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今こそ「奴雁(どがん)」役が必要では・・

以前にも、何度か紹介した「奴雁の哲学」・「奴雁の精神」。
繰り返しになるが、今こそ「奴雁(どがん)」役が必要では・・、
そう感じたので、記録として残しておきたい。
「奴雁の哲学」・「奴雁の精神」
「群れを成す雁、野にありて、餌を啄ばむ時、
そのうちに必ず1羽は、首を挙げて四方の様子を窺い、
不意の難に番をするものあり。これを『奴雁』という。」
(雁が夜、沙渚中に宿するには、千百の鳥が群れを成し、
大なる者は中に居り、小なる者は外を囲んで雁奴(奴雁)となり、
動静を察し、狐・人などの来り捕へるといふ)
「奴雁」とは、その雁の群れが5羽であれ50羽であれ、
たった1羽しかいないらしい。
何をする役割かというと、みんなが羽を休めて、
餌をついばんでいる時でさえ、その1羽だけは天高く首を伸ばして、
辺りを伺って、もしそこに危険が来たら大きな声を出して
その集団を導いていく1羽のこと。
日本国民全体が、コロナ禍にも関わらず、溜まったストレスを
東京オリ・パラの観戦で発散し、予想以上に大騒ぎする事で
感染拡大が急激に拡がりをみせることも考えられる。
期間中に、異常気象に端を発した自然災害や、
予想外の大きな事故だってありえる。
だからこそ、全体の流れを俯瞰して、冷静に判断できる人が欲しい。
みんなが同じ方向を向いているのが、一番危険なのだから。
でも、こんな役、進んでやりたがる人がいないかもなぁ。

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