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虫の音を聴く会

10月に入っても、またまだ日差しは強いけれど、
やはり、季節はゆっくりと移り変わっていきながら、
夕方にでもなれば、すっかり「秋の音」というべき、
虫の鳴き声が、どこからともなく聴こえてくる。
コロナ禍だからというわけではないけれど、これからは小さなイベント、
それも季節感を感じられるものが好まれるのではないか、と思う。
そこで最近思いついたイベントは、
「コオロギ、スズムシ、マツムシ、カンタンなどが庭園内に響き渡ります」を
サブタイトルとした(柿田川で)「虫の音を聴く会」の開催。
主催者も何も準備をしない、ただ、秋の虫の音に耳を澄ませるイベント、
それはそれは静かな、そして季節を感じられるイベントとして、
じっくり育てていきたいな、と思う。
実は、この「虫の音を聴く会」。
何を隠そう、数年前から、私はひとりで楽しんでいる。(汗)
虫の鳴き声で、虫の種類が言い当てられるほど詳しくないけれど、
あの夏の真っ盛り、セミの大合唱を聴き続けたからこそ、
「ひぐらし」の「カナカナ」の鳴き声を耳らした頃から、秋を意識し、
だんだん変わっていく、柿田川(音の風景)を楽しんできた。
これからしばらくは、秋の虫の音を楽しみ、
そのあとは、紅葉、アユの遡上・産卵、毛嵐・・へと、
視覚・触覚で季節を感じるようになっていく。
定点観測をしているからこその楽しみって、
こういうことなんだよなぁ。


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