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親の介護は突然やってくる(要介護4の父と要介護5の母)

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突然訪れた親の介護。いつか「やっと終わりました!」って投稿が出来るまで。
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#葬儀

僕の日常に親がいなくなった話

父親の死後、淡々と業務的な手続きが進んでいく。急かされるままに葬儀や49日、年金の手続きやケータイの解約。さまざまに生きていた証みたいなものをひとつひとつ「死」というインクで塗りつぶしていく感覚。あまり心地よいものでもないけれど、特に忌み嫌う感じでもない。 自分の日常生活の中で「あ、父は死んだのだ」と思う瞬間は少なく、父を思い浮かべたとしても「死」が共存している感じもない。実家を離れて生活していく中で、いつのまにか父は「遠くに存在しているもの」として認識していて、それは亡く

友との別れ

9月末に亡くなった友人の小さな小さなお別れ会。亡くなった友人の彼氏を含めた3人で食事してきました。 友人は膵臓がんだったとのこと。 うーん。親父のことよりも悲しさは大きいことに驚いたりもしている。今はスマホがあるから気軽に記録残せるけれど、友人の声を久々に聞いて涙出ちゃった。 まだまだ未来しかない、仕事もこれからという時に。 亡くなって眠る姿が笑顔だった。その笑顔が僕の記憶の中の友人のままだったから安心してお別れしてきました。 これからこういう別れは増えるのかな。

49日を終えて、納骨

姉の家で過ごしていた父の遺骨も49日と共に納骨となり、ようやく納まるところに落ち着いたのかなと。僕らのドタバタも一息着く様な気がした。 父の位牌をどうするか問題がここで立ち上がる。位牌を預かることの重さを姉も僕も感じていて、出来るならばお世話になっていたお寺に納めたい。それが僕らの希望。 祖父母の位牌は叔父、叔母に確認することにする。実家は空き家状態になるので、手入れ出来ない仏壇に納めたままでは申し訳ない。ただ、自分の両親に関しては自分たちの家に納めるべきでは?とも思うけ

親が余命宣告されたらやっておくと良いと思ったこと

父親が入院したのは76歳の時。 僕はその時42歳になったところ。仕事はそこそこ忙しい。「その時」と書いたのは既に過去の出来事だから。既に父は他界しました。 働き盛りの人の親が入院するとどんな事が待っているのか。そして僕自身が後悔した事など、まとめておきたいと思ってコレを書いてます。 この時には父は定年退職し、時間は自由な生活を送っていました。 母は脳の病気が重なり、介護を受けながら身体のリハビリと治療を受けられる病院へ既に入院していました。ここへのお見舞いが父の日課。 そん