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風景画には「雲」がポイント

先日、静岡市に研修で出かけた帰り、
静岡市美術館で開催されている企画展「ランス美術館コレクション」
「風景画のはじまり コローから印象派へ」を鑑賞した。
「コロー、クールベ、ブーダン、モネ、ルノワール・・
百花繚乱の時代」そう書かれたチラシを片手に、
世界を代表する風景画を楽しんだ。
もちろん、どれもが素晴らしい作品なのだが、ふと気付くと、
雲ひとつない青空は、描かれていなかった。
風景画って、美しいだけでは画家の気持ちは何も伝わらず、
空に浮かぶ、いろいろな色や形をした雲を通して、
作者の気持ちを表現しているように私は感じた。
それぞれの雲がなければ、絵全体のバランスも悪いし、
作品自体に重みが感じられない。
毎日、柿田川の風景を撮影していても同じことを思う。
SNSなどの投稿は、雲ひとつない青空をバックにした
柿田川の風景が多くの人には喜ばれるが、
実は雲があった方が楽しいんだよなぁ、風景写真も。
「風景画には「雲」がポイントだよなぁ。

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