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我が家は両親が要介護認定者

母は数年前より「要介護5」、そして今回父が「要介護4」となった。母の時は全てを父に任せっきりだったので、全ての手続などは理解していない。だから今回父の動きに伴う諸々の手続きが、個人的には全てに於いての初体験。なかなか複雑でもある。

僕の妻は「結婚した頃から義母は健康であったことがない」と言うほど、自宅に居ても、車椅子生活だったり寝たきりに近い状態だったり。それが十数年続いているってことになる。現在は僕のことも分かっているのか分かっていないのかさえ分からない。調子の良い時には反応するのだけど、それも5回病室を訪れて1度程度。なんとも。

要介護認定受けると具体的にどうなるの?って部分が、他の介護認定のクラスとの違いも含めて分からないのだけど、たぶん使えるポイントが異なる。

まず、収入によって支払いの割合が異なる。父は年金しか受けてないので、支払いは「1割負担」(この判断は年収額によって異なります。)。つまり自宅で介護関連のサービスについても1割で良い。それは補助器具の様な設置型のものから、車椅子や歩行器まで全て1割。だいたい2000円前後のものが多いので、父が支払うのは200円/1品程度。残りの9割は市が支払うというのだから、高齢者だらけの八王子市も財源が苦しくなるのでは?

会社などの企業の少ない地域では、税金収入が大きく異なるので、こうした部分からのサービス格差は大きくなるだろうと思う。物凄く凝縮された日本の抱える課題を見せつけられた気がする。日本の将来大丈夫か?

で、要介護のクラス違いは、使えるポイントの数だと思う。父の場合、その単位は30,806ポイント/月。

それぞれ使うサービスの単価単位は決まっていて、車椅子だと600ポイントとか、訪問介護(在宅ケア)だと433ポイントとか。これがどこで決まっている数値なのかは知らないけど、たぶん決まったモノなのだろう。それに、用具レンタルはポイント数×10が値段。訪問介護(在宅ケア)に関してはポイント数×11.05が値段となってる。この係数もよく分からないけど決まっているものらしい。

例えば、レンタル用具の総単位数が2116だとすれば、ここに10をかけた値段、つまり21,160円が月々の利用金額となる。ただし、先に書いたように父の場合は1割負担なので、2,116円が実際の支払い金額となる。残りの9割19,044円が市の支払い。

それで、訪問サービスなどの全てを利用した単位を合計すると、今回は6384となった。これでも2/3以上のポイントが余る。これマックスに利用すると、支払いも増えるけど、行政の抱える負担もヤバイね。だって1家族ではなく1人だよ。ウチの場合は両親共になので…。ねぇ。

ちなみにポイントを外れた(溢れた)金額は全額負担となります。ケアマネージャーが見積書的な「来月の利用予定表」みたいなの(画像)を作成してくるので、それを見ながら計画的に利用するのが大切です。

頂いたお金は両親の病院へ通う交通費などに活用させて頂いております。感謝いたします。