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No.11 〜蒼空に舞う白球と情熱の深紅〜

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【あらすじ】 何でも人並み以上の成果を出すが、飛び抜けた一つがない克己。 勉強もスポーツも類い稀なる才能の持ち主の優希也。 負けず嫌いで熱くなりやすい里奈。 3人は小学生のときの…
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#野球

第24話 背番号発表

「おい、てめぇら!しっかり(プレー)しやがれぇ!!」 「へいへい、しっかりなぁー」 屋敷と…

第23話 不協和音は掻き鳴らしまくると、意外にまとまるという不思議

〜練習後の部室にて〜 「やってらんねぇよ、ッントによぉ!!」 「なぁー」 不機嫌全開な屋…

第22話 例えやる気があっても結果は必ず良い方に転ぶわけではない

ゴールデンウィーク 鶴崎高校はグランドの質や広さがしっかりしている。 それは地区大会の公…

第19話 一年生の力②

帽子を取って一礼してからバッティングゲージに入る克己 ゲージの後ろから克己の様子を伺う牧…

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第18話 一年生の力

高木と三浦が並んで練習を見ている。 普段は三浦がグランドに入り、選手から近い位置にいて必…

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第17話 高木監督

火曜日 新入生を含めた全体練習一日目 その少し前… 教員室の横の接客室 そこに遠藤と田代…

第15話 中学最後の試合

スッ… 力感なく足をがあがる。 あげた足を少し降ろしながら並進運動がはじまる。 小さいテイクバックから回旋動作を経て左足が地面に着地し、自然とトップが作られてから右腕をムチのようにしならせてボールをリリースする。 手から放たれた(リリースされた)ボールは塁間を越えたくらいの位置(約40m)の距離を自身の顔の高さより地面側に沈むことなく牧のグローブまで糸を引くように一直線に飛んでいき、牧が構えたグローブに収まる。 バシーーーッ!!! ➖➖ウエイト室➖➖ 「「………」」

第14話 ヘッドコーチ三浦

「どうだ?お前から見て」 「そうだなぁ、良いヤツとそうでないヤツの差が歴然としてるって印…

第13話

「まずはウォーミングアップからだ!」 キャプテン遠藤の声が響きわたる。 「だが、今日は本…

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第12話

「ようこそ我が野球部へ!」 部室の前に半円を描くように並ぶ新入生たちのど真ん中に向かい合…

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第11.5話

〜入部初日の放課後〜 「いよいよだな!」 「だね。」 「無理だけはすんなよ?」 「ははは。…

第11話

〜潮見スキッパーズ〜 翌日から克己が野球部に入部するということで、決起会と称して3人は揃…

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第10話

〜練習見学後の帰路〜 「あんま大きい声じゃ言えねぇけど、ここんとこずっと1勝がやっとのチ…

第4話

潮見スキッパーズ(SkipperS') 潮鶴川沿いに4月1日にOpenしたばかりのハンバーガー屋 店の入り口は奥まったところにあるため、気をつけなければ素通りしてしまうような立地だが、お洒落な店内の雰囲気と窓側の席から見える潮鶴川はとても幻想的で、いつも見てる潮鶴川と違った装いに見える。 「「「いらっしゃいませー!!」」」 店内にスタッフらの声が響き渡る 「3名様でよろしいでしょうか?」 カウンター越しから無精髭を生やした少し強面の男性に尋ねられ少し慄いたが咄嗟に頷