのまままっすぐ進んで小松市内の国道8号線のバイパスに合流。そこから山代温泉へ向かう道への分岐を左折してまっすぐ進めばゆのくに天祥が見えてくるというルートです。道中には花咲くいろはを見ていたオタクは反応せざるを得ない四十万地区がありました。初めて走る道路でしたが、なんだか懐かしい気持ちになりましたね。

ラスボスは四十万スイ

大きな渋滞に巻き込まれることもなく、山代温泉の温泉街のあるエリアへ突入して観光客用の駐車場に車を停車。

真後ろにゆのくに天祥が出現!!!


到着即カット合わせ。アングルはかなり適当です。日帰り入浴の時間もまだだったので、外観を撮影したのみ。この時間帯には優雅にゆのくに天祥をチェックアウトをする宿泊客が見受けられて、合宿所みたいな山城温泉をチェックアウトして朝っぱらから6時間~7時間も車を走行してジャージ姿でクソデカ旅館を撮影する気持ち悪いオタクである私との“格差”をまじまじと見せられて、聖地にたどり着いた感動と惨めさとの二重の意味で泣きました。

誰か一緒にゆのくに天祥に泊まらせてください。私もクソデカ旅館で優雅に過ごす側になりたいです。

無事に山城温泉から山代温泉にたどり着き、今回の蓮ノ空聖地巡礼はおしまい。その後、フォロワーさんと合流してランチタイム。ランチ後は福井県の芦原温泉へフォロワーとともに向かって温泉むすめのオタクになっていました。

ランチタイムにていただいたブラックカレー
石川県山代温泉の温泉むすめ、山代八咫ちゃんのグッズ。かわいいね。
福井県芦原温泉の温泉むすめ、芦原小梅ちゃん。かわいいね。声も萌えです。


芦原温泉でフォロワーと解散後は北陸道を再び爆走し、滋賀県にある蒲生野の湯へ。滋賀県内では数少ない本格的な温泉のある日帰り入浴施設でさっと入浴したあとはまっすぐ自宅に向かい、夕方ごろには帰宅することができました。


今回の記事はここまで。今回は車を使った聖地巡礼のため、郊外の聖地のみをピンポイントに行くことになりましたが、近日中に18きっぷを使って金沢を訪れる予定がありますので、そのときには市街地の聖地もまわりたいなと思います。
























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