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後立山連峰縦走 記録 2019/7/31~8/3 山行編

2019/7/31~8/3の3泊4日にて後立山連峰縦走を行いました。7/31栂池高原~白馬頂上宿舎・8/1白馬頂上宿舎~五竜山荘・8/2五竜山荘~冷池山荘・8/3冷池山荘~扇沢とうルートになっております。山行編に関してはルートやコースタイム、危険ポイント、絶景ポイント、山小屋情報(混雑状況・販売物・トイレ・水場・ゴミなど)をお知らせします。その他の情報として別ノートにも準備物編(道具や登山口までの移動方法)や歴史地形編などもアップする予定にしています。

■ルート・コースタイム・荷物について

総評としては非常に充実した3泊4日であった。天候は曇り時々晴れと恵まれていました。特にこの後立山連峰縦走コースは不帰嶮や八峰キレットなどを通る危険個所も多数ございます。雨によって岩場が滑る状態であると尚更危険になります。その点で言うと岩場が滑りやすいということもなく、しっかり両手両足の4点を使えば滑落の危険はほとんどないでしょう。また、今回栂池高原から扇沢に向かうルートを選んだのは逆コースに比べこちらのルートの方が安全だからです。逆コースであると特に不帰嶮は下りが危険だと思いますので、ご注意下さい。コースの確認は携帯アプリYAMAPを使用しました。山小屋周辺では電波も入っていましたが(docomoおそらくauやsoftbankも大丈夫だと思います。)、事前に地図はダウンロードしておきましょう。コースタイムはYAMAPで1.2くらいです。テント泊ということもあり荷物は16㎏程ありました。男女1名ずつで登りましたが、テント泊で男性ならコースタイム1.0、女性なら1.3くらい感覚だと思います。

■7/31栂池高原~白馬頂上宿舎

7:20栂池高原スタート(ロープウェイを2回乗ります。) 8:05栂池山荘 9:50天狗原(綺麗な湿原が広がっており、多数観光客がいます。)11:00乗鞍岳 11:50大池山荘(50分間お昼ご飯にしました。) 13:31船越の頭 14:35小蓮華山 16:30白馬岳山頂(真っ白で何も見えず) 17:20頂上宿舎(白馬岳と頂上宿舎の間で4羽の雷鳥がいました!)
このコースは1日目ということもあり、坂が続きます。しかし、花は非常に綺麗であったり、雷鳥が全6羽も見れたり、白馬大池には山椒魚がいたりと非常に楽しめるコースでした。
ロープウェイ後の距離:約12キロ 標高差1,700m コースタイム9時間30分

頂上宿舎
頂上宿舎ともう少し白馬岳側に白馬山荘もございます。非常に綺麗で食べ物関係も充実しておりました。テント泊をしましたが、飲み水も無料で汲むことができました。ベットでコーラや水、お酒関係などの販売も充実しております。夜ご飯は頂上宿舎で食べましたが、バイキング形式で品数も10品くらいあったかと思います。おなか一杯になります。テント場も頂上宿舎のすぐそばにあり、トイレなども近くにございます。この日は平日だったこともあり、テント場は空いていました。

■8/1白馬頂上宿舎~五竜山荘

5:10頂上宿舎出発(朝は冷え込みます。ダウンまでは使いませんでした。) 7:00白馬鑓ヶ岳(杓子岳は短縮コースを通り山頂へは行かず) 7:40天狗山荘(ここから1時間くらいしたところから崖がきます) 11:30不帰嶮(キレットが終わりお昼にしましたが、終わったときにはへとへとになっていました。) 12:50唐松岳 13:20唐松山荘(山荘から五竜岳の間も危険個所が沢山ありました。私は八峰キレットよりもこの五竜岳の方が危険だと感じました。) 16:40五竜岳山荘 
2日目は杓子岳、白馬鑓ヶ岳、不帰嶮、唐松岳など多くの山々を超えますので、激しいアップダウンがあります。しかし、その分稜線も楽しめますので、絶景です。天狗山荘まではヘルメットは必要ありません。天狗山荘を過ぎて1時間後くらいからヘルメットを被りました。その後は五竜山荘までずっとヘルメットが必要になります。一番危険を感じたのはこの2日目だったと思います。また、このコースが終わるころには崖を沢山登っているのでへとへとになりますが、その分達成感も良かったです。
天の川も見れたり、ブロッケンなども見ることができ大満足した1日だった。
距離:約12キロ コースタイム:11時間30分

天狗山荘
天狗山荘は改修中で宿泊はやっていませんでしたが、昼間の営業はしていました。水や少しの食べ物は売っていました。

唐松山荘
唐松岳からは登山客が多くなります。そのため唐松山荘も人が非常に多かったです。宿泊などは予約をしておかねければ予約は取れないと思います。唐松山荘でも水やコーラ、お酒、グッズなど販売が充実していましたが、無料で水は汲めなかったと思います。

五竜山荘
非常に良い夕日が見れました。この日の夜ご飯は自分たちで作りました。水も2L 200円だったと思います。テント場も木曜日でしたので、予約なしに使えました。水以外にも飲み物やグッズは充実していました。テント場と小屋も直ぐそばにあります。

■8/2五竜山荘~冷池山荘

5:00五竜山荘(この日も曇りで日の出は見えず) 6:00五竜岳(山荘から五竜岳も結構危険なルートです。) 9:50キレット小屋(1時間ほど休憩にしました) 12:00鹿島槍ヶ岳北峰(キレット小屋から鹿島槍ヶ岳はずっと坂が続きます。) 13:00鹿島槍ヶ岳南峰 15:10冷池山荘
3日目の危険個所は五竜岳付近です。その他は危険にあまり感じることがなかった。一番の印象としては鹿島槍ヶ岳の壮大さです。鹿島槍ヶ岳は北峰と南峰があります。どちらも標高が2,800m以上あり二峰の間は絶景でした。子ずれの雷鳥も見れ、この日だけで10羽近くの雷鳥を見ることができた。
距離:約9km コースタイム10時間

キレット小屋 
キレット小屋はよく写真で見る通り山と山の間にあります。非常にすごい箇所にあるなという印象です。写真映えする為、撮っておきましょう。宿泊情報としては金曜日だったこともあり、この日より満室と仰っていました。テント泊はできません。ここでも水やコーラ、お酒など販売をしております。 

冷池山荘
この日は夜雨が降るという情報がありましたので、宿泊することにしました。布団2つに対して3人寝るような状態でした。冷池山荘は水も安く買えましたし、グッズも他の小屋より多かったです。その分宿泊客も多いです。この山荘の注意点はテント場と山荘までの距離が遠いことです。歩いて5分くらいありますので、夜のトイレなどは一苦労です。

■8/3冷池山荘~扇沢

5:40冷池山荘 6:40爺ヶ岳中峰(景色は最高でした。雲海が見えました) 7:25爺ヶ岳南峰(こちらも景色が良く、鹿島槍ヶ岳、立山、劔岳、槍ヶ岳まで見えました。) 11:00扇沢
最終日は雨が夜中に降りましたが、天候は非常に良かった。爺ヶ岳からは様々な山々が見えるため、こちらからの景色も絶景である。また、坂も少なく非常に簡単なコースであった。土曜日だったので、爺ヶ岳は登山者が非常に多かった。また、扇沢も黒部ダムの観光客で非常に多い。
距離:9キロ コースタイム:5時間20分



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