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有料生配信ライブをいくつか見てきて思った事のお話


昨日のガガガSPさんのツイートを見て知ったのですが「サブスクLIVE」と言う月額定額制によるライブ配信見放題サイトが7月に出来たんですね!!

今やサブスクと言えば

音楽(Amazon music、Apple Music、LINE MUSIC、Spotify など)
映像作品(Prime Video、Netflix、hulu、dアニメストア など)
書籍(Kindle Unlimited、dマガジン、楽天マガジン 、コミックシーモア など)

色々なジャンルで導入されてて当たり前のように使っている人も多いと思います(僕も↑であげた3ジャンル全てお世話になっています)
それがまさか、ライブ生配信で導入されるとは!!
(ライブだけでなく、中には朗読劇の配信もありました)

どういったアーティストのライブを見られるかは「サブスクLIVE」を見てもらえば分かると思うので気になった方はリンクをクリック…♪
(僕はガガガのライブ見たいので、まずは8月登録します)

…と、本題はサブスクLIVEではなく有料の生配信ライブに関してです。

コロナの自粛があってライブが出来なくなって…その流れで、無観客による有料生配信ライブと言うのが実に増えました。

有料生配信ライブがたっくさーん!!!

話題になったサザンオールスターズのような存在からアマチュアの方まで様々な方が無観客の有料生配信ライブをやっていますが…お知り合いの方の話を聞くとそのクオリティは、天と地ほどに差があるみたいです。
サザンの生配信ライブのクオリティは別格としても「それでお金取るの?」と言うものも結構あると。
(ここで挙げるクオリティとは、アーティスト自体のパフォーマンスではなく映像や音声など含めた配信クオリティ)

僕はこれまでに3つの有料生配信をライブを見ました(2つはワンマン、後の2つは対バン形式)。
料金はどれも2500円前後と基本同じですが、そのクオリティに関して言うと…天と地、とは言わないまでも大きく差はありました。

MOROHA自主企画「私語厳禁」
圧倒的に良かったのを挙げるならMOROHAのライブです。
(こちら無観客ではなく少数ですがお客さんも入れていました)
映像も音も申し分なかったです。映像に関して言うとカメラ台数は結構な数あった上で、それぞれが良い感じに役割を果たしていてそれらをスイッチャーが曲に合わせて良い感じに切り替えていて…MOROHAの1ファンとして、見てて自然にライブの世界に入り込めました。
「カメラ多く用意して、それらをとりあえず切り替えて入ればオシャレになるだろう」みたいなものも 中には見かけたりしますが、そういったものとは全く違う素晴らしい映像になっていました。
個人的には、MCのアフロさんの超絶アップが多かったのが良かったです!

後の2つに関しては…詳細は出さずに、特に気になった点だけ書きたいなと思います。

ライブAの場合

①カメラの設定画面が乗っていた

画像1

シャッタースピードとかアイリスとかフォーカスとか…↑のようにカメラモニターに表示されている画面が何故か配信映像にも乗ってたんですよね。しかもカメラ2台のうちの1台にだけ。本来はカメラ設定をいじって乗らないようにするものなんですが…
あれは間違えて乗せてしまったのか、実はあえてそうしていたのか…謎です、謎です

ライブBの場合

①ライブパートに比べてMCパートの音量が小さすぎる
余りにも小さいので確認したら、約25dBの差がありました。
「25dBってどのくらいの差?」と思った方もいると思うので…ちょっと25dB差が分かる簡単な動画を作ってみました。

0dB→-25dB→0dBとなっています。
はい…聴いて頂ければ分かると思いますが、相当差があります。これだと

ライブパートを良い感じの音量にする→MCパートが小さい😭
MCパートを良い感じの音量にする→ライブパートが大きい😭

となります。
ライブパートとMCパートはどうしても音量差出てしまうものですが…さすがにこれだけ差があると見ている側でちょくちょく調整しなければいけないので、ここは配信の段階で調整して欲しいものです。

②インターレース解除されてない
インターレース解除(Wikipedia)
↑のリンク内にある画像を見ていただけると分かりますが、映像に横線(走査線)が入って乱れた感じになっています。これ、動きが大きければ大きいほど走査線が目立つようになります。
見ていたライブ映像では、そこまで大きく走査線出てはいませんでしたが、それでも…基本は配信の際に設定で解除できるので、特に有料で配信するものならしっかり解除してほしいなと思いました。

と、色々とダメ出ししてみましたが…このダメ出しは、自分自身へも言い聞かせている部分も大きいです。反面教師……!!

出来る範囲内だとしても、より良いものを

見ていただける方の中には「配信してくれるだけでありがたい」と言う方もいますが…たずさわっている者としてはライブにしても番組にしても、少しでも良いものを。もちろん機材の関係もあるけど、ある中で少しでも良いものをお届けしたいと強く思っています。
僕の実経験や見てきた経験で言うと「映像がひどい」「音声がひどい」と言ったのは、機材云々よりも配信する側のスキル不足やヒューマンエラーが大きいです(↑で挙げた気になった点も、全て防ごうと思えば防げる)
…特に有料というのは時間だけでなくお金まで費やして頂いている訳だし、配信する側はその重みを感じながら臨むべき、と思います。

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