2024.9.23〜29


23日月曜日
祝日。子供を連れて公園を散歩。
涼しくなってきて、とても気持ちがいい。
歩いていると、子連れのおとーちゃんがベンチで氷結ロング缶を並べてチータラ食っていた。なんて最高なんだ。ビールじゃないあたりが、ポップでいい。アルコール度数はおんなじなのに、この差は何か。
夜は家事をしながら音楽を聴く。涼しくなってくると、クラシックが聴きたくなる。
オーケストラは重たいので、ピアノを、ということで、シフのベートーヴェンソナタ集。
ひとまずは1番と2番。

ベートーヴェンらしさが端的にあらわれた1番、冗談混じりのなかに深刻さや憧れが詰まった2番。
と言う感想。初期のシンプルな作品が今の僕には嬉しい。
学生の頃高くて手が出なかった(そもそもベートーヴェンのピアノソナタなんて、ろくに知らなかった)けど、サブスクて楽しめるようになってユーザーとしてはとてもありがたい。

24日火曜日
シフのベートーヴェンを聴きすすめる。
車で聴くと、ノイズにさらされることで思った以上に印象が変わってしまうことに気づく。オーケストラと違って、ピアノソロはその録音のもつ、楽器と音響空間の関係性が情報としてかなり大事なのだなと。
もちろんオーケストラとかでも聴く環境で違うんだけども。

25日水曜日
引き続きシフのベートーヴェンチクルス。ピアノソナタ8番悲愴まできた。自分の脳内でずいぶんたっぷりゆったりこってり再生されてしまう2楽章。
やや抑制気味に、歩みに少しの躊躇や憂を纏わせながらベートーヴェンの魂の輪郭みたいなものを少しずつ浮き彫りにしていく。うーむ見事。

26日木曜日
寝室にスマホを持ち込むのをやめてみた朝。
イイ感じ。
目覚まし時計の問題だけ。どうせ起床時間より早めに目が覚める。ジジイになってきたわけだが、相変わらず二度寝が天敵。

27日金曜日
午後は子供の医者の名のもと、おやすみ。医者はすぐ済んだので、買い出しに出たりなど有意義に過ごす。
松仙堂の空蝉がなかなかに美味。店はすごいところにあった。場所もだし、店舗そのものも、農家の広い玄関にショーケースを置いただけと言っても良い。が、その変な商売っ気のなさがとても清々しくていい。お店のおばちゃまもとても朗らかでいいお店だった。リピートしよう。

28日土曜日
寝坊とお昼寝両方ができてしまった稀有な一日。意図せず夜更かしをして熱風を読む。まだ6月号。楽器特集の後の無言館の話は読み応え抜群だった。

29日日曜日
油断と隙を見透かされたコメントは辛いが、それすら見透かされた励ましはなかなかに惨めでもある。何にでも全力投球できない不器用さに、意欲と魂を抜かれる日々。自分というキャパシティの限界な中であと30年はもがく必要がありそうなので、さっさと余計な自意識を捨ててしまいたい。

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